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異業種3社が住まいのIoT化実証実験 暮らしのトータルサービスの定額提供へ

日立キャピタル(本社:東京都港区)、旭化成ホームズ(本社:東京都千代田区)、シャープ(本社:大阪府堺市)は3月23日、業態を超えたオープンイノベーションで、暮らしに関する様々なサービスを包括したLife as a Serviceモデルの構築を目指して、実証協働実施契約を締結したと発表した。
IoTとAIを活用し、世代ごとに異なるライフステージに合わせた最適な暮らしのトータルサービスをサブスクリプション(定額制)で提供することを目的に、4月より住まいのIoT化実証実験を開始する。

島津製作所 全ゲノム解析のスタートアップiLACと資本業務提携

島津製作所(本社:京都市中京区)は3月23日、全ゲノム解析を手掛ける筑波大学発スタートアップ企業、iLAC(本社所在地:茨城県つくば市筑波大学高精細医療イノベーション棟、アイラック)と、資本業務提携を結んだと発表した。
iLACは一人ひとりの体質や病状に合った適切な投薬や治療を行う「プレシジョン・メディスン」(個別化医療)の実現を目指しており、自動前処理装置や次世代ゲノムシーケンサーを駆使した高精度ゲノム解析技術が強み。島津製作所はiLACを含む多様な事業パートナーと協力してマルチオミクス解析ソフトウエアおよび自動前処理システムを開発することで、主力製品である質量分析計の販売拡大を目指す。また、今回の資本業務提携を通じて健康寿命の延伸に寄与する「アドバンスト・ヘルスケア」を推進していく。

日本 南部経済回廊の輸送能力強化でカンボジアに円借款と無償資金協力

日本政府は、カンボジアの南部経済回廊の輸送能力強化のため、2案件を対象に合わせて294億1,700万円の円借款と、タクマウ上水道拡張計画など3案件に合わせて47億2,100万円を限度額とする無償資金協力する。カンボジアの首都プノンペンで3月24日、日本の三上政裕駐カンボジア特命全権大使と、カンボジアのプラック・ソコン副首相兼外務国際協力大臣との間で、これら2件の円借款と3件の無償資金協力に関する交換公文の署名が行われた。
対象案件は円借款が①カンボジアの国道五号線改修計画(スレアマアム-バッタンバン間およびシソポン-ポイぺト間)(第二期)に供与限度額177億200万円②国道五号線かいしゅうけいかく(プレッククダム-スレアマアム間)(第三期)に供与限度額117億1,500万円。また、タクマウ上水道拡張計画に34億2,100万円、地雷撤去および地雷被害者支援計画に10億円をそれぞれ無償資金協力する。

シャープ 5G対応のスマートフォン3/27にKDDIより発売

シャープ(本社:大阪府堺市)は3月23日、第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンのフラッグシップモデル「AQUOS R5G」を商品化、3月27日からKDDIおよび沖縄セルラーより発売すると発表した。AQUOS R5Gは、5Gに対応したスマートフォンAQUOSの第一弾で、初の8Kワイドカメラを搭載。独自開発のAIが動画に映ったペットを自動で認識し、ズームで再生する「フォーカス再生」機能も搭載している。

トヨタとNTTが資本業務提携に合意 スマートシティビジネスで協業

トヨタ自動車とNTTは3月24日、資本業務提携することで合意したと発表した。自動車と通信で日本を代表する企業が、相互に2,000億円規模の出資を行い、株式を持ち合い連携、協業し最先端の街づくり「スマートシティ」事業化の構想を推進する。
スマートシティプラットフォームを共同で構築し、先行ケースとしてまず静岡県裾野市東富士エリアと東京都港区エリアで実装し、その後連鎖的に他都市へ展開を図っていく。

インド3/25から3週間全土封鎖 モディ首相が国民に呼び掛け

インドのモディ首相は3月24日、新型コロナウイルス対策について国民向けに演説し、3月25日から21日間、全土で封鎖(事実上の外出禁止令)を実施すると表明、外出を控えるように呼び掛けた。欧米諸国でもこうした措置が取られている地域があるが、これに伴い世界第2位の人口13億人余を擁するインド全土で、生活必需品の買い出し以外の外出が大きく制限される、”耐乏”生活を強いられることになりそうだ。

吉本興業とKDDI au5G活用の新たなエンタメ創出推進で合意

吉本興業(本社:東京都新宿区)とKDDI(本社:東京都千代田区)は3月23日、au5Gや先端テクノロジーを活用した「新たなエンタメ体験」創出に向けた取り組みを共同で推進していくことで合意したと発表した。このアンバサダーにキングコング西野亮廣(にしのあきひろ)氏が就任する。
au5Gの”お笑い研究所”として、渋谷の「ヨシモト∞ホール」、「Laugh Out」(ラフアウト:コワーキングスペース)をテクノロジーXお笑いの発信拠点としていく。これにより両社は5G時代の「オモロイほうの未来」の実現を目指していく。

東京五輪・パラ1年程度延期へ IOCと正式合意

安部首相は3月24日20時からおよそ45分間にわたってIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長と電話会談し、東京オリンピック・パラリンピックを1年程度延期し、遅くとも2021年夏までに開催することで合意した。この後、IOCは臨時理事会を開き、正式に決定した。新型コロナウイルスによるパンデミックが加速し世界各国に渡航禁止措置が広がり、安全な形での各国選手の参加、運営が困難と判断した。オリンピックの開催延期は史上初。
首相官邸で行われたこの電話会談には、大会組織委員会の森会長、東京都の小池知事、橋本五輪担当大臣らも同席した。

三菱マテリアル インド・マハラシュトラ州プネにテクニカルセンター開設

三菱マテリアル(本社:東京都千代田区)は3月23日、加工事業カンパニーが顧客の金属加工現場における問題解決のための技術サポート拠点として3月19日、インド・マハラシュトラ州プネにテクニカルセンター(MTECプネ)を開設したと発表した。
MTECプネは敷地面積2,063㎡の2階建て施設で、最新の加工機械やCAD/CAM、高精度測定器を設置している。また、最大68名を収容できるセミナールームも完備している。MTECプネは同社の世界で9拠点目のテクニカルセンターとなる。

新型コロナで日中韓外相テレビ会議 早期の保健大臣会合開催などで一致

新型コロナウイルス感染症対応で、3月20日午前10時30分から約70分間にわたり日中韓3カ国外相によるテレビ会議が行われた。日本から茂木外務大臣、中国から王毅(おう・き)国務委員兼外交部長、韓国から康京和(カン・ギョンファ)外交部長が参加した。
会議では各国の取り組みおよび関心事項について意見交換し、引き続き3カ国で協力していくことを確認した。具体的には①医薬品・ワクチンの開発状況に関する情報共有②医療物資や医薬品の円滑な輸出入の確保と緊急融通に向けての協力-などについて、継続して議論していくことになった。
また、事態を終息させるためには3カ国の保健当局の協力が必要であり、早期に保健大臣会合を開催することで一致した。