コスモスイニシア 越ホーチミンで分譲住宅開発事業に参入

大和ハウスグループのコスモスイニシア(本社:東京都港区)は12月6日、ベトナム・ホーチミンエリアの分譲住宅開発事業に参画するため、ベトナム現地不動産デベロッパー、TT Capital Investment Joint Stock Companyおよび、日本発祥のグローバル不動産会社を目指して2020年に設立されたKoterasu Partners Pte.Ltd.との戦略的パートナーシップを組成し、同パートナーシップのもとホーチミン市近郊のビンズオン省ディーアン市に第1号物件を取得したと発表した。同物件の総戸数は約2,000戸。敷地面積約1.6ha。ユニットタイプ:1LDK、2LDK、3LDK。2024年第2四半期に着工開始し、同第3四半期に販売開始の予定。
今後は同パートナーシップを通じて、ホーチミン市郊外エリアで中間所得層向けに年間1,000〜2,000戸のより良質な住宅の提供を目指す。

KDDI 国内初 基地局に「曲がる太陽電池」24年2月から実証実験

KDDI(本社:東京都千代田区)は12月6日、KDDI総合研究所(所在地:埼玉県ふじみ野市)、エネコートテクノロジーズ(所在地:京都府久世郡久御山町)とともに、国内で初めて薄くて曲がる次世代太陽電池、ペロブスカイト太陽電池を基地局に設置する実証実験を始めると発表した。2024年2月から最大1年間、群馬県大泉町で実施する。太陽電池を設置しづらい電柱型の基地局にポールを付けて巻き付ける。実証実験はペロブスカイト型、CIGS型の2種類の次世代太陽電池を使う。発電効率や耐久性を確かめ、曲がる太陽電池を使った省エネ基地局の全国展開を目指す。

みらいワークス ベトナムでのプロラボ型開発でFreecracyと提携

みらいワークス(本社:東京都港区)は12月5日、東南アジアのエンジニア55万人が登録するエンジニアプラットフォームおよびHRTech SaaSの運営、ベトナムでのラボ型開発でエンジニアリソースを提供するFreecracy(本社:東京都港区)と資本業務提携契約を締結したと発表した。
みらいワークスがプロフェッショナル人材サービスで提供している「DX推進」や「システム構想策定」など上流支援の後、クライアント側で必要とされるエンジニアリソース、スキルに対して、Freecracyによる優秀なエンジニアでチームを編成し、ベトナムでのラボ型開発を推進する。

USJ 新エリア「ドンキーコング・カントリー」24年春開業

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、所在地:大阪市此花区)を運営するユー・エス・ジェイは12月5日、任天堂の人気ゲーム「ドンキーコング」をテーマとした新エリアを2024年春に開業すると発表した。「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のスペースを1.7倍に拡張して新設する。投資額は非公表。
ドンキーコングは1981年に誕生した任天堂を代表するゲームで、シリーズ累計7,000万本近くを販売し、世界的にも人気が高い。この人気キャラクターを活用し、訪日外国人らの集客につなげる。

米半導体大手エヌビディアCEO 生成AIで日本企業と連携

米半導体大手エヌビディアのジョンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は12月4日、官邸で岸田首相と面会後に、記者団の取材に応じた。フアン氏はソフトバンクなどの日本企業と連携して、生成人工知能(AI)の研究開発を加速させるほか、クラウド事業大手のさくらインターネットやNTTなどを含めた日本企業と協力するとしている。また、岸田首相からは生成AIを支える画像処理半導体(GPU)をできるだけ多く日本に供給してほしいと要請されたという。

SMASと住友商事 インドネシアで自動車レンタル事業で新会社

住友三井オートサービス(本社:東京都新宿区、以下、SMAS)と住友商事(本社:東京都千代田区)は12月4日、インドネシアで長期・短期の自動車レンタル事業およびフリートマネジメント事業を主な事業とする新会社、PT.SMAS Mobility Indonesia(本社所在地:ジャカルタ、以下、SMI)を設立し、12月1日より事業を開始したと発表した。SMIの資本金は2,450億ルピアで、出資比率はSMAS60%、住友商事40%。両社はSMIを軸にインドネシアおよびグローバルでの自動車レンタル事業の一段の拡大を目指す。

東急不動産 タイ・バンコクでホテル&オフィスの複合開発に参画

東急不動産(本社:東京都渋谷区)は12月4日、タイ子会社、TLTH Co.,Ltd.(本社:タイ・バンコク、以下、TLTH)を通じて、タイ大手上場不動産デベロッパー、Orijinn Pyoperty Public Company Limited(本社:タイ・バンコク、以下、オリジン社)およびその100%子会社、One Orijin Company Limited(本社:タイ・バンコク、以下、ワンオリジン社)が開発を進める、タイ・バンコクにおけるホテルおよびオフィスで構成する複合開発事業に参画すると発表した。
今回参画するのは、バンコク・スカイトレインのウドムスク駅から徒歩3分に立地するプロジェクトで、敷地面積約4,400㎡、RC造地上39階建て。2024年7月着工、2026年11月竣工予定。今回の案件で同社のタイにおける事業参画は計10物件となる。

香港高裁 中国恒大集団の法的整理 判断を24年1月に延期

香港の高等法院(高裁)は12月4日、経営再建中の中国不動産大手、中国恒大集団に対する清算申し立てについての審理を開き、判断を2024年1月29日に延期した。恒大集団が示した新たな債務再編案についての検討や協議に時間を要するとした。ただ、今回の判断先送りによって、かえって同国の不動産不況、ひいては景気停滞を長期化させかねないリスクがある。香港の清算手続きは実質的に法的整理にあたる。

関空 国際線の免税店・飲食店入る新エリア12/5オープン

関西空港国際線の免税店および飲食店が入る新エリアがが12月4日、5日のオープンを前に報道陣に公開された。新エリアはこれまで9カ所に散らばっていた化粧品や酒類などの免税店や飲食店を集約。出国審査場から搭乗口まで100mにわたる通路の両側に、高級ブランド店や飲食店など25の店舗を配置した。
関空の運営会社、関西エアポートはインバウンド需要の増加を見据え、国際線の受け入れ客数をコロナ禍前の2018年度の2倍近い年間4,000万人まで増やすため、第1ターミナルの国際線エリアの拡張工事を進めている。

年末年始の国内旅行費用4万1,000円で過去最高 JTB調査

アンケート調査や予約状況によるJTBのまとめによると、2023年度の年末年始(2023年12月23〜2024年1月3日)の1人あたりの旅行費用は国内旅行で4万1,000円と2022年度から4,000円増え過去最高となる見通しだ。一方、海外旅行の旅行費用は22万2,000円と2022年度から1万9,000円減少する。ただ、海外旅行は長期と短期に分かれ、旅行費用は二極化すると分析している。
旅行者数は、国内旅行が4%増の2,800万人と新型コロナウイルス禍前の2019年度と比べて96%の水準まで回復する。海外旅行の旅行者数は2022年度に比べ2.6倍の58万人で2019年度に比べ70%の水準まで回復を見込む。