ドジャース大谷翔平選手 2年連続50号達成, 史上6人目

MLBドジャースの大谷翔平選手が9月16日、フィリーズ戦に投打の二刀流で出場し、50号を放ち、史上6人目となる2年連続シーズン50号を達成した。投手としては5回を投げ無安打無失点に抑えたものの、勝ち負けはつかなかった。チームは競り負け、大谷はメモリアルデーを白星で飾れなかった。
投手として5回、68球、フォアボール1、奪三振5の快投。163.6キロの自己最速に並ぶ、気迫の込もった投球をみせ、2勝目の権利を持って降板した。
MLBで2年連続シーズン50号を達成しているのはベーブ・ルイス、マーク・マグワイヤ、ケン・グリフィー・ジュニア、サミー・ソーサ、アレックス・ロドリゲスの5人しかいない。いずれも通算500号本塁打を超える長距離打者だ。

村竹ラシッド 世界陸上110mハードル5位入賞, 終盤失速

世界陸上の男子110mハードル決勝が9月16日行われ、この種目で日本選手初のメダル獲得を目指していた村竹ラシッド選手は13秒18のタイムで5位入賞を果たした。
パリ五輪で5位入賞した村竹選手は8月、自身が持つ日本記録を0秒12更新する12秒92をマークするなどコンディションは良かった。決勝では好スタートを切り、中盤まではメダル圏内に入っていた。だが、ゴール前グイと伸びた準決勝とは異なり、最終盤は本来の伸びを欠き、13秒18で5位のフィニッシュとなった。惜しいレースだった。

井上尚弥 5度目の4団体王座防衛に成功 KOに拘らず

ボクシングの世界スーパー・バンタム級主要4団体タイトルマッチは9月14日、王者・井上尚弥と挑戦者・ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との間で行われた。井上は全く危なげなく5度目の防衛に成功した。
ただ、今回の試合はこれまでとは大きく異なり、井上はスピードを生かしアウトボクシングに徹し、KO勝ちに拘らず、大差の判定で下した。次戦は12月にサウジアラビアでの防衛戦が予定だれている。

三浦龍司 無念の8位入賞, メダルに届かず 3000m障害

世界陸上男子3000m障害の決勝が9月15日行われ、期待の三浦龍司は8分35秒90で健闘虚しく8位入賞に終わった。三浦は2大会連続の入賞。
レースは最後の1周で大きく動き、三浦はメダルを狙える位置におり、まだ余裕があるように見えただけに期待を抱かせた。しかし、ゴールが見えた最終障害を一団が跳んだ直後、三浦は後続の選手らと接触、大きくバランスを崩し、立て直すことができずに後続ランナーに抜かれた。同レースにおいては、この種の接触が避けられないとすれば、やむを得ないところだ。だが、すぐにも立て直すことができれば、メダルに手が届いていた可能性がある。実力的には世界の第一線で戦えるポジションにある、そんな惜しいレースだった。

廣中璃梨佳6位入賞 世界陸上女子10,000m決勝

世界陸上女子10,000m(1周400m×25周)決勝は、トップグループのアフリカ勢らが主導権を握り、逃げ出しの機会をうかがい乱ペースで進められる展開となった。廣中璃梨佳は辛抱強く中盤10位以下まで順位を落としたが、電光掲示板を横目で見ながら余裕の走りを見せた。24周目から覚醒したかのように加速、最後の1周で2人を抜き去り、順位を6位に上げフィニッシュした。廣中は2大会連続の入賞を果たした。

”負け組の星”「ハルウララ」死ぬ 高知競馬の元競走馬

負け続けても懸命に走る姿から全国的な人気を集め、”負け組の星”と呼ばれた高知競馬の元競走馬「ハルウララ」が引退後、余生を過ごしていた千葉県の牧場で死んだ。29歳だった。ハルウララは、2004年まで113のレースに出走し、成績は0勝113敗だった。
当時は「走っても当たらない」として、ハルウララの馬券が交通安全の”お守り”になった。

サニブラウン, 桐生ら無念の予選敗退 東京2025世界陸上

9月13日始まった東京2025世界陸上の初日、注目された男子100m予選が行われた。日本勢は3人とも決勝進出はならなかった。3大会連続のファイナル進出を狙ったサニブラウン アブデルハキーム(26)、8年ぶりに9秒台を記録して調子を挙げていた桐生祥秀(29)、そして守祐陽(24)の3人は、後半伸びきれず、十分燃焼しきれないまま、無念の敗退となった。