ホーユー 東南アに白髪染め新製品 タイ皮切り
染毛剤大手のホーユー(名古屋市東区)は、薬剤を調合する手間を省いた自宅用白髪染めを東南アジアで発売する。タイを皮切りにフィリピン、マレーシアに投入。東南アジアでも高齢化が進み、毛染めをする人が増え、長期的に白髪染めの需要が高まると判断した。
ホーユー 東南アに白髪染め新製品 タイ皮切り
染毛剤大手のホーユー(名古屋市東区)は、薬剤を調合する手間を省いた自宅用白髪染めを東南アジアで発売する。タイを皮切りにフィリピン、マレーシアに投入。東南アジアでも高齢化が進み、毛染めをする人が増え、長期的に白髪染めの需要が高まると判断した。
京セラ ベトナムの複合機生産18年までに4倍へ拡大
京セラはベトナムで複合機を増産し、2018年3月までに現在の4倍の年200万台に引き上げる。主力工場がある中国では、人件費の高騰で価格競争力が低下傾向にあるため、中国生産に一部をベトナムへ移管する。ベトナム工場を世界最大の生産拠点とする投資額は約70億円とみられる。複合機を収益拡大のけん引役とし、キヤノンやリコーなどを追撃する。
同事業を担うのは子会社の京セラドキュメントソリューションズで、同社の15年3月期の売上高は前期比約1割増の3350億円、税引き前利益は同約2割増の335億円となる見通し。複合機は現在、中国工場(広東省)を中心に年200万台超を生産。売上高の半分以上を欧州向けが占めている。計画通りベトナムの増産体制が整うと複合機の生産台数は現状より7割以上増え年350万~400万台になる見通し。ベトナム工場は同国北部で第3の都市ハイフォンにあり、A4専用機、モノクロ機などを生産する。日本経済新聞が報じた。
住友商事 ミャンマーのガス火力発電工事50億円で受注
住友商事は3月6日、ミャンマーでガス火力発電所の建設工事を約50億円(土木据付一括請負)で受注したと発表した。最大都市ヤンゴンのティラワ経済特別区に電力を供給する。発電容量は1号機・2号機合わせ50㍋㍗(MW)(25MW×2基)。1号機は2016年3月、2号機は同年7月にそれぞれ運転開始をめざす。ガスタービンや発電機は三菱日立パワーシステムズが供給する。
JDI 1700億円投資し石川県白山市に液晶新工場
スマートフォン向け液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)は3月6日、高精細の新工場を石川県白山市に建設すると発表した。投資額は約1700億円で、主要供給先の米アップルも資金を負担するとみられる。スマホ用液晶パネルの需要は、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」に加え、中国メーカー向けも好調なことから、2012年4月の統合(日立製作所、東芝、ソニーの液晶事業)発足後初めて工場建設に踏み切ることにした。16年夏に稼働させる。
新工場は大型のガラス基板で月2万5000枚を生産。JDIの液晶生産能力は2割強拡大する。また、新工場はJDIでは最大の茂原工場(千葉県茂原市)に次ぐ規模となる。
インドネシアなど海外事業に力点 西井味の素次期社長
味の素の次期社長に内定した西井孝明取締役常務執行役員は3月6日、東京都内で記者会見し抱負を語った。西井氏は「タイやインドネシアなどの新興国はまだまだ伸びる」と指摘、海外食品事業に力を入れる考えを示した。
三菱電機 上海の百貨店に昇降機最多の51台納入
三菱電機は3月5日、J・フロントリテイリングが上海で手掛ける大型百貨店「上海新世界大丸百貨」に昇降機51台を納入したと発表した。らせん状に円を描くように上昇するスパイラルエスカレーター12台が含まれており、1案件で過去最多の納入台数だという。
スパイラルエスカレーターとシースルーエレベーターは、国内の主力工場の稲沢製作所(愛知県稲沢市)で製造。そのほかは中国にあるグループ会社の上海三菱電機(上海市)が担当した。受注額は明らかにしていない。スパイラルエスカレーターは1985年に発売し、これまでに国内外で計103台を納入。三菱電機のみが製造している。
ダイハツ インドネシアのエンジン工場16年新ライン稼働
ダイハツ工業は2016年初頭に、インドネシアの子会社アストラ・ダイハツ・モーター(ADM)で、西ジャワ州カラワンのエンジン工場の新ラインを稼働させる。同時期に新ライン製エンジンを搭載しする小型多目的車(MPV)「セニア」(トヨタ自動車「アバンザ」)を刷新する。インドネシア国内で主戦場となっているMPVはホンダやスズキなどの新車投入でさらに競争が激化。ダイハツとトヨタは「セニア」「アバンザ」の商品力強化で、シェアを確保するとともに輸出にも力を入れる。日刊工業新聞が報じた。
島津製作所 アジア市場で4割増収 ASEAN・印を重視
島津製作所は3月4日、2017年3月期のアジア市場(中国を除く)の売上高を、14年3月期比4割増やす計画を明らかにした。東南アジア諸国連合(ASEAN)とインドで食品安産基準の整備などが進み、同社が得意とする分析機器の需要が高まると判断した。これに伴い、中国を除くアジア市場の売上高は14年3月期の221億円から17年3月期に310億円まで引き上げる。16年にはマレーシアで現地生産を始める。主に食品や医薬品の分析に使う機器を生産する。過去10年は中国が海外事業をけん引したが、今後はアジア新興国の開拓に重点を置く。日本経済新聞が報じた。
蝶理 インドネシアで素材~縫製一貫生産体制構築
蝶理はインドネシアで、素材から縫製業まで一貫生産体制を構築する。西ジャワ州に設けた工場でテスト運転しており3月中に稼働させる。第1期として月産1万反の体制整備を計画。現地で生地(生機・きばた)を調達し、染色整理加工も手掛ける。東南アジア諸国連合(ASEAN)域内では合繊織物の生産、縫製拠点が拡大しており、同社は素材・加工・縫製一貫生産を武器とする。婦人スーツ分野には自社専用の縫製スペースを確保し、日本からの需要にも対応する。染色加工のウラセ(福井県鯖江市)、インドネシアの大手織布・加工会社ダリアテックスと現地に染色の合弁会社「ウラセプリマ」を設立。蝶理は12.5%を出資し、販売を担当する。
アストラ・ホンダ スクーター5万台をフィリピンへ輸出
ホンダのインドネシアの二輪車生産・販売合弁会社アストラ・ホンダ・モーターは、6月に5万台のスクーターをフィリピンに輸出する計画だ。工業省のサレ・フシン工業相が明らかにした。国内の二輪市場の伸び悩みで、政府は各メーカーに輸出を促している。インドネシア二輪車工業会によると、2013年の国内販売台数は777万台だったが、輸出は2万7135台だった。一方、14年の販売台数は790万台で、輸出は4万1746台だった。ホンダやスズキの輸出強化で、15年の輸出台数は10万台を超える見込みだ。ビスニス・インドネシアが報じた。