関西広域連合 万博「関西パビリオン」経費約18.7億円

関西圏の自治体でつくる関西広域連合は、1月25日開いた会合で2025年大阪・関西万博に出展する「関西パビリオン」にかかる経費について、およそ18億7,000万円になるとの見通しを示した。内訳は本体や内装などの工事費用がおよそ8億6,000万円、スタッフの採用など運営費用がおよそ4億7,000万円、展示費用がおよそ3億8,000万円などとなっている。ただ、パビリオン内で各自治体が独自に行う展示などに関する費用は含まれていないという。
関西パビリオンでは、大阪を除く関西の5府県と周辺の4県の合わせて9府県が、地域の文化や歴史などの魅力を発信することにしている。

石川県まとめ 能登半島地震被災者支援 義援金126億円余に

石川県のまとめによると、今回の能登半島地震を受けて、1月4日から受け付けている災害義援金が1月24日時点で総額126億円余に上っていることが分かった。県は1月下旬から2月上旬にかけて、災害義援金配分委員会を開き関係する市や町と配分割合などについて決めるとしている。
126億円余の内訳は、県に寄せられた災害義援金がおよそ17万5,000件、金額にして110億円余、日本赤十字石川県支部を通じた義援金が1万5,000件余でおよそ12億円、石川県共同募金会を通じた義援金が1万4,000件余でおよそ3億5,000万円に上っている。

能登半島地震の被害額は3県で最大2.6兆円 政府推計

政府は1月25日発表した1月の月例報告で能登半島地震による経済的な影響が石川、富山、新潟の3県で1.1兆〜2.6兆円に上るとの推計を明らかにした。被害額の内訳は住宅や公共施設の建築物の全半壊などで0.6兆〜1.3兆円、道路や港湾、農林水産業のインフラなどの社会資本で0.5兆〜1.3兆円。県別に見ると、最大被害額の石川県が1.3兆円、富山県が0.5兆円、新潟県が0.9兆円と推計している。

政府 復旧・復興支援に予備費1,500億円超の支出を決定

政府は1月26日の閣議で、25日にまとめた能登半島地震被災者の生活再建などに向けた支援パッケージの実効に必要な1,553億円を今年度の一般会計と特別会計の予備費から支出することを決めた。
この主な内訳は仮設住宅の建設や半壊以上の家屋を解体する際の自己負担を特例でゼロとする支援に694億円、中小企業の工場などの復旧費用を4分の3まで補助することなど、なりわいの再建に383億円、道路や河川、水道などインフラや医療施設の復旧などに475億円をそれぞれ充てる。

井上尚弥 2年連続MVPに選出 世界ボクシング評議会

世界ボクシング評議会(WBC)は1月23日、2023年の最優秀選手「ファイター・オブ・ザ・イヤー」にスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)を選出したと発表した。2年連続の受賞。井上は2023年7月に世界4階級制覇を達成。12月にマーロン・タパレス(フィリピン)にKO勝ちし、史上2人目の2階級4団体王座統一に成功した。

イクイノックス 23年世界ランキング1位 日本馬で2頭目

日本中央競馬会(JRA)は1月24日、国際競馬統括機関連盟(IFHA)による2023年の「ワールドベストレースホースランキング」で、JRA年度代表馬のイクイノックスが年間1位になったと発表した。日本調教馬の1位は2014年のジャスタウェイ以来2頭目。
また、イクイノックスが制したジャパンカップは2023年のG1レースでワールドベストレースに輝いた。日本のG1競走が世界1位となるのは初めて

JAXA「SLIM」2/1ごろまでに太陽光当たれば電力復旧も

JAXA(宇宙航空研究開発機構)は1月25日、20日に月面への着陸に成功した日本の無人探査機「SLIM」について、着陸目標から55m程度の位置に着陸したと推定されると”ピンポイント着陸”に成功したと発表した。また、搭載していた太陽電池での発電ができていないとしていたが、月の日没にあたる2月1日ごろまでに太陽電池に太陽光が当たれば、電力が復旧して運用を再開できる可能性があるとの考え方を示した。

青葉被告に死刑判決 完全責任能力ありと認定 京アニ事件

2019年7月、京都アニメーション第1スタジオに放火、36人を殺害した罪などに問われている青葉真司被告(45)の裁判員裁判で、京都地裁は1月25日、死刑判決を言い渡した。青葉被告は裁判長の語りかけに対し、ゆっくりうなずいた。その後、車いすを押され、軽くうつむいた状態で退廷した。
京都地裁・増田啓祐裁判長は「炎や熱風の中で亡くなった被害者らの悲しみや苦痛は筆舌に尽くし難い」。そして争点となった刑事責任製能力について、「妄想性障害による影響はあったものの、心神喪失や耗弱(こうじゃく)まで認められない」と認定して、死刑判決を言い渡した。