天馬 インドネシアに第2工場建設 車向けプラ成形

天馬 インドネシアに第2工場建設  車向けプラ成形

プラスチック総合成形メーカーの天馬(東京都北区)は10月15日、インドネシアでの自動車事業を強化するため、同国カラワン県のスルヤチプタ工業団地に現地法人「テンマ・インドネシア」の第2工場を建設すると発表した。日系自動車メーカーの進出が見込まれる同地域で受注を拡大するのが狙い。投資額は約17億円。2016年7月稼働の予定。
新工場の敷地面積は5万1000平方㍍、建屋面積2万7000平方㍍。自動車向けのプラスチック大型射出成形や塗装、組み立てを行う。

明電舎 シンガポールで水処理膜の新工場稼働開始

明電舎 シンガポールで水処理膜の新工場稼働開始

明電舎は10月15日、現地法人、明電シンガポール内にセラミック平膜のユニット組み立て工場を建設、10月から稼働開始すると発表した。また、明電シンガポールを東南アジア・中東地域における水・環境事業のリージョナルヘッドクオーターと位置付け、生産・アフターサービス体制を構築するとともに、研究開発センターを設立したことを明らかにした。
明電グループは今回のセラミック平膜ユニット組み立て工場と研究開発センターの開所を通じて、シンガポール政府が取り組む「グローバル・ハイドロ・ハブ構想」の実現に貢献するとともに、この成果を東南アジアや中東地域へのセラミック平膜の拡販に活かしていく。

不動産のマリモ 比オフィス大手フォルティスと提携

不動産のマリモ 比オフィス大手フォルティスと提携

不動産事業を手掛けるマリモ(広島市西区)は10月15日、フィリピン法人「マリモ・リアルエステート・フィリピン」がインドネシアのサービス大手フォルティスと業務提携したと発表した。マリモが同種の事業を手掛けるのは台湾、フィリピンに次いで3カ国目・地域目となる。
フォルティスは現在、ジャカルタ市内に7カ所、東ジャワ州スラバヤで1カ所のサービスオフィスを運営している。年内にジャカルタ市内で1カ所オープンする予定。
「マリモサービスオフィス」の会員企業は、インドネシア国内のフォルティスが運営する会議室・セミナールームを一般価格に比べ割安の会員価格で利用できる。

荏原がインド・バンガロールにサービスセンター設立

荏原がインド・バンガロールにサービスセンター設立

荏原製作所は10月13日、コンプレッサ・タービン事業を担う、同社傘下のエリオットグループが9月30日、バンガロールにサービスセンターを設立したと発表した。サービスセンターの敷地面積は3530平方㍍。
バンガロールはインド南部に位置し重工業からハイテク産業まで様々な産業の拠点となる南アジア有数の都市。コンプレッサは期待を圧縮する機械。天然ガスや石油精製プラント、石油化学プラントなどで使用され、その心臓部と呼ばれるほど重要な役割を果たしている。今回開設したバンガロールのサービスセンターでは、コンプレッサやコンプレッサ駆動時に必要なタービンのアフターサービスをする。

ロザイ工業 東南アで工業炉設備一貫受注体制構築

ロザイ工業 東南アで工業炉設備一貫受注体制構築

ロザイ工業(大阪市西区)は、東南アジアでの工業炉設備などにおいて、日本国内同様に設計から製作・施工、試運転まで一貫受注するフルターンキー契約体制を構築する。東南アジアでは海外での工場建設のノウハウが少ない中型規模の企業の進出が増えてきており、工場炉設備の据付工事、耐火物加工、電気配線工事まで請け負い、他社と差別化する。
東南アジアでのフルターンキー契約はロザイ工業を核とし日本国内の協力会社の支援を仰ぎながら、タイ現地企業、ベトナムのハイフォン市にあるグループ会社と連携して対応する。同契約の受注第1号としてタイに進出する日系企業の自動車部品製造工場に設置するアルミ用溶解炉で採用する。
タイの受注を機にフィリピン、ベトナムなど東南アジアの各国にフルターンキー契約の範囲を広げていく考え。同資金は商工中金船場支店の「地域中核企業支援貸付制度」の融資1億円を活用する。日刊工業新聞が報じた。

日本生命 インドで資産運用大手に追加出資

日本生命  インドで資産運用大手に追加出資

日本生命保険は10月13日、インドの資産運用大手会社リライアンス・キャピタル・アセットマネジメントへの出資比率を35%から最大49%へ引き上げることを発表した。120億ルピー(約220億円)で既存株主から発行済み株式を買い取る権利を得た。年度内にも追加出資し、会社名も「リライアンス・ニッポンライフ・アセットマネジメント」に変更する予定。

横河電機 インド輸送ターミナルの制御システム受注

横河電機 インド輸送ターミナルの制御システム受注

横河電機は10月9日、子会社のヨコガワ・インディア(本社バンガロール)がインドの石油・ガス会社、バーラト石油(BPCL)から、同社の石油や潤滑油の輸送拠点である11カ所のトラックターミナルを監視・制御するシステムを7億3000万ルピー(約1100万米㌦)で受注したと発表した。
ヨコガワ・インディアは、インド北部と東部にあるBPCLのトラックターミナルの入出荷設備や貯蔵タンクの監視・制御を行うターミナル・オートメーション・システムとして「ターミナル・ロジスティクス・スイート・VP」と安全計装システム「プロセーフ・アールエス」を11カ所あるターミナルに納入し、エンジニアリング、据付、試運転を担う。BPCLのトラックターミナルは2016年3月までに稼働する予定。

大和証券グループ本社 ミャンマーで証券免許

大和証券グループ本社 ミャンマーで証券免許

大和証券グループ本社は10月8日、関連会社であるミャンマー証券取引センターが、ミャンマー政府より現地での証券免許を交付される見通しになったと発表した。今後はミャンマー証券取引委員会が求める資本金を払い込むことで、引き受けや委託売買、自己売買、財務助言などの証券業務が可能となる。ミャンマーは年内にもヤンゴン証券取引所が開業する予定で、金融資本市場の拡大が期待される。

大和ハ・野村不・住林 ベトナムで2100戸の住宅開発

大和ハ・野村不・住林 ベトナムで2100戸の住宅開発

大和ハウス工業、野村不動産、住友林業の3社は、ベトナム・ホーチミン市で現地の大手開発事業者フーミーフンとともに、不動産開発プロジェクトに乗り出す。高級住宅街「フーミーフン」で2期に分けて総戸数2100戸の分譲マンションを開発・販売する。
2017年初に着手する第1期では約270億円を投じて1100戸を開発。現地企業の経営層や高度専門職従事者、現地在住の外国人などをターゲットに販売する。

スズキ インドでディーゼルHVに参入

スズキ インドでディーゼルHVに参入

スズキはシェア4割抑える主力のインドでディーゼルハイブリッド車(HV)に参入する。やや高めの価格帯を狙い、2016年には新しい小型車も投入。同社はこれまで軽自動車をベースとした安価な小型車を強みとしてきたが、急拡大する中間層に人気のある中型車種の品揃えを広げ競合を引き離す。
新しく投入したのはセダン「シアズ」に簡易型のHVを搭載したモデル。ディーゼルエンジンに補助バッテリーを組み合わせて従来に比べて8%燃費性能を改善した。HVは購入時の物品税が安くなるメリットがあり、都市部を中心に販売する。価格は日本円換算で150万~185万円。インド北部の主力のマネサール工場で生産を始めた