23年1月倒産26.1%増の570件 コロナ関連は約2倍に

東京商工リサーチのまとめによると、2023年1月の全国の企業倒産は前年同月比26.1%増の570件(負債額1,000万円以上)、負債総額は同15.5%減の565億2,400万円だった。件数は2022年4月から10カ月連続で前年同月を上回り、増加率は2022年12月(前年同月比20.2%増)、2023年1月(同26.1%増)と増勢を強めている。1月としてはコロナ前の2022年(773件)以来、3年ぶりに前年同月を上回った。このほか、負債額1,000万円未満の倒産は32件(前年同月20件)発生した。
負債総額は2カ月連続で前年同月を下回った。1月としては4年連続で前年同月を下回り、1973年(245億3,400万円)以来、約50年ぶりの低水準。
2023年1月の「新型コロナウイルス」関連倒産は前年同月比93.3%増の234件と、前年同月から約2倍と大幅に増えたが、5カ月連続の200件台。2020年2月からの累計は5,000件。

全国知事会が「大阪・関西万博推進本部」初会合

全国知事会は2月7日、オンラインで2025年の大阪・関西万博に向けて、全国的な機運を醸成しようと、知事会の中に設けた「大阪・関西万博推進本部」の初会合を開いた。
冒頭、岡田万博担当相が「世界中の人々に夢や驚きを与え、若者や子どもたちがワクワクするような万博をつくり上げ、全国各地が活性化する機会にしていきたい」とあいさつ。また国の担当者が、修学旅行などで全国の子どもたちに会場を訪れてもらうといったアクションプランについて説明した。そして今後も緊密に連携するため、各都道府県に担当の窓口を設置するよう求めた。

トルコ大統領 地震被災地に3カ月間の非常事態宣言

ロイター通信などによると、トルコのエルドアン大統領は2月7日、大地震で被災した南部10県を対象に3カ月間の非常事態を宣言した。
トルコ南東部のシリア国境付近で2月6日発生した大地震による死者は8日未明ですでに7,000人を超えている。同大統領はまた、これまでに世界70カ国・地域が捜索・救助活動の支援を申し出ていると明らかにしている。

国内コロナ累計死者7万人突破 1カ月で1万人増加

国内で報告された新型コロナウイルス感染症の死者が2月7日午後7時時点で、累計で7万21人となり、7万人を超えた。1月上旬に6万人を超えたばかりで、今回は1カ月間で1万人増えた。新型コロナ”第8波”の感染者数は全国で減少傾向にあるが、死者数はいぜんとして高水準にある。なお、累計感染者数は3,282万4,268人に上っている。

「餃子の街」宮崎市が2年連続日本一 年間4,053円

総務省が2月7日発表した2022年の家計調査で、宮崎市が餃子(ギョーザ)の1世帯(2人以上)当たり年間支出額が4,053円で2年連続の日本一となった。これは都道府県庁所在地と政令指定都市ランキングによるもの。2位は宇都宮市(3,763円)、3位は浜松市(3,434円)、4位は鹿児島市(2,999円)、5位は堺市(2,590円)だった。

インドネシアの22年GDP5.3%増 コロナ前に戻す

インドネシア中央統計局が2月6日発表した2022年の国内総生産(GDP)は、物価の変動を除いた実質で前年比5.3%増加した。天然資源・鉱物などの輸出の好調が続き、牽引した。5%超えのGDP成長率は2019年以来で、経済成長の軌道を新型コロナウイルス禍前に戻した。2022年の貿易黒字は544億5,560万ドル(約7兆1,700億円)と過去最高を更新した。

トルコ・シリア大地震の死者合計7,000人超に

2月6日午前10時過ぎにトルコ南東部で発生したマグニチュード(M)7.8の大地震で、トルコおよび隣国シリアの死者は合わせて7,000人を超えた。現地では懸命な救助活動が進められているが、がれきに埋もれた被災者ら行方が不明の人がまだまだいるとみられることから、犠牲者はさらに増えそうだ。
今回の地震は東アナトリア断層帯で岩盤の破壊が始まって、1分ほどかけて北東の方向に広がり、地下の岩盤が長さおよそ50km、およそ10mにわたってずれ動いたとみられるという。また、地震発生からおよそ9時間後の午後7時半ごろに起きたM7.5の地震では、最初の大地震から100kmほど北に離れた東西に走る断層帯が長さ40kmほど、およそ10mにわたりずれ動いたとみられることが分かった。

兵庫県 国の養殖技術活用 明石マダコ育て海へ放流

兵庫県は明石市の特産、マダコの不漁が続いていることから、国の養殖技術を活用して明石市の施設内で子どものマダコを育て海に放流し、地元を守り安定した漁獲量と価格の維持につなげていくことになった。
エサの種類も変えながら育て方を研究し、親ダコが生んだ卵から幼生と呼ばれる子どもの大きさになるまで育てた後、海に放流する。県は今後4年間でおよそ10万匹を育て、放流する計画。明石のマダコは足が太く、身が引き締まっているのが特徴で、全国的に広く知られている。