カナモトASEAN6カ国に進出 建機需要見込む

カナモトASEAN6か国に進出 建機需要見込む

カナモト(札幌市中央区)は9月18日、55期となる5年後の2019年を見据えたグループの目指す姿を「新長期ビジョン」として示し、その実現に向けた実行計画である2017年までの3カ年計画「中期経営計画」を発表した。

中期計画のうち、とりわけ力点を置くのが海外展開で、上海、香港、シンガポールの既存子会社を維持拡大させつつ、発展著しいインドネシア、タイ、マレーシア、ベトナム、ミャンマー、カンボジアの6カ国に進出、現地企業と合弁会社を設立する。遅れているインフラ整備が進み、同社の主力事業の一つ、建機レンタル需要が盛り上がると判断、アジア展開を加速する。 国内では関東以西の未出店エリアを中信に拠点展開、M&Aを推進し成長軌道を維持する-などとしている。

千葉県がタイ、マレーシアに県内産青果物を輸出

千葉県がタイ、マレーシアに県内産青果物を輸出

千葉県はJAかとりが生産したサツマイモ「べニアズマ」100㌔㌘を9月中にタイの現地輸入業者に輸出する。また、マレーシアにJAいちかわ、鎌ヶ谷市梨業組合が生産した梨「豊水」1500㌔㌘を輸出した。現地小売店での販促活動も展開する。日刊工業新聞が報じた。

ダイキン ベトナムの空調機3年で6割増へ体制強化

ダイキン  ベトナムの空調機3年で6割増へ体制強化

ダイキン工業は2018年3月期のベトナムにおける売上高で、15年3月期見込みの約6割増にあたる350億円を目指す。このため、販売網および供給体制を強化する。すでに80%出資していた販売子会社「べトキム」(ホーチミン市)への出資比率は、8月までに100%に引き上げた。2015年にかけて支店を2カ所以上増やすほか、販売店の開拓も進める。また、アプライド(業務用大型空調機)製品の生産は10月をめどに中国からマレーシアに切り替え、供給体制の最適化を図る。

ヤクルト 中国黒竜江省ハルビンで10/1から販売開始

ヤクルト 中国黒龍江省ハルビンで10/1から販売開始

ヤクルト本社は9月17日、中国の黒龍江省ハルビン市で乳酸菌飲料「ヤクルト」の販売を10月1日から開始すると発表した。2014年12月に1日当たり1000本、15年には同9000本の販売を目指す。ハルビン市に近い吉林省長春市の中国ヤクルト長春支店から商品を供給する。ヤクルトは中国国内において計27カ所の販売拠点網を持つ。ハルビン市での販売価格は5本パックで185円程度。

三井不動産 タイで高層マンション1330戸を共同開発

三井不動産 タイで高層マンション1330戸を共同開発

三井不動産は9月16日、タイ・バンコクで現地の有力デベロッパー、アナンダと高層マンション2棟を共同開発すると発表した。バンコク都心部で主要鉄道駅から数分の好立地で、供給戸数は合計1330戸。

同社はタイではすでに約1600戸の大規模マンションの開発を進めているが、中間所得層の増加で住宅需要が好調なことから、今回新規の開発を決めた。共同開発するアナンダは、現地マンション販売実績で第3位(2013年)。

三井造船 韓国、インドで受注 軸流圧縮機累計101基に

三井造船  韓国、インドで受注 軸流圧縮機累計101基に

三井造船は9月17日、韓国とインドで製鉄会社向けに高炉用軸流圧縮機4基と炉超頂圧回収タービン発電設備1基を連続受注したと発表した。受注金額は合計で約20億円。この結果、同社の軸流圧縮機の受注は累計101基に達した。

韓国ではポスコ向けに圧縮機とタービン発電設備を1基ずつ受注。インドでは製鉄大手ジンダルスチール&パワーから圧縮機3基を受注した。新設用でインドでは2件目の受注となる。圧縮機は高炉に高圧・大風量の空気を送り、燃焼効率を改善する。タービン発電設備は高炉から排出される排ガスを利用し発電する装置で、製鉄所のエネルギー効率を改善する。

ラオス政府に電気自動車2台寄贈 三菱自動車

ラオス政府に電気自動車2台寄贈  三菱自動車

三菱自動車は9月17日、ラオスの現地販売会社を通じ、同国政府に電気自動車(EV)「アイ・ミーブ」2台を寄贈したと発表した。三菱自動車はこれまで同国に、アイ・ミーブ3台を導入して適合性を検証してきた。このうち2台を寄贈し、同国におけるEV普及に向けた取り組みに協力する。

三菱自動車は、現地販売会社と2013年12月に流通販売・サービス契約を締結した。従来のピックアップトラックなどの乗用車に加え、今後はEVを含めた製品群の追加も視野に入れ同国での拡販を目指す。

マツダ タイの合弁工場で新型「デミオ」生産開始

マツダ  タイの合弁工場で新型「デミオ」生産開始

マツダは9月17日、新型「マツダ2(日本名デミオ)」の生産を、これまでの日本に加えタイでも始めたと発表した。米フォード・モーターと折半出資する合弁工場、オートアライアンス タイランド(AAT)で生産する。生産台数は明らかにしていない。生産した車はオーストラリアや東南アジアに出荷する。2014年中にメキシコ工場でも「マツダ2」の生産を始め、世界で年20万台の販売を目指す。

ソニー初の無配 スマホ不振 赤字拡大2300億円

ソニー初の無配  スマホ不振  赤字拡大2300億円

ソニーは9月17日、スマートフォンの販売不振などにより、2015年3月期の連結営業損益が400億円の赤字に転落する見通しになったと業績予想を下方修正した。従来は1400億円の黒字予想だった。最終(当期)損益も、赤字幅が従来予想の500億円から2300億円に拡大する。この結果。株主への年間配当を見送ることを決めた。同社の無配は1958年の上場以来、初めて。国内外でスマホ事業に携わる従業員の15%にあたる約1000人を2015年3月までに削減する方針も明らかにした。

エーザイ 豪に本格進出 抗悪性腫瘍剤などの販売に注力

エーザイ 豪に本格輸出  抗悪性腫瘍剤などの販売に注力

製薬大手のエーザイ(東京都文京区)がオーストラリアへ本格的に進出することが分かった。メルボルンを拠点に自社販売網を構築し、オーストラリア当局から承認を受けた抗悪性腫瘍(しゅよう)剤「ハラヴェン」と、てんかん治療薬「ファイコンパ」の販売に注力する。同社は2011~15年の中期戦略の中で、15年度までにオーストラリアなどで自社販売網を確立させる計画を打ち出していた。NNAが報じた。