「民主党とPANは政権入りの可能性」 ジョコ氏

「民主党とPANは政権入りの可能性」 ジョコ氏

 ジョコ・ウィドド次期大統領は8月19日、プラボウォ陣営の民主党と国民信託党(PAN)の2党が「政権入りする可能性がある」と明らかにした。地元紙が報じた。ジョコ氏は、この2党とはまだ交渉の途中だと話し流動的だ。

 ただ、10月からの次期政権下で円滑な国会運営のためには、与党の闘争民主党(PDIP)として支持政党を増やし議席数を拡大する必要がある。PDIPの副幹事長もこれらの点を踏まえ、「各政党が憲法裁の決定を受け入れ、国民のために団結することだ。そして、どの政党にも(政権与党への)門戸を開いている」と強調している。

タイ「立法議会」 プラユット氏を暫定首相に選出

タイ「立法議会」 プラユット氏を暫定首相に選出

 タイの軍事政権「国家平和秩序評議会」が設置した暫定議会「立法議会」は8月21日、評議会議長のプラユット陸軍司令官(60)を全会一致で暫定首相に選出した。近くプミポン国王の承認を受け正式に就任する。プラユット氏は、暫定内閣発足後も存続する評議会の議長を兼務するとみられ、絶対的な権限を保持する。

 

14歳でガジャマダ大に入学した少年の夢「将来は大臣」

14歳でガジャマダ大に入学した少年の夢「将来は大臣」

 インドネシア中部ジャワ州ソロ市のアルヤ・バグース・ケフィン君(14)は8月19日、同国最年少で名門ガジャマダ大学工学部土木工学科に入学した。アルヤ君は「将来は大臣になる」と新世代の出世頭を目指し、やる気満々だ。地元メディアが報じた。

 アルヤ君は2000年2月23日生まれで、現在14歳6カ月。通常なら中学生の年齢だが、両親が飛び級制度を活用し、4歳で小学校に入学させ、最近までソロ国立第3高校に通っていた。だが在学中に大学入学試験に合格し、再び飛び級した。

  19日、ジョクジャカルタ特別州の同大キャンパスで開かれた入学式に出席。報道陣に、工学部土木工学科を選んだ理由について「インドネシアは、インフラ開発はずっと続いていく。政府は土木学科卒業生をずっと雇用し続けるだろう」と国の将来を見据え、熟慮?した選択である旨、語っている。そして、夢を聞かれると「理想としては、大臣になりたい」と目を輝かせた。

ユニーが中国製PB中止 15年2月以降食品を国産に

ユニーが中国製PB中止 15年2月以降食品を国産に

 流通大手ユニーグループ・ホールディングスは8月19日、中国から輸入しているプライベートブランド(PB)商品26品目の製造・加工を、2015年2月をメドに原則として国内に切り替える方針を発表した。日本マクドナルドなど中国の食品会社の期限切れ食肉が使われていた問題を受けたもの。

 ユニーグループのPB商品は約1600品目に上り、そのうち中国で製造しているのは、水煮野菜や冷凍食品、菓子などがある。今回、中国で起こった問題をきっかけに、店頭で中国の商品なのかと尋ねるお客様が多くなったという。同グループは、消費者間で食への不信感が高まっていることを今回の対応の理由に挙げている。

ベトナム最低賃金15%上げ 物価上昇率の3倍超す

ベトナム最低賃金15%上げ 物価上昇率の3倍超す

 ベトナム国家賃金評議会は同国の2015年の最低賃金を、14年比で平均約15%引き上げる案を決めた。ベトナム政府の労働者の生活水準引き上げ意向を強く反映したものだが、物価上昇率の3倍を超える賃上げ提案だけに、外資企業は一様に反発を強めている。

 グエン・ダン・ズン首相が承認すれば、15年1月1日から適用される見通し。ベトナムは全国4地域別に最低賃金を定めている。今回の賃金改定案で首都ハノイ市や南部ホーチミン市を含む第1地域は、14年比14.8%増の月310万ドン(約1万5000円)に設定された。中心部から遠ざかるごとに、第2地域が同14.6%増の同275万ドン、第3地域は同15.2%増の同242万ドン、第4地域は同15.8%増の同220万ドンに引き上げられる。平均15.1%上昇する見通し。

インドネシアに日本式防災システム輸出 ODA活用

インドネシアに日本式防災システム輸出 ODA活用

 日本政府は災害情報を一元化して国内に発信する日本式の防災システムをインドネシアに輸出する方針だ。政府開発援助(ODA)予算を活用し、専門家の調査団をい今秋にも派遣する。同国では地震など自然災害も多発し、防災システムへの需要は大きい。同国との技術協力を足掛かりにして東南アジア諸国連合(ASEAN)向けの防災システム輸出を促進し、日本企業の受注拡大につなげる。

 

中国船がベトナム船を襲撃 備品など略奪の暴挙

中国船がベトナム船を襲撃 備品など略奪の暴挙

 ベトナム各紙は8月18日、南シナ海の西沙(パラセル)諸島付近で操業中だったベトナム漁船が、中国船に襲撃されて船内の備品を略奪されたと報じた。ベトナム中部クアンガイ省から出航した漁船を15日朝、中国船が襲撃した。中国船の乗員がハンマーや棒でベトナム漁船の窓ガラスなどを破壊し、レーダー、燃料、捕獲したマグロなどを奪い去ったという。

金融庁が銀行の個人情報保護強化へ規制強化

金融庁が銀行の個人情報保護強化へ規制強化

 インドネシア金融庁(OJK)はこのほど、銀行が顧客の同意なしにグループ企業などのクレジットカード会社に個人情報を流すことを禁止する規制を開始した。以前は銀行からグループ企業のクレジットカード会社などに顧客の同意なしで携帯番号などの個人情報が流れており、電話などによるクジットカードの売り込みが行われていたため、市民から不満の声が寄せられていた。

 OJKは2013年8月に成立した金融分野における個人情報保護法を適用して規制を強化する方針だ。

JR205系電車 譲渡先のジャカルタで“第2の人生”

JR205系電車 譲渡先のジャカルタで“第2の人生”

 埼玉や東京、神奈川を走っていた205系の電車が、車体のラインを赤と黄色に変えて、いまジャカルタの街を颯爽と駆け抜けている。今後日本から譲渡された車両が増え、一層存在感が増しそうだ。鉄道土産物でも人気を集めている。

 ジャカルタ首都圏の路線を管理・運営する国鉄(KAI)コミューター、ジャボデタベック(KCJ)によると、昨年到着した東京首都圏の埼京線を走っていた205系は現在13本が就役している。さらに今年5月下旬、JR東日本の横浜線で使用されていた205系の176両の譲渡が始まった。また8月17日現在、56両が新潟港から積み出され、ジャカルタに到着している。

   日本のJRから譲渡された205系がすべて就役すれば、ジャカルタ首都圏で最も見かける車両になるという。1~2年内に205系の存在感は日本と同等かそれ以上になる。

インドネシア観光船沈没で外国人2人がいぜん行方不明

インドネシア観光船沈没で外国人2人がいぜん行方不明

 インドネシア南部のサンゲアン島沖で8月16日未明、観光船が沈没し、乗員乗客計25人が海に放り出された事故で、このうち23人は翌17日、救助されたが、乗客2人がいぜん行方不明になっている。不明の2人はスペイン人とみられているが、同国外務省は身元を確認していない。

 同船は欧州からの観光客ら20人と、インドネシアの乗員3人、ガイド2人を乗せ、14日に同国のロンボク島を出発。数カ所に寄港しながら4泊の旅程でフローレス島西端のラブハンバジョへ向かっていた。CNNが報じた。