「百鬼夜行絵巻」京都・大徳寺真珠庵で9/19から特別公開

様々な妖怪の行列などを描いた「百鬼夜行絵巻」が、京都市北区の大徳寺真珠庵で9月19日から特別公開されている。この絵巻は国の重要文化財で、室町時代の絵師・土佐光信が描いたとされる。長さがおよそ8mあり、赤鬼や青鬼のほか草履や傘などの日用品に手足が生えた妖怪などが、躍動感あふれるタッチで描かれている。
特別公開は2回に分けて行われる予定で、前期は9月19~10月14日まで、後期は10月24~11月23日まで。

大英博物館 葛飾北斎の未公開作103点をオンライン公開

英国の大英博物館は9月3日、江戸後期の浮世絵師・葛飾北斎の未公開作品103点を収蔵し、同日よりオンラインで公開を始めると発表した。これらの作品は1829年に「万物絵本大全図」という本の挿し絵として描かれたが、その本自体は出版されなかったという。
これらは代表作「富嶽三十六景」を手掛ける2年ほど前の作品だが、大英博物館は「北斎のキャリアの転換点で、実際には新たな創造性を発揮していたことを示している」として、作品の発見が北斎の生涯を見直す契機になる可能性があると指摘している。

地球への隕石衝突は定説より5億年古い44億年前か 広島大など

広島大学などの研究グループは、太陽系が形成される中であったとされる、地球や月などに多数の隕石が降り注いだ「後期重爆撃期」が、これまで考えられていたよりも最大で5億年ほど古く、生命が誕生する前のおよそ44億年前だった可能性があると公表した。
これは後期重爆撃期に衝突があったと考えられる小惑星からきた隕石の元素を最新の分析方法で測定した結果、分かったもの。これにより、生命が誕生した前後の地球の初期の歴史を見直すことにつながるとしている。

南滋賀遺跡で古墳時代後期の国内最古の木製のこま出土

滋賀県大津市教育委員会はこのほど、南滋賀遺跡で古墳時代後期(6世紀後半~7世紀前半)の遺跡から国内最古の木製のこまが出土したと発表した。長さ6cm、最大幅4cm、下端部に突起がある。祭祀(さいし)に使われる木札「斎串(いぐし)」なども一緒に見つかっていることから、こまも祭祀用だったとみられる。
これまでは藤原宮跡(所在地:奈良県橿原市)で見つかった7世紀後半のこまが最古とされているが、これを100年近く遡ることになる。今回、集合住宅建設に伴う事前の発掘調査で出土した。
遺跡周辺は渡来人の集落跡や古代寺院が多くあり、667年には天智天皇が近江大津宮へ遷都するなど、当時の文化的先進地だったとされる。

弥生時代前期の6つの墓・土器出土 神戸「玉津田中遺跡」

兵庫県まちづくり技術センターによると、神戸市西区の「玉津田中遺跡」で、弥生時代前期の方形周溝や土器棺墓など6つの墓の跡や土器の破片が見つかった。
この集落跡は、今年5月から国道が建設されるのに伴って、周辺1,800㎡で発掘調査が行われている。昨年までに行われた周辺の調査で弥生時代前期の土偶や石棒など祭祀(さいし)で使われる道具が出土しており、この場所一帯に当時の大規模な墓地があったとみている。

浅井長政”姉川の戦い”後も京都に影響力 京都の寺で安堵状

近江の戦国大名、浅井長政が”姉川の戦い”で織田信長に敗れた後、京都の寺に宛てた文書が見つかった。この文書は、京都市左京区の寺、勝林院で見つかり、滋賀県長浜市の学芸専門監が調べた結果、花押や内容から、長政がこの寺に送った「安堵状(あんどじょう)」と判断された。
このことから長政は、信長に敗れた後、衰退の一途をたどったのではなく、近畿エリアで一定の勢力を保っていたことを裏付ける内容だとしている。安堵状は、幕府や領主が支配下にある寺院などに対し、領地を保証するため発行したもので、今回見つかった文書には「領地異議あるべからず候」と記されている。
長政のこの文書が書かれたのは元亀元(1570)年11月。長政はこの5カ月前、姉川の戦いで織田信長・徳川家康の軍勢に敗れている。

「京都五山送り火」コロナで密避け、大幅に規模縮小し実施

京都のお盆の伝統行事「京都五山送り火」が8月16日夜、新型コロナウイルスの影響で、密を避けるため火床の数を減らし、規模を大幅に縮小して行われた。京都市左京区の大文字山では「大」の文字のそれぞれの端と中心の6カ所に火がともされ(文字に見えないよう)山の斜面に6つの炎の点が浮かび上がった。今年だけの特別な形の”送り火”となった。
京都五山送り火は、お盆に迎えた先祖の霊を送る、300年以上の歴史があるとされる京都の伝統行事。8月16日の夜に京都市を囲む5つの山々に「大」や「妙法」などの文字や形が炎で描かれる。

「京都五山送り火」コロナで密避け、大幅に規模縮小し実施

京都のお盆の伝統行事「京都五山送り火」が8月16日夜、新型コロナウイルスの影響で、密を避けるため火床の数を減らし、規模を大幅に縮小して行われた。京都市左京区の大文字山では「大」の文字のそれぞれの端と中心の6カ所に火がともされ(文字に見えないよう)山の斜面に6つの炎の点が浮かび上がった。今年だけの特別な形の”送り火”となった。
京都五山送り火は、お盆に迎えた先祖の霊を送る、300年以上の歴史があるとされる京都の伝統行事。8月16日の夜に京都市を囲む5つの山々に「大」や「妙法」などの文字や形が炎で描かれる。

大阪「うめきた」で1,500体超の人骨出土 江戸~明治期の埋葬跡

大阪市教育委員会、大阪市文化財協会は8月13日、江戸~明治時代に現在のJR大阪駅北側再開発区域「うめきた」(大阪市北区)にあった「梅田墓」について、発掘調査の結果、1,500体以上の埋葬人骨が出土したと発表した。
市内でこれほど多くの埋葬跡が一度に見つかるのは初めてで、全国的にも珍しい。これらは庶民階級の墓とみられ、今後は骨を調べ、葬送文化や生活環境などを詳しく分析する。発掘調査はうめきた再開発事業に伴って始まり、2017年2~6月の調査で墓地の南北端の石垣や約200体の埋葬人骨が見つかっている。
梅田墓は、江戸初期に天満周辺にあった墓を、現在の大阪駅の南側付近に集めたのが始まりで、その後、現在のうめきた南西部に再移転したとされる。大坂に7カ所あった「大坂七墓」の一つ。近松門左衛門の作品、浄瑠璃「曽根崎心中」や「心中天網島」などにも登場する。

清水寺「千日詣り」もコロナ禍で参拝客は例年の半分以下

京都の清水寺で8月9日から、夏の伝統行事「千日詣り」が始まっているが、今年は新型コロナウイルスの影響で、参拝者は例年の半分以下となっている。
千日詣りは、1度のお参りで1,000日お参りしたのと同じご利益があるとされ、ふだんは入れない本堂の奥が特別に公開されている。
今年は新型コロナで、1度に拝観する人数を制限しているほか、例年行われている千手観音の手に結ばれた五色のひもに触れながら参拝することや、願い事を書いたろうそくに火をともすことは取りやめになっている。
清水寺の千日詣りは8月16日まで行われる。