島津製作所 アジア市場で4割増収 ASEAN・印を重視

島津製作所 アジア市場で4割増収 ASEAN・印を重視

島津製作所は3月4日、2017年3月期のアジア市場(中国を除く)の売上高を、14年3月期比4割増やす計画を明らかにした。東南アジア諸国連合(ASEAN)とインドで食品安産基準の整備などが進み、同社が得意とする分析機器の需要が高まると判断した。これに伴い、中国を除くアジア市場の売上高は14年3月期の221億円から17年3月期に310億円まで引き上げる。16年にはマレーシアで現地生産を始める。主に食品や医薬品の分析に使う機器を生産する。過去10年は中国が海外事業をけん引したが、今後はアジア新興国の開拓に重点を置く。日本経済新聞が報じた。