日本政府は2018年に署名の署名・交換済みの無償資金協力「ムルタン市気象レーダー整備計画」(20億4,200万円)について、価格高騰の事情を踏まえ、贈与の限度額を28億200万円に変更する。3月20日にパキスタンの首都イスラマバードで両国代表者の間で、この旨の署名・交換が行われた。
これはパキスタンのパンジャブ州ムルタン市に気象レーダーシステムを整備することにより、同国の災害を引き起こす気象現象の監視能力の強化および気象・洪水情報予警報の精度向上を図るもの。これにより、災害被害の軽減策の実施促進、二次災害防止につながることが期待される。
岸田首相 ウクライナ・キーウ訪問 ゼ大統領と会談
日印首脳「現状変更許容せず」モディ氏 G7に出席
首相 新興国インフラ整備支援に官民で9.8兆円
IPEF 5月までに成果めざす バリ島で交渉官会合
日本・ドイツが首脳会談, 政府間協議 経済安保強力
岸田首相とドイツのショルツ首相は3月18日、首脳会談および日独政府間協議について記者会見した。両政府は①サプライチェーン(供給網)の強靭化など経済安全保障分野の強力を推進②経済的威圧や国家主導の不正な技術獲得、非市場的な政策や慣行に対抗するため協力するーなどの方針で一致した。
また、国連安全保障理事会改革を含む国連の機能強化や核軍縮・不拡散での協力を確認。ウクライナ侵攻に関し、厳しい対ロ制裁と協力なウクライナ支援を継続。ロシアによる核兵器の威嚇は断じて受け入れられず、核兵器の使用はあってはならないとの認識を共有した。
5月のG7サミット成功に向けて協力。「自由で開かれたインド太平洋」の実現や安保協力の強化、東・南シナ海での力による一方的な現状変更に強く反対するーなどで一致した。