「関係改善へ転機」日中首脳会談 中国臨時代理大使
在日中国大使館の韓志強・臨時代理大使は11月17日、東京都内で、今月10日の日中首脳会談について「緊張の中にあった両国関係が転機を迎えた」と評価した。一方で、今後の関係発展に関連して「双方が挑発的な行動を慎むべきだ」との考えを明らかにした。また「両国は一歩を踏み出したが、全般的に正常に戻ったところまではいっていない」として、両国が今後も努力を続ける必要性を訴えた。
東シナ海での緊張状態を念頭に危機管理メカニズムを構築することが合意文書に盛り込まれたことを受け、「双方が挑発的な行動を取ることを慎み、不測の事態が起きないようにコントロールすることが大事だ」と語った。
日中韓首脳会談を模索する動きが出ていることについては、「アジアでの地域協力が活発になっており、経済規模で最も重要な中日韓3カ国の協力強化が地域全体にとって大事だ。協力を前進させるためには3カ国首脳の会談は欠かせない」と述べ、会談の実現に期待感を表明した。毎日新聞が報じた。