ジャンダルムがG1初V 競馬スプリンターズS

秋競馬のG1レース第1弾、短距離王を決める第56回スプリンターズステークス(芝1,200m、16頭出走)が10月2日、中山競馬場で行われた。8番人気のジャンダルムが1分7秒8で優勝、G1初勝利を挙げ1着賞金1億7,000万円を獲得した。騎乗した荻野騎手、池江泰寿調教師ともこのレース初勝利。母ビリーヴも2002年に制覇しており、レース史上初の母子制覇となった。圧倒的支持を集めた1番人気のメイケイエールは見せ場をつくれず14着に終わった。

中小企業の6割超が「人手不足」経済活動再開で

日本商工会議所が7月〜8月にかけて全国の中小企業6,000社余りを対象に実施した雇用に関する調査(2,880社が回答)によると、「人手が不足している」と回答した企業の割合が64.9%にに上り、調査を始めた2016年以降で最も高かった66.4%に迫る水準となった。
業種別では「建設業」が77.6%、「運輸業」が76.6%と高く、コロナ禍で深刻な影響を受けた「宿泊・飲食業」でも73.9%となり、経済活動再開に伴い、人手不足が再び深刻化している現状がうかがえる。
昨年度新卒採用を募集した企業のうち、「予定した人数を採用できた」とする回答が45.6%と最も多かったものの、「予定した人数を採用できなかった」が34.6%、「募集したものの、全く採用できなかった」が19.9%となり、人材の確保が難しくなりつつある。

凱旋門賞 日本勢惨敗,土砂降りのロンシャンに夢散る

世界最高峰の競馬レース、凱旋門賞(G1、芝2,400m、フランス・パリロンシャン競馬場)が10月2日、強烈な雨が降りしきる中、行われた。今年こそ頂点をの夢を乗せて、日本からタイトルホルダー(牡4、栗田厩舎)を大将格に、ドウデュース(牡3、友道厩舎)、ステイフーリッシュ(牡7、矢作厩舎)、ディープボンド(牡5、大久保厩舎)の過去最多の4頭が出走。日本競馬界とファンの悲願の頂点奪取の期待が集まっていた。
しかし、折からの重馬場に加え、不運にもレースがスタートするころから、まさにどしゃ降りの雨となった。日本馬は各馬とも経験したことのない、悪条件に見舞われ戦意喪失気味。逃げたタイトルホルダーを含め、いずれもスタミナを消耗、本来の走りが全くできずに惨敗。またも夢は散った。
タイトルホルダーは11着、ステイフーリッシュ14着、ディープボンド18着、ドウデュース19着に終わった。優勝したのは英国のアルピニスタ(牝5)で、1着賞金285万7,000ユーロ(約4億円)を獲得した。

オリックス 最終戦で劇的逆転パ・リーグ連覇

プロ野球パ・リーグは10月2日、オリックスの2年連続14度目(阪急時代の10度を含む)の優勝が決まった。この日のそれぞれ最終戦でオリックスが楽天に5−2で勝ち、ソフトバンクがロッテに3−5で敗れ、両チームは76勝65敗2引き分けで並んだ。ただ、パ・リーグの規定により直接対決で15勝10敗で上回ったオリックスの優勝となった。オリックスの連覇は、イチロー選手らが在籍した仰木彬監督時代以来、26年ぶり。
オリックスは前半戦は5位と低迷したが、後半戦でエース山本由伸投手の活躍などで猛追、終盤でソフトバンクにマジックが点灯する試合が続く中、逆転で劇的な連覇を飾った。

大谷翔平 来季43億円でエンゼルスと契約

米大リーグ、エンゼルスは10月1日、大谷翔平選手(28)と、1年で3,000万ドル(約43億5,000万円)で来季契約で合意したと発表した。今季の550万ドルから大幅アップし、単年ベースでは日本選手の最高額となる。
大谷選手は2023年のシーズン終了後に移籍先を自由に選べるフリーエージェント(FA)になる。

コロナ感染者数 日本が10週連続で世界最多 WHO

世界保健機関(WHO)が集計した9月19〜25日の新型コロナウイルスへの週間感染者数で、日本は前週比12%減の53万5,502人となったが、世界では10週連続で最多だった。以下、米国36万人、ロシア35万人などと続いている。週間死者数は米国の2,484人が最多で、ロシアが712人でこれに続いた。

タイ 10/1から入国規制を完全撤廃 観光受け入れも

タイ政府は10月1日、新型コロナウイルス対策の入国規制を完全撤廃した。経済活動を正常化して、景気回復に繋げるのが狙い。
すでに入国時の隔離義務はないが、ワクチン接種証明書や陰性証明書の提示も不要とした。国内の防疫体制も緩和し、感染しても無症状か軽症なら隔離も求めず、外出できるようにした。
外国人観光客の受け入れも拡大した。10月1日から2023年3月末までの時限措置として、日本を含むビザ(査証)免除国からの渡航者は、ビザなして滞在できる期間を従来の30日間から45日間に延長した。

最低賃金10/1から順次引き上げ,全国平均時給961円

全国の都道府県で最低賃金引き上げが10月1日以降、順次引き上げられる。今年度の引き上げ額は都道府県ごとに30〜33円引き上げられ、全国平均で31円と過去最大。その結果、時給の平均は961円になる。
引き上げ後の時給の最も高いのは東京都で1,072円、次いで神奈川県で1,071円、大阪府で1,023円などとなっている。最も低いのは853円で青森、秋田、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄の計10県となっている。

8月の求人倍率1.32倍 8カ月連続上昇, 失業率2.5%

厚生労働省が9月30日発表した8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.32倍で、前月に比べて0.03ポイント上昇した。8カ月連続で前月を上回った。持ち直しの傾向が続くものの、新型コロナウイルス流行前の水準には届いていない。
一方、総務省が同日発表した8月の完全失業率は2.5%で、前月比0.1ポイント低下し、4カ月ぶりに改善した。
景気の先行指標とされる8月の新規求人数は83万8,699人で、前年同月比15.1%増えた。宿泊・飲食サービスが51.1%増加した。生活関連サービス・娯楽も28.9%増となった。

厚労相 塩野義のコロナ飲み薬「速やかに審査」

加藤勝信厚生労働相は9月30日、塩野義製薬(本社:大阪市中央区)が開発中の新型コロナウイルスの飲み薬「ゾコーバ」の臨床試験(治験)の好結果公表を受け、医療品医療機器総合機構で「速やかに審査を進めたい」と述べた。承認されれば国産初の飲み薬となる。塩野義製薬の発表によると、治験でゾコーバが軽症・中等症患者の症状改善を早める効果があることを確認したという。