世界保健機関(WHO)は12月18日、オミクロン株の感染者が「1.5~3日で倍増している」との見方を示した。オミクロン株は16日時点で、すでに世界89カ国で感染確認されており、世界の感染拡大ペースをさらに速める懸念がある。日本では60人を超える人の感染が確認されている。現時点ではWHOが指摘しているほどの急拡大にはなく抑えられているが、直近では海外渡航歴のない人の”市中感染”が疑われる感染例も出始めており要警戒だ。
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インドネシア・ジャカルタでオミクロン株感染者初確認
石炭火力発電 21年は過去最高に IEA予測 中印の石炭需要急増
国際エネルギー機関(IEA)は12月17日、世界の石炭火力による2021年の発電量が過去最高になるとの見通しを発表した。新型コロナ禍からの景気回復を背景に中国とインドの石炭需要が急増した。国際社会は気候変動に取り組み脱炭素を大きく掲げているが、現状の取り組みはこれとは裏腹にCO2を多く排出する石炭火力に依存している現状が浮かび上がった。
IEAが同日公表した石炭に関する年次報告書によると、2021年の石炭火力の発電量は1万350テラワット時で前年比9%増える見通し。天然ガス価格の高騰で石炭発電の利用が増えたこともその一因。世界のほとんどの主要地域で2020年に比べて石炭火力での消費は増えているものの、中国とインドはコロナ禍前の2019年の水準を超え、それぞれ過去最高水準になるとみられる。
プロ野球 MVPは村上と山本が初受賞 新人王は栗林と宮城
プロ野球選手の表彰式「NPB AWARDS」が12月15日、都内で開かれ、最優秀選手(MVP)にセ・リーグがヤクルトの村上宗隆内野手(21)と、パ・リーグがオリックスの山本由伸投手(23)が選ばれた。両選手はチームをリーグ優勝へ導く原動力となった。村上選手は史上最年少での通算100号を達成。打率2割7分8厘、39本塁打、112打点の成績を残し、初の本塁打王を獲得した。山本選手は18勝5敗、防御率1.39、206奪三振、勝率7割8分3厘と、圧倒的な数字を残した。
新人王はセ・リーグが広島の栗林良吏投手、パ・リーグがオリックスの宮城大弥投手が選出された。栗林は今季、1年目からクローザーとして大活躍。53試合に登板し0勝1敗、37セーブ、防御率0.86.新人新記録となる開幕から22試合連続無失点に始まり、2015年のDeNA・山崎に並ぶ新人最多タイの37セーブを積み上げた。宮城は2年目の今季、23試合に登板し13勝4敗、防御率2.51。エースの山本とともに、チームの25年ぶりのリーグ制覇に貢献した。