総務省の住民基本台帳に基づく2023年の人口移動報告によると、首都圏への流入が再び強まっていることが分かった。首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の2023年の、転入者が転出者を上回る「転入超過」が12万6,515人に上った。
首都圏への人口流入は、新型コロナウイルス流行で、予防・対策として掲げられた”密集”を避ける意味から鈍化した。しかし、新型コロナの5類移行も加わってその後は増勢をたどり、2023年の転入超過は新型コロナ流行前の2019年の85%まで戻った。
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東京都区内への流入続く 23年転入超過80%増の6.8万人余
総務省の住民基本台帳に基づく2023年の人口移動報告(外国人含む)によると、東京都の転入者数から転出者数を差し引いた「転入超過数」は、前年比80%増の6万8,285人に上り、10年連続で転入超過となった。東京都への転入者は前年比3.3%増の45万4,133人、転出者は4%減の38万5,848人だった。転入者、転出者いずれも全都道府県で最も多かった。日本人は5万8,489人、外国人は9,796人の転入超過だった。
全国の移動が大きかった部分を挙げると、東京23区が前年比2.5倍の5万3,899人で最多。次いで大阪市が42.4%増の1万2,966人、横浜市が15.5%増の9,731人で続いている。