日本 パレスチナの消防機材整備に12.08億円を無償支援

日本政府は、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区3県の消防機材整備に12億800万円の無償資金協力する。同地区のジェニン県、ラマッラ・アルビーレ県、トゥルカレム県の激しい爆撃等による火災発生件数は、西岸地区の火災発生件数の約半数を占める。一方、これら3県に配備されている消防能力は、車両の老強化と車両数不足で極めてぜい弱な状況にある。このため、消防機材整備が喫緊の課題となっている。

日米同盟深化で一致 石破首相 バイデン大統領と電話会談

石破首相は10月2日、米国のバイデン大統領と電話会談を行い、日米同盟の抑止力と対処力を向上させる重要性で一致した。首相は「日米同盟の強化は政権の最優先事項だ」と述べ、「国際秩序の中核を担うグローバルパートナーとして引き続き緊密に連携していきたい」と呼び掛けた。そのうえで、日本の防衛力強化に向け、防衛予算と装備の充実を図っていく考えを伝えた。
両首脳は①覇権主義的な行動を強める中国を念頭に、日米韓、日米豪印、日米比などの同志国の多国間ネットワークを発展させていく②北朝鮮による拉致、核・ミサイル問題やウクライナ情勢を巡り、協力するー方向性や方針を確認した。

インドネシア TPPに加盟申請 輸出産業強化し成長加速

インドネシア政府は9月25日までに環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟申請した。アイルランガ・ハルタルト経済担当調整相が同日、TPP事務局の役割を担うニュージーランドに正式にTPPの加盟申請を行ったことを明らかにした。輸出産業を強化し、経済成長を加速させることが狙い。

ベトナムの台風被害 死者,行方不明296人, 日本緊急援助物資

ベトナム政府は、9月7日に同国を襲ったスーパー台風(台風11号)による被害状況を明らかにした。11日時点で死者・行方不明者は296人、負傷者は811人、被害家屋は14万418戸に上っている。
同国政府からの要請を受け、日本政府は国際協力機構(JICA)を通じて、緊急援助物資(浄水器、プラスチックシート)を供与することを決めた。

日中韓 観光担当閣僚 30年までに旅行者4,000万人へ連携強化

神戸市で開かれていた日本、中国、韓国の観光担当閣僚会合は9月11日、3カ国は行き来する旅行者などの数を2030年までに、コロナ禍前の水準を1,000万人上回る4,000万人に増やすことを目標に掲げ、連携を強化することで一致し、共同宣言を取りまとめた。
3カ国は①各国が持つ観光データを共有化する②都市部だけでなく、地方へも観光客を呼び込むために、各国から直行便を増やす③各地の自然や文化を生かした付加価値の高い観光の実現にも連携して取り組む−−などで一致した。このほか、共同宣言には持続可能な観光の重要性も明記され、オーバーツーリズム対策や、低炭素型の旅行商品の開発を進めていく方針も盛り込まれた。

日本 カンボジア首都圏の送配電網拡張に約80億の円借款

日本政府は、カンボジア・プノンペン首都圏の送配電網拡張整備計画(フェーズ2)(第三期)」に79億8,800万円限度とする円借款を供与する。これは、同首都圏の電力供給の安定化を図り、同国の経済発展に寄与するもので、第一期の2015年、第二期の2018年の借款に続くもの。

パリパラリンピック閉幕 日本 金14,銀10,銅17計41個のメダル

パリ・パラリンピックの閉会式が陸上競技などが行われた「スタッド・ド・フランス」で9月8日(日本時間9日)行われ、史上最多の168カ国・地域と難民選手団からおよそ4,400人が参加した、12日間の大会に幕が降ろされた。
今大会で日本は金メダル14個、銀メダル10個、銅メダル17個の合わせて41個のメダルを獲得した。日本選手団の旗手は、競泳で2つの金メダルを獲得した木村敬一選手と、卓球の女子シングルスで日本選手として初めて金メダルを獲得した和田なつき選手が務めた。
聖火台の灯が消されて、パラリンピックの旗がパリ市のイダルゴ市長から、次の開催都市の米国・ロサンゼルスのバス市長に手渡された。

日本 ミクロネシア連邦の港湾拡張などに60億円を無償支援

日本政府はミクロネシア連邦のポンペイ港拡張および漁業調査監視せ船供与に合わせて供与限度額59億9,700万円を無償資金協力する。内訳は首都ポンペイ港拡張計画に45億9,700万円、漁業調査監視船供与額14億円。
ミクロネシア連邦は約607の島々が東西約2,500kmにわたって広がる4つの州で構成される島しょ国。こうした地理的特性から海上物流は国民生活に不可欠なもの。そこで港湾機能の拡張整備および漁船の安全性の確保が課題となっている。

日本 ネパール若手行政官の日本留学費4.54億円を無償支援

日本政府は、ネパールの将来を担う若手行政官が日本の大学院で学位(修士・博士)取得のための留学費を4億5,400万円を供与限度額として無償資金協力する。これは令和7年度に実施される、最大22名(修士課程20名・博士課程2名)のネパール若手行政官が、同国の開発課題の解決に必要な各分野の専門知識を日本で習得する費用に充てられる。