上川陽子外相は11月26日、訪問先の韓国・釜山で韓国の朴振(パク・ジン)外相とおよそ1時間20分会談した。韓国・高裁が日本政府に元慰安婦への賠償を命じる判決を出したことに抗議し、韓国政府に適切な措置を講じるよう求めた。日本政府は23日にも「断じて受け入れられない」旨の声明を出しているが、今回会談の中で改めて抗議した。
日中韓外相が4年ぶり対面会談 懸案の首脳会談の年内開催は困難
日中首脳が会談「戦略的互恵関係」再確認, 隔たり埋まらず
IPEF首脳会合 重要鉱物の供給網強化へ対話新設 3分野で合意
米中首脳 軍事対話の再開で合意 貿易・台湾問題では主張譲らず
国連安保理 ガザの「戦闘休止」を要請 5回目で初採択
国連安全保障理事会は11月15日、緊急会合を開きパレスチナ自治区ガザにおける戦闘の「緊急かつ人道的な一時休止」を要請する決議案を採択した。決議案は今回が5回目で、ようやく成立にこぎ着けた。
今回は非常任理事国のマルタが決議案を提出。フランス、中国、日本など12カ国が賛成。拒否権を持つ常任理事国んp米国、英国、ロシアは棄権した。拘束力のない国連総会決議とは異なり、安保理決議にはイスラエルも含めて国連加盟国は従う義務がある。
10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃して以降、安保理では4回にわたりガザの戦闘に関する決議案を諮ってきた。だが米国、ロシア、中国が拒否権を行使して決議案はまとまらず、調停機関として機能不全に陥っていた。