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WHO「緊急事態」を宣言 医療態勢の脆弱な国への感染拡大を懸念

WHO(世界保健機関)は1月30日、専門家による緊急の委員会を開き、新型コロナウイルスの中国以外の幅広い国々への感染拡大を受け、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。とりわけ、WHOあ医療態勢の脆弱な国への感染拡大を懸念しているとしたえで、ワクチンや治療法の開発を促進するとともに、そうした国・地域への支援を行うべきとしている。新型コロナウイルスの感染は1月30日現在、21の国と地域へ広がっている。

中国の死者170人、感染患者7,711人 新型肺炎さらに拡大

中国の保健当局、国家衛生健康委員会は1月29日、新型コロナウイルスの感染患者が7,711人に上り、死亡者は170人になったと発表した。チベット自治区で初めて患者が確認され、これで中国のすべての省・自治区・直轄市で患者が確認された。そして、このうち症状の重い人は1,370人に上っているという。

トヨタ 中国4工場の操業再開を2/10以降に延期

トヨタ自動車は1月29日、中国にある4つの完成車工場の春節後の操業再開時期を、当初予定の2月上旬から10日以降に延期することを明らかにした。新型コロナウイルスによる肺炎患者拡大の影響によるもの。同ウイルスの猛威はまだまだ沈静化の兆しがなく、世界に広がりつつある。生産活動の停滞が長引けば業績に悪影響を及ぼすことが懸念される。

島津製作所 RoHS規制の有害元素分析向け「EDX自動化システム」中国で販売

島津製作所(本社:京都市中京区)は1月28日、RoHS指令の有害元素分析向け「EDX自動化システム」を中国で発売したと発表した。これはEDX(エネルギー分散型蛍光X線分析装置)による検査を全自動化するシステム。ロボット分野のスタートアップ企業、上海●像信息技術有限公司(通称:上海●像)と共同開発した。今後、中国全土で本格的に販売していく。蛍光X線分析装置は、RoHS指令の規制対象である5元素6物質、廃自動車指令(ELV指令)に伴う規制4元素4物質などの迅速測定に適している。同システムはハンドリングロボットやコントロールユニット、エアコンプレッサ専用ソフトウエアなどから構成されている。2020年3月期で10式の販売を見込む。

リネットジャパンG カンボジアでSBIとの自動車リース会社が事業開始

リネットジャパングループ(本社:名古屋市中村区)は1月28日、カンボジアでSBIホールディングスとの合弁会社、モビリティファイナンスカンボジアの自動車リースサービスのライセンスをカンボジア商務省から正式取得して事業を開始したと発表した。カンボジアで長年展開してきた事業実績、とくに自動車関連事業のノウハウをもとに、グループ企業のリソースを活用した他社にはない特徴あるサービスの提供を強みとする。年間1,500台以上の自動車リース契約を計画。

児玉化学 中国子会社の持分すべてを中国企業に譲渡

児玉化学工業(本社:東京都中央区)はこのほど、住宅設備・冷機部品事業を手掛ける中国子会社、無錫普拉那塑膠有限公司(所在地:中国江蘇省、以下、無錫普拉那)の、同社が保有する出資持分すべてを蘇州明強塑料有限公司(所在地:中国江蘇省、以下、蘇州明強)に譲渡する持分譲渡契約を締結したと発表した。蘇州明強化はプラスチック射出成形、および成形部品の二次加工を主幹事業としている。譲渡価額あ538万5,000人民元。株式の譲渡実行日は3月31日の予定。

新型ウイルスで日本人初の感染者を確認,武漢からのツアー客から感染か

厚生労働省によると、武漢への渡航歴がない奈良県の日本人男性が1月28日、新型コロナウイルスに感染していることが確認された。武漢への渡航歴がない人の感染が確認されたのも、日本人の感染が確認されたのも今回が初めて。この男性はバスの運転手で、1月8~11日、1月12~16日の2回にわたり、武漢からのツアー客をバスに乗せていた。

新型肺炎の中国の死者100人超に

中国湖北省の衛生当局は1月28日、新型コロナウイルスによる肺炎で、死者が100人に増えたと発表した。この結果、中国本土の死者は少なくとも106人に上る。同当局によると、感染者数は湖北省だけで2,714人で、そのうち127人が危険な状態だとしている。