JR205系電車 譲渡先のジャカルタで“第2の人生”
埼玉や東京、神奈川を走っていた205系の電車が、車体のラインを赤と黄色に変えて、いまジャカルタの街を颯爽と駆け抜けている。今後日本から譲渡された車両が増え、一層存在感が増しそうだ。鉄道土産物でも人気を集めている。
ジャカルタ首都圏の路線を管理・運営する国鉄(KAI)コミューター、ジャボデタベック(KCJ)によると、昨年到着した東京首都圏の埼京線を走っていた205系は現在13本が就役している。さらに今年5月下旬、JR東日本の横浜線で使用されていた205系の176両の譲渡が始まった。また8月17日現在、56両が新潟港から積み出され、ジャカルタに到着している。
日本のJRから譲渡された205系がすべて就役すれば、ジャカルタ首都圏で最も見かける車両になるという。1~2年内に205系の存在感は日本と同等かそれ以上になる。