パナソニックオートモーティブシステムズ(本社:横浜市)は2月10日、中国におけるパナソニックのオートモーティブ事業を統括する「松下汽車電子系統有限公司」(所在地:上海市浦東新区)を設立し、運営を開始すると発表した。新会社の資本金は1.82億元で、松下電器(中国)有限公司が全額出資する。操業開始は4月1日。
新会社は同社グループの持つ幅広い車載商品群、技術基盤や調達力を強みとし、一方で開発販売機能を持つ中国オートモーティブ事業統括本社として、中国市場に最適な事業および商品の戦略立案機能と開発力を強化していく。
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東急不など12社 営農型太陽光発電事業拡大で連携
東急不動産(本社:東京都渋谷区)など12社は2月10日、営農型の太陽光発電施設「ソーラーシェア」事業拡大で連携すると発表した。埼玉県東松山市でソーラーシェアを中心とした、農業と再生可能エネルギーを両立する実験施設『リエネソーラーファーム東松山』で実証実験を開始する。
このプロジェクトに参画するのは東急不動産ほか、リエネ(本社:東京都渋谷区)、エクシオグループ(本社:東京都渋谷区)、オムロンソーシアルソリューション(本社:東京都港区)、佐勇(本社:東京都港区)、ジンコソーラージャパン(本社:東京都中央区)、ふみさん農園(所在地:埼玉県東松山市)、丸紅メタル(本社:東京都千代田区)、ユー・シー・エル(本社:東京都渋谷区)、リニューアブル・ジャパン(本社:東京都港区)、JDSC(本社:東京都文京区)、Sungrow Japan(本社:東京都千代田区)の12社。
ソーラーシェアは、太陽光発電設備を設置した地面を農地として活用するもの。この事業を展開・普及するため、運営の手法の研究や、最適な発電量を確保するための検証、作物の収穫高や栽培品質に影響の少ない営農の実証など様々な実証実験行う。
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東急・青葉台駅でペロブスカイト太陽電池の実証
学校常人 桐蔭学園、東急、東急電鉄、横浜市の4者は2月9日、ペロブスカイト太陽電池の先行実証実験を、東急田園都市線・青葉台駅で11日に実施すると発表した。青葉台駅正面口改札前自由通路で、東芝が作製するペロブスカイト太陽電池による発電実証実験を行い、天窓下で直射日光がなく、人の往来が多い場所での発電性能を確認する。
商用化に向けて開発が進められている同電池が、一般の方々が身近に感じられる形で実証実験が行われる日本初の取り組みという。
ペロブスカイト太陽電池とは、ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造の材料を用いた新しいタイプの太陽電池で、アメリカ国立再生可能エネルギー研究所の最新データでは、シリコン太陽電池に匹敵する高い変換効率(25.7%)が報告されている。
ペロブスカイト膜はスピンコート法やインクジェット法といった印刷技術で作製されるため、既存の太陽電池よりも低いコストで製造できる。さらに建築物の曲面や垂直面などシリコン太陽電池では困難なところにも設置することが可能になる。