丸紅 東南アで自社開発の子供靴販売 中間層を開拓

丸紅  東南アで自社開発の子供靴販売  中間層を開拓

丸紅が東南アジアで自社開発の子供靴の販売を強化している。早稲田大学と共同開発した機能性靴ブランド「イフミー」の展開地域を広げており、先行したシンガポールとタイに続いて、今後インドネシアやマレーシアにも投入する方針。通気性などの優れた機能性を前面に打ち出し、域内で拡大する中間層の需要を取り込む。
現在「イフミー」は年間160万足の販売規模のペースで推移しているが、3年後に同約240万足まで引き上げるのが目標。日本経済新聞が報じた。

水ing ベトナムから水処理施設 初の運営受注

水ing ベトナムから水処理施設 初の運営受注

三菱商事、日揮、荏原が出資する水処理大手、水ing(スイング、東京都港区)は海外での水処理施設運営事業に参入する。ベトナムの下水処理場の建設と運営を約70億円で受注した。
日本の水処理各社は海外での設備建設で数多くの実績がある。だが、これにひきかえ同施設の運営実績となると極端に少ないのが実情。そうした中、今回、水ingはベトナム中部フエ市の公共事業体「フエ都市環境公共事業公社」から受注した。水ingはベトナムだけで13件の水処理設備の建設実績があるが、施設運営は海外では初となる。日本経済新聞が報じた。

大塚HD 中国で「ポカリスエット」生産能力3倍に

大塚HD 中国で「ポカリスエット」生産能力3倍に

大塚ホールディングス(HD)は6月23日、「ポカリスエット」を製造している中国・天津の工場の設備を刷新し、生産能力を約3倍に引き上げたと発表した。新設備では500㍉㍑入りペットボトルを最大で年間2億本生産できる。
天津の工場では、大塚製薬の子会社の天津大塚飲料が運営している。2002年から北京や天津などで、中国北部に製品を供給している。中国などアジアでは生活水準の向上とともに、消費者の健康志向が高まっており、同社は栄養補給や健康改善効果をうたった機能性食品の拡販を目指している。

信越化学 中国で光ファイバー最大手YOFCと合弁

信越化学  中国で光ファイバー最大手YOFCと合弁

信越化学は工業は6月23日、中国の光ファイバー最大手、長飛光䌫(YOFC)と光ファイバーの母材を手掛ける合弁会社を中国に設立すると発表した。湖北省潜江市の工業団地に工場を建設し2016年末に稼働する。これにより、信越化学の生産能力は4割程度増える。
8月に合弁会社「長飛信越光棒」を設立する。資本金は80億円で、出資比率は信越化学が51%、YOFCが49%。光ファイバーの母材となる「プリフォーム」の製造と販売を手掛け、生産能力は光ファイバー換算で年間1500万㌔㍍になる。通信インフラ向けの光ファイバー需要が拡大する中、中国の湯力企業と組み存在感を高める。

オンワードHD・ラオックスが合弁会社設立で合意

オンワードHD・ラオックスが合弁会社設立で合意

オンワードホールディングス(東京都中央区)とラオックス(東京都港区)は6月22日、ファッション衣料などの生活文化製品の企画・生産・販売事業を行う合弁会社を設立することで基本合意したと発表した。
両社は日本の優れたモノづくりの技術や洗練された生活文化を反映した高品質・高感度な”ジャパンクオリティ”に生活文化製品を、ラオックスが運営する海外向けECサイトや日本国内の免税店などを通じて、アジアをはじめとする世界の顧客に販売する計画だ。
合弁新会社の資本金は4億円で、出資比率はオンワードHDが51%、ラオックスが49%。9月1日に設立、営業開始する予定。

ソフトバンク インドで再生可能エネルギーで合弁

ソフトバンク  インドで再生可能エネルギーで合弁

ソフトバンク、バーディ・エンタープライゼズ・リミテッド、フォックスコン・テクノロジー・グループの3社はインドでクリーンかつ安全なエネルギーを促進する合弁会社SBG Cleantech Limited(SBGクリーンテック)を設立することで合意した。今後3社は合同でSBGクリーンテックに出資する予定。SBGクリーンテックはインドにおける太陽光発電と風力発電の先駆的な役割を担う会社を目指す。

北洋銀行 香港の東亜銀行と業務提携締結

北洋銀行  香港の東亜銀行と業務提携締結

北洋銀行(札幌市)は6月17日、北海道と香港の経済関係強化に向け北海道の銀行として初めて、香港の東亜銀行と業務提携を締結したと発表した。双方の法人取引先が香港や中国本土、または日本に進出する際に、金融サービス・貿易取引・各種情報提供などの相互支援を行う。
東亜銀行は香港に88支店、中国本土・マカオ・台湾に計137支店を持つ香港最大の独立系地場銀行であり、日本語対応が可能なジャパンデスクを設置している。

日立オートモティブ 中国・重慶市に新会社設立

日立オートモティブ   中国・重慶市に新会社設立

日立オートモティブシステムズのグループ会社で、中国の地域統括会社、日立汽車系統(中国)有限公司と、日立製作所の中国統括会社、日立(中国)有限公司はこのほど、中国における自動車機器システム事業のさらなる拡大を目指し、重慶市に新たな製造会社を設立することを決めた。
新会社は「日立汽車系統(重慶)有限公司」(予定)で、資本金は3億人民元。出資比率は日立汽車系統(中国)有限公司が90%、日立(中国)有限公司が10%。中国・重慶市両江新区内における約17万平方㍍の敷地で、2018年をめどに量産を開始。中国で需要が高まるシャーシ系製品やエンジンマネジメントシステムなどの事業拡大を目指す。

川崎汽船 UAEのEGAと長期航海傭船契約を締結

川崎汽船  UAEのEGAと長期航海傭船契約を締結

川崎汽船はこのほど、同社のシンガポール現地法人”K”LINE PTE LTDが、アラブ首長国連邦(UAE)のEmirates Global Aluminium(EGA)社との間で、ケープサイズ型撒積船によるボーキサイトの輸送契約を締結したと発表した。この契約はUAEのAL Taweelahに建設計画中のアルミナ精製所向けで、2010年代後半から開始する長期契約で年間500万㌧の輸送数量となる。

パナホーム 台湾・台北市で分譲マンション販売開始

パナホーム   台湾・台北市で分譲マンション販売開始

パナホームは6月18日、台湾で総合建設業を手掛けるパナホーム台湾(新北市)がデベロッパーの松助開発股份有限公司(台北市)をパートナーとしたマンションのJV事業において、台北市『中山北路(ゾンサンペールー)』の着工および先行販売を開始したと発表した。
今回の『中山北路』は建物を自社資金で設計・施工する物件として、同社海外初となる。中山北路は地上13階、ペントハウス3階、地下3階、総戸数62個。同物件の完成は2017年6月。
また、同マンションには最新のパナソニック製品をパッケージ化して提案。共用部にはセキュリティカメラを含むホームオートメーションシステム、専用部には全熱交換換気システムなどを採用する。