はやぶさ2回収の砂に「生命の源」アミノ酸 地球外確認初

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が小惑星の「りゅうぐう」から地球へ持ち帰ったサンプルの砂から、生命の源となるたんぱく質の材料となるアミノ酸が見つかったことが6月6日分かった。アミノ酸を地球以外で確認するのは初めてという。生命の起源の謎に迫る研究成果。

競馬 安田記念 ソングラインG1初勝利 前半のマイル王に

競馬の前半のマイル王決定戦、第72回安田記念(G1、芝1600m、18頭出走)は6月5日、東京競馬場で行われ、4番人気のソングライン(池添謙一騎乗)が1分32秒3で優勝、G1初勝利を飾るとともに1着賞金1億8,000万円を獲得した。池添騎手はこのレース2勝目、林徹調教師はG1初勝利。
ソングラインは中団の外目を追走し、最後の直線で豪快に伸びてゴール前の接戦をクビ差抜け出した。2番人気のシュネルマイスターが2着。3着には8番人気のサリオスが入った。

国枝慎吾組・上地結衣組ともに準優勝 全仏テニス車いす

テニスの全仏オープン車いすの部は6月5日、男・女のダブルス決勝が行われた。決勝戦に臨んだ国枝慎吾組、上地結衣組いずれも健闘むなしく敗れ、準優勝だった。
1日順延された男子ダブルス決勝では、国枝慎吾(ユニクロ)、グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)組が、アルフィー・ヒューエット、ゴードン・リード組(英国)に6−7、6−7で敗れた。
女子ダブルス決勝では上地結衣(三井住友銀行)、コタツォ・モンジャニ(南アフリカ)組が、ディーデ・デフロート、アニク・ファンクート組(オランダ)に6−7、6−1、8−10で負けた。

世界のプラごみ 60年に3倍に OECDが警鐘,対策強化を

経済協力開発機構(OECD)は6月3日、生態系への深刻な影響が懸念されているプラスチックごみに関する報告書を公表した。対策を強化しなければ、2060年に世界のプラスチックごみ発生量が現状の約3倍になると予測、環境中への流出量も2倍に増えるとし、抜本的な対策強化を求めている。
OECDによると、2019年のプラスチックごみの発生量は3億5,300万トンで、追加の対策が講じられなければ、2060年に約3倍の10億1,400万トンに増える。一方、国際協定を策定するなど世界で協調して厳しい対策を進めた場合、6億7,900万トンに抑えられるとの試算も公表している。

中国船 日本のEEZ内で海中に観測機器 政府は抗議

外務省は6月4日、沖縄県・石垣島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内で、中国の海洋調査船が活動、観測機器のようなものを海中に投入したのを海上保安庁が確認したと発表した。
日本側の事前同意を得ていない。このため政府は「仮に海洋の科学的調査を実施しているのであれば極めて遺憾だ」として即時中止を求め抗議した。
外務省によると、日本のEEZ内で中国の調査船による事前同意のない科学的調査を確認したのは3月以来、およそ3カ月ぶり。

国枝慎吾優勝 上地結衣準優勝 全仏テニス車いすの部

テニスの全仏オープン車いすの部は6月4日、男子シングルス決勝で歳2シードの国枝慎吾(ユニクロ)が第3シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)を6−2、5−7、7−5で破り、4度目の優勝に輝いた。この結果、国枝選手は4大大会で昨年の全米オープン、今年1月の全豪オープンに続き、3連勝を果たした。
女子シングルス決勝は第2シードの上地結衣(三井住友銀行)が第1シードのディーデ・デフロート(オランダ)に4−6、1−6で敗れ、2年ぶり5度目の優勝はならなかった。