日本のノウハウ導入したバングラデシュ総合病院オープン

バングラデシュ・ダッカ市で6月18日、「イーストウエスト医科大学病院事業」により設立されたシップインターナショナル病院のオープニングセレモニーが行われた。政府の担当大臣からお祝いのビデオメッセージが寄せられたほか、関係者、日本大使館から伊藤大使、JICAに中澤理事らが臨席した。
同事業は、新型コロナウイルス禍で当初の計画が変更されたが、医療・介護分野で幅広く事業を手掛けるシップへルスケアホールディングスの中核企業グリーンホスピタルサプライが参画し、日本の病院経営、医療現場のノウハウが導入されている。

ロシア富裕層の国外流出進む 22年に1.5万人予測

ロシア富裕層の国外流出が止まらない。英国の民間コンサルティング会社は、2022年に資産100万ドル(約1億3,000万円)以上を持つ富裕層が、ロシアから国外に1万5,000人移住するとの予測を公表した。ウクライナ侵攻に伴う欧米諸国による対ロシア経済制裁が強まる中、人材や富の流出が顕著になっている。日本経済新聞が報じた。

文科省 5年計画で外国人留学生30万人回復へ支援

文部科学省がまとめた、新型コロナウイルス禍で途絶えた留学生の往来を回復させる支援強化策の内容が判明した。骨子は5年後の2027年を目指して外国人留学生の受け入れ数をコロナ前の30万人強、海外へ出る学生数を10万人超に戻す。受け入れ留学生の重点地域を選定し、現地での情報発信を強化する。

ASEAN6カ国の1〜3月GDP 2四半期連続でプラスに

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ASEAN主要6カ国(タイ、フィリピン、ベトナム、インドネシア、マレーシア、シンガポール)の2022年第1四半期(1〜3月)の実質GDP成長率の統計が出揃った。この結果、主要6カ国すべてで2021年第4四半期(10〜12月)に続き2期連続でプラス成長となった。
高い順にみると、フィリピンが前年同期比8.3%(2021年第4四半期7.8%)だったほか、マレーシア5.0%(同3.6%)、インドネシア5.0%(同5.0%)、ベトナム5.0%(同5.2%)、シンガポール3.7%(同6.1%)、タイ2.2%(同1.8%)だった。
ただ、今後については国際経済の減速リスクが強いと判断、各国とも2022年通年の経済成長率見通しを下方修正している。

大谷に4年270億円提示の可能性 米メディア報道

ニューヨーク・ポスト(電子版)は、米大リーグで2023年オフにフリーエージェント(FA)になるエンゼルスの大谷翔平について、複数の球団が4年2億ドル(約270億円)の巨額の契約を提示する可能性があると報じた。平均年俸は5,000万ドルで、メジャー最高額のシャーザー(メッツ)の4,330万ドルを抜く計算になる。

特定技能のベトナム人材の最多は飲食料品製造業に従事

出入国在留管理庁の統計によると、「特定技能」で働くベトナム人材の内訳を14の産業分野別にみると「飲食料品製造業」が1万7,100人で最も多く、74%を占めている。その他の分野でも「造船・舶用工業」と「漁業」を除き、いずれもベトナム人が国別で最多だった。
3月末時点の特定技能のベトナム人材の都道府県別分布では愛知県が4,106にんで最多。以下、千葉県2,633人、埼玉県2,394人、大阪府2,379人と続いている。
なお、3月末時点の特定技能の在留者は全体で約6万4,700人で、このうちベトナム人は63%。
日本政府は人手不足に苦慮している14業種を対象に在留資格・特定技能の制度開始5年間で最大34万5,150人の受け入れを見込んでいた。

「未来都市の生活」大阪パビリオンの基本設計まとまる

2025年の大阪・関西万博で、大阪府や経済界などが設ける「大阪パビリオン」の基本設計がまとまった。「未来都市の生活」をテーマに、医療や健康分野を中心に展示する。ガラスで覆われた屋根や周囲には随時、水が流れ、2階建てのパビリオン内は光に溢れた、水中にいるような幻想的な空間になるとしている。海や川に囲まれ、「水の都」として発展してきた大阪をアピールする。
大阪パビリオンは2023年4月に着工し、2024年10月の完成を目指している。