連合は10月23日、中央執行委員会を開き、2026年春闘で「5%以上」の賃上げを求める基本構想をまとめた。全体の賃上げ目標を「5%以上」とするのは2024年以降、3年連続となる。
大手との格差是正のため、中小労働組合の賃上げは全体に1%以上を上乗せした「6%以上」とし、金額ベースでは1万8,000円以上を目安とする。パートなど非正規労働者は7%と、初めて賃上げ率の数値目標を示した。
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退職代行サービス 6割が民間, 弁護士運営は3割止まり
帝国データバンクの調べによると、本人に代わって退職したい意思を勤務会社に伝える「退職代行サービス」を展開する事業会社が、全国に少なくとも52法人あることが分かった。このうち約6割が株式会社など民間経営によるもので、法律を専門とする弁護士法人による運営は3割強にとどまった。弁護士法人による料金は約4万4,700円、民間経営による料金は約2万2,500円だった。
同サービスを巡っては、警視庁が10月22日、退職代行サービス大手の「モームリ」を運営するアルバトロス(本社:東京都品川区)に、無資格で顧客を弁護士に紹介し、報酬を得ていた疑いがあるとして、家宅捜索に入っている。
民間経営の代行サービスの多くは弁護士による慣習があるものの、弁護士法が禁じる斡旋の非弁行為にあたる、退職代行業務の”グレーゾーン”に改めて焦点があてられている。