財務省が2月8日発表した2022年の国際収支統計(速報)によると、貿易や投資などの海外との取引状況を表す経常収支は、前年比47.0%減の11兆4,432億円の黒字にとどまった。減少額は10兆1,478億円と記録的で、比較可能な1986年以降では最大であり、黒字額も8年ぶりの低水準となった。円安や資源高でエネルギー関連の輸入額が膨らんだことが大きく響いた。
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23年1月倒産26.1%増の570件 コロナ関連は約2倍に
東京商工リサーチのまとめによると、2023年1月の全国の企業倒産は前年同月比26.1%増の570件(負債額1,000万円以上)、負債総額は同15.5%減の565億2,400万円だった。件数は2022年4月から10カ月連続で前年同月を上回り、増加率は2022年12月(前年同月比20.2%増)、2023年1月(同26.1%増)と増勢を強めている。1月としてはコロナ前の2022年(773件)以来、3年ぶりに前年同月を上回った。このほか、負債額1,000万円未満の倒産は32件(前年同月20件)発生した。
負債総額は2カ月連続で前年同月を下回った。1月としては4年連続で前年同月を下回り、1973年(245億3,400万円)以来、約50年ぶりの低水準。
2023年1月の「新型コロナウイルス」関連倒産は前年同月比93.3%増の234件と、前年同月から約2倍と大幅に増えたが、5カ月連続の200件台。2020年2月からの累計は5,000件。