住友三井オートなど大阪府能勢・豊能町でリユースEV活用の実証

住友三井オートサービス(所在地:東京都新宿区)は4月21日、大阪府能勢町および豊能町で4月からリユースEV(電気自動車)を活用した運用実証を開始すると発表した。実証期間は2023年4月から2024年3月までの1年間。
再リース・再々リースの対象となるリユースEV車両について、公用車としての利用可能性を共同して検証する。能勢・豊能両町はじめ、能勢・豊能まちづくり、E-konzal(所在地:大阪市北区、イー・コンザル)およびEC SENSING(所在地:東京都新宿区)とともに実証を行う。

小倉少子化相 東証プライム企業に「最低1人は女性役員を」

男女共同参画を担当する小倉将信少子化相は4月21日、東京証券取引所の最上位市場「プライム」に上場している企業は「2025年までに少なくとも1人は女性役員を迎えるように努めてほしい」と語った。さらに2030年ごろまでには、各企業で女性役員の比率が3割を超えることを目指してほしいと求めた。小倉氏は、短期と中期の目標を立て、各社が行動計画をつくることが重要だと指摘した。

日立 英国で鉄道保守500億円で受注 契約を28年まで延長

日立製作所は4月21日、英国で鉄道車両のメンテナンスを3億ポンド(約500億円)で受注したと発表した。日立製の鉄道車両36編成が対象で、2018年から5年間だった契約を28年まで延長する。鉄道子会社の日立レールが英鉄道会社のグレート・ウェスタン・レールウェイと英鉄道車両リース会社のエバーショルト・レールから受注した。

世界のIT機器1,500万台超でソフトウエアの脆弱性放置

イスラエルのセキュリティ企業、レジリオンの調査によると、世界の1,500万台を超えるIT機器でハッカーらによる悪用が知られているソフトウエアの脆弱性が放置されていることが分かった。インターネットにつながる機器の情報を収集するツール「ショダン」などを使った調査で判明した。世界では約645万台で見つかり、うち39万台は日本だった。

東洋エンジ インド・マハラシュトラ州の潤滑油製造プラント受注

東洋エンジニアリング(本社:千葉県習志野市)は4月20日、インドの現地法人Toyo Engineering India Private Limitedが、インドのExxonMobil Lubringants Private Limitedが同国南西部のマハラシュトラ州イザムで計画する潤滑油製造プラントの新設工事を受注したと発表した。
設計、調達、建設、試運転「までのEPC業務を一括請負で実施する。同プラントの能力は15万9,000KL/年。2025年第2四半期に完成予定。

IBM開発の最新型「量子コンピューター」今秋めどに国内導入

ケタ違いの計算能力の高さがある次世代コンピューターとして研究開発が進められている「量子コンピューター」について、米国のIBMが開発した最新型が今秋めどに国内に導入されることになった。4月21日、IBMのジェイ・ガンベッタフェローと東京大学の相原博昭理事が東京都内で会見を開き発表した。この最新型は集積回路を構成する量子ビットの数が127とこれまでのおよそ5倍あり、商業用としては国内では最高性能となる。
この量子コンピューターは神奈川県川崎市内の施設に置かれ、使用権を持つ東京大学が国内の自動車メーカーや金融機関などとつくる協議会と共同で利用し、経済産業省が導入にかかる費用などとして42億円を補助するという。

3月の工作機械受注15%減も22年度受注額は2.3%増の高水準

日本工作機械工業会(日工会)のまとめによると、3月の工作機械受注受注額は前年同月比15%減の1,410億円だった。内訳は内需が18%減の493億円、外需は14%減の916億円となった。この結果、2022年度の受注額は企業の自動化投資を受けて、前年度比2.3%増の1兆7,056億円となり、2017年度に次ぐ過去2番目の高水準となった。
3月の主要市場の受注額をみると、中国向けが10%減の300億円で、3カ月連続で前年実績を下回った。北米向けは15%減の279億円で、過去最高水準だった前年の実績は下回ったが、いぜん高水準にある。欧州向けは1%増の197億円だった。

ZIPAIR Tokyo 6月の東京(成田)ーソウル(仁川)線増便 旅客需要増で

ZIPAIR Tokyo(事業本社:千葉県成田市)は4月19日、旺盛な旅客需要に応えるため、6月の東京(成田)ーソウル(仁川)線を増便すると発表した。増便の運航スケジュールは成田発11時10分ーソウル着13時45分、ソウル発15時45分ー成田着17時45分。6月1日から30日まで毎日運航する。
韓国からの訪日客は主要国ではトップで、3月も46万6,800人に上り、2019年3月比でおよそ8割の水準の戻っている。

IHI, 大阪ガス マレーシアでバイオマス活用のe-メタン製造の覚書

IHI(本社:東京都江東区)と大阪ガス(本社:大阪市中央区)は4月19日、マレーシアの大手国営ガス・石油供給事業者Petroliam Nasional Berhadの技術ソリューション部門、PETRONAS Global Technical Solutions Sdn.Bhd.と、マレーシアでバイオマスの未利用森林資源や農業残渣を活用したe-メタン製造事業の基本設計と詳細を検討するための覚書を締結したと発表した。
e-メタンは、既存の都市ガスインフラや消費機器が活用できるため、スムーズなカーボンニュートラル社会への移行と社会コストの抑制が可能とされている。

23年の世界鋼材需要2.3%増の18億2,230万㌧, インド7.3%増

世界鉄鋼協会は4月18日、2023年の世界鋼材需要が前年比2.3%増の18億2,230万トンになるとの見通しを発表した。主要国の2023年の需要予測をみると、世界1位の中国は前年比2%増の9億3,930万トン。世界2位のインドは7.3%増の1億2,330万トンと大幅に伸びる見込み。日本も4%増の5,720万トンの見通し。