楽天グループ(本社:東京都世田谷区)は4月14日、医療機関と提携し、タカラバイオ(本社:滋賀県草津市)と共同開発した唾液検査キットを用いる新型コロナウイルスPCR検査を、ココカラファイン(本社:横浜市)が運営する関東地域を中心とした調剤薬局の52店舗で4月15日より提供開始すると発表した。
希望小売価格は9,878円(税込)。これには唾液採取容器および付属品一式、検査ラボ費用や配送費、結果通知にかかるすべての費用が含まれている。
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横浜ゴム 理研・日本ゼオンとバイオマスからブタジエン生成技術
横浜ゴムは4月13日、理化学研究所(以下、理研)、日本ゼオンと共同で設置している「バイオモノマー生産研究チーム」の共同研究により、バイオマス(生物資源)から効率的にブタジエンを生成できる世界初の新技術を開発したと発表した。
ブタジエンは現在、ナフサ熱分解の副生成物として工業的に生産されているが、ブタジエン生成技術を確立することにより、石油への依存度が低減でき、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)削減に貢献できる。
温室効果ガス 19年度2.9%減の12億1,200万トン 6年連続の減少
環境省は4月13日、2019年度に国内で排出した温室効果ガスの総量(確定値)は、二酸化炭素(CO2)換算で18年度比2.9%減の12億1,200万トンだったと発表した。6年連続の減少で、排出量を算定している1990年度以降2年連続で最少を更新した。
成田空港で「顔パス」搭乗の実証実験始まる 国際線に顔認証
成田空港で4月13日、国際線で出国する際、登録した顔のデータを用いて個人を確認する認識技術を利用し、スムーズな搭乗手続きを実現する実証実験が始まった。一般客を対象にした本格運用は7月の東京五輪開幕を予定している。
全日空と日本航空の一部で行われ、自動チェックイン機33台、自動搭乗ゲート20カ所・61台が設置された。設計・施工はNEC。
システムの名称は「Face Express(フェイスエクスプレス)」。搭乗券とパスポートの情報を合わせて個人データをつくると、その後の手荷物預け入れや保安検査場の入り口、搭乗口ではマスクを外すだけの「顔パス」で通過できる。個人データ24時間以内に削除される。
米・英紙が東京五輪開催・強行を批判「一大感染イベント」
米・英紙が相次ぎ、東京五輪の開催・強行について、五輪組織委員会および国際オリンピック委員会(IOC)を批判した。
4月12日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、日本で新型コロナウイルス感染が収まらず、ワクチン接種も滞る中で、東京五輪を開催するのは「最悪のタイミング」であり、日本と世界にとって「一大感染イベント」になる可能性があると伝えた。
英紙ガーディアン(電子版)は4月12日、今夏に延期された東京五輪の開催に「ショーは続行しなければいけないのか?」と疑問を呈する論説記事を公開、日本とIOCに自問を促している。
ミャンマー 2月以降の新規会社・支店設立・登記数8割超減
ミャンマー投資企業管理局の発表によると、同国の2020年度上半期(2020年10月~2021年3月)の会社または支店の設立・登記数は前年同期比34.2%減の6,037件となった。ちなみに2月は前年同月比86%減の188件、3月は同84%減の163件となっており、国軍がクーデターで権力を掌握した2月以降、月次登録数が前年同期比8割以上減少している影響が大きい。
2018年度(2018年10月~2019年9月)の会社または支店の設立・登記数は1万6,406件、2019年度(2019年10月~2020年9月)は同じく1万6,213件と順調に推移してきたが、2020年度は2021年4月以降も登記数が激減する見込み。
センコー・ウィラー 高速バス使い小口「貨客混載」輸送開始
センコー(本社:大阪市北区)とウィラーエクスプレス(本社:東京都江東区)は4月12日、4月からウィラーエクスプレスが運行する高速バスの荷物スペースを使って、小ロットの荷物を低コストで運ぶ、東・名・阪の「貨客混載」幹線輸送を開始したと発表した。
今回貨客混載輸送を開始した便は東京(江東区)~大阪(堺)、東京(江東区)~名古屋(港区)、名古屋(港区)~大阪(堺)を結ぶ3路線約50便/日。料金は東京~大阪、1件1万8,000円~4万3,000円とトラックに比べ割安で利用できる。
30年度燃料電池システム世界市場 FCVなどで5兆円規模に拡大
総合マーケティングビジネスの富士経済(所在地:東京都中央区)は4月13日、燃料電池システムの世界市場が2030年度に4兆9,581億円と5兆円規模まで拡大するとの予測を発表した。これは世界的な脱炭素化、モビリティのゼロエミッション化の実現に向け、各国で燃料電池の普及が期待されるため。主要用途のトラック・バス用で、2019年度比33.8倍の1兆6,028億円、燃料電池車(FCV)用で同44.7倍の2兆1,110億円へ市場拡大する見込み。
吉本興業HD 中国・上海市に新会社 アジアで市場拡大目指す
吉本興業ホールディングスは4月13日、中国での事業を推進するため上海市長寧区に新会社を設立したと発表した。100%出資の現地法人で、今後は「上海吉本」を起点とし、アジアでの市場拡大を目指す。新会社では日中両国の人材発掘や育成を図るためのオーディション番組の制作、地方経済の活性化を目指すライブコマース事業などを計画している。
サタケ 新型精米機「MILSTA」開発 5/10より広島本社で公開
サタケ(本社:広島県東広島市)は4月12日、新型精米器「MILSTA(ミルスタ)」を開発し、5月10日より新技術・新発想を導入したモデルプラントとして広島本社で公開すると発表した。
同社は1961年、研削式精米機と摩擦式精米機を合理的に組み合わせた日本初のコンパス精米機を開発、供給してきた。今回、精米工場の人手不足や労働時間の短縮による運営難、中食・外食の要求品質の高度化などの課題に応えたモデルを開発した。この結果、「ジャストインタイム生産」「24時間365日フル稼働」「IoTの活用」「精米品質の向上と安定」などの機能を有した新モデルを実現した。