厚生労働省のまとめによると、2019年の全国の「健康寿命」は、男性が72.68歳、女性が75.38歳だった。健康上の問題がなく、日常生活を支障なく送れる健康寿命は、病気の発症予防などを背景に、前回の2016年調査(男性72.14歳、女性74.79歳)と比べ、男女とも平均で半年程度延びている。都道府県別でトップだったのは、男性が大分県の73.72歳、女性が三重県の77.58歳だった。
健康寿命は2010年から3年に1度推計しているもので、今回は4回目。
2019年の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳。平均寿命から健康寿命を差し引くと、男性で8.73歳、女性で12.06歳で、初調査の2010年以降、日常生活に支障を抱えながら暮らす期間は縮小傾向が続いている。
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フィリピン 新型コロナ新規感染者 過去最多の2万6,458人
フィリピン保健省は1月8日、新型コロナウイルスの1日あたりの新規感染者数が2万6,458人に上ったと発表した。2021年9月11日の2万6,303人を上回り過去最多となった。
同国における新型コロナの新規感染者は、2021年12月中旬は1日あたり300人を下回る日が続いていた。だが、年明け1月5日以降は1万人を超え、およそ4カ月ぶりに過去最多となった。年末から人出が増えたことが感染者の急増につながったとみられている。このため年始からマニラをはじめ各地で移動・行動制限の警戒レベルを引き上げている。
英オックスフォード大の研究者らでつくる「アワード・ワールド・イン・データ」によると、2021年12月上旬時点のフィリピンの接種完了率は34%にとどまっている。未接種者がいぜん多いことが大きな課題だ。