みずほ銀行 水素活用を推進する「Hydrogen Council」に参画

みずほ銀行は5月26日、クリーンエネルギーへの移行を促進するために水素活用を推進するグローバルなイニシアチブ「Hydrogen Council」に参画すると発表した。Hydrogen Councilは2017年にエネルギー・運輸・製造業の世界的なリーディングカンパニーが主導して設立されたグローバルなイニシアチブで現在、水素バリューチェーンを代表する約150の企業が参画している。

武田薬品, オリックス環境, JR貨物 廃材再利用, 環境負荷低減で連携

武田薬品(本社:大阪市中央区)、オリックス環境(本社:東京都港区)、日本貨物鉄道(JR貨物、本社:東京都渋谷区)の3社は5月25日、武田薬品が製造する医療用医薬品の製造過程で生じるPTP包装廃材のリサイクルとその輸送における環境負荷低減に取り組むことで連携すると発表した。
オリックス環境が、国内で初めてPTP包装廃材などの剥離に伴う産業廃棄物処分業の許可を取得し、武田薬品のPTP包装廃材を再生利用(マテリアルリサイクル)する。JR貨物はPTP包装廃材の輸送でCO2排出量がトラックよりも少ない貨物鉄道輸送サービスを提供する。6月1日より開始する。武田薬品の光工場(所在地:山口県光市)から排出される年間約101トンのPTP包装廃材のうち約95%にあたる約96トンを再生利用する。

4月の中途求人倍率2.21倍 観光関連中心に引き続き高水準

パーソルキャリア(所在地:東京都千代田区)のまとめによると、4月の中途採用(転職)求人倍率は、前月比0.04ポイント低い2・21倍だった。過去最高だった3月を下回ったものの、観光関連業界を中心に人手不足感が強く、引き続き高水準にある。同社の転職サービス『doda(デューダ)』に登録する求人数を転職希望社数で割って算出したもの。

4月求人広告10.3%増 コロナ「5類」移行とインバウンド回復で

全国求人情報協会(所在地:東京都千代田区)が5月25日発表した4月の求人広告件数(週平均、職種別)は、前年同月比10.3%増の151万8,920件だった。前年を上回るのは24カ月連続。
新型コロナウイルス感染症法上の分類が5月8日以降、「5類」に引き下げられるほか、インバウンド(訪日外国人)回復をそれぞれ見据え、事業者が人材確保に動いていることをうかがわせた。

SOMPOケア キッザニア東京に出展 介護福祉士の業務を紹介

SOMPOホールディングス(HD)は、子どもが様々な業種の本格的な就業体験ができるレジャー施設「キッザニア東京」(所在地:東京都江東区)に、介護福祉士の体験を提供するパビリオン「ケアサポートセンター」を7月19日に出展する。パビリオンは、SOMPOホールディングス傘下で介護サービスを手掛けるSOMPOケア(所在地:東京都品川区)が運営する。パビリオンでは要介護者への食事や入浴、移動の手伝いなど介護福祉士の業務内容や最新の介護機器を紹介する。

セントラル硝子 中国でリチウムイオン電池用LiPF6濃縮液で合弁

セントラル硝子(本社:東京都千代田区)は5月25日、中国の化学メーカー、広州天賜高新材料股份有限公司(所在地:広東省広州市)の100%子会社、九江天賜高新材料有限公司(所在地:江西省九江市)との間で、リチウムイオン電池用LiPF6濃縮液(LiPF6:六フッ化燐酸リチウム)の製造を手掛けるため、合弁会社を設立すると発表した。
新会社「天賜中硝(九江)新材料有限公司(仮称)」(所在地:江西省九江市)の資本金は4億5,000万人民元で、出資比率は九江天賜高新材料有限公司65%、セントラル硝子35%。2023年8月設立予定。
LiPF6濃縮液の独自製造法を持つセントラル硝子は、電解液大手メーカー、天賜グループとの合弁事業を通じて、電解液の主原料のLiPF6濃縮液の低コストかつ安定調達を目指す。

ソニーG 熊本で半導体工場用地取得 画像センサー拡大強化

ソニーグループは5月25日、熊本県で画像センサーの新工場を建設する方針を正式に明らかにした。取得するのは熊本県合志市内の約27万㎡で、既存の主力拠点並みの用地を確保する。ソニーグループの画像センサーは世界シェアで首位。
新工場用地は、熊本菊陽町にある既存の熊本工場のほか、日本政府が支援する台湾積体電路製造(TSMC)が建設中の新工場にも近い。

「ジャパンモビリティショー」に変更 今秋4年ぶりに開催

日本自動車工業会は5月24日、「東京モーターショー」を今回から「ジャパンモビリティショー」に変更し、4年ぶりに今秋開催する、その概要を発表した。今回の最大の特徴は、モーターショーでは表現しきれない、”モビリティ”とうたうことで、幅広く異業種との連携によって新たな車づくりを進めようと100社以上のスタートアップ企業の参加を目指している点。開催は10月26日からの11日間。メイン会場は東京都江東区の東京ビッグサイト。スタートアップ企業が投資家にアピールしたいビジネスプランやPR用スペース、空を移動する未来のモビリティを体感できるスペースなどを設ける。

3社が次世代バイオディーゼル燃料使用し西鉄バスを実証運行

スターフライヤー(本社:福岡県北九州市)、西日本鉄道(本社:福岡市、以下、西鉄)、ユーグレナ(本社:東京都港区)の3社は5月24日、次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を使用した西鉄バスの実証運行を、6月から行うと発表した。実証期間は6月1日から11月30日まで。
3社は西鉄が運行する路線バスの燃料に、ユーグレナ社の「サステオ」を試験的に導入し、スターフライヤーの運航する福岡空港へ乗り入れる路線で実証運行する。
サステオは持続可能性に優れたバイオマス原料を使用した燃料で、既存のディーゼルエンジンに加工処理などを行わずに、そのまま使用できることが特徴。原料である植物や藻類が成長過程で光合成する際のCO2を吸収するため、燃料を使用した際に発生するCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されている。

横浜ゴム 中国・佛山市でアルミホイール模倣品5社の排除に成功

横浜ゴムは5月24日、中国広東省佛山市で、正規販売ルート以外のインターネット通販(ECサイト)や販売店舗で同社製スポーツ系アルミホイール「ADVAN Racing」の模倣品を販売していた5事業者の排除に成功したと発表した。
同社は模倣品販売業者5社のの情報を佛山市市場監督管理局に提供、行政摘発の申し立てを行い、当局が5社すべてに対し、アルミホイール模倣品の破棄と過料の支払いを命じる行政処罰を決定した。同社は2021年にも中国で行政摘発の申し立てを行い、同社製アルミホイールの模倣品排除に成功している。