加藤勝信厚生労働相は8月12日、新型コロナウイルス抗原検査キットをインターネットで購入できるようにする「OTC化」に向け、17日の同省の審議会で議論する方針を明らかにした。新規感染者数の再拡大を受け、医療機関の提供体制が逼迫していることから、感染の有無を確認したい個人が自宅でいつでも検査キットを入手しやすくする。感染拡大防止と社会経済活動の両立を目指す。厚労省はコロナ検査キットのネット販売を8月中にも解禁する方向で調整している。
愛媛県とベトナム・ベンチェ省が経済協力の覚書
ベトナム・ベンチェ省と愛媛県はこのほど、経済協力に関する覚書を締結した。ベンチェ省人民委員会の公舎で行われた署名式典にはチャン・ゴック・タム人民委員長、同副委員長ら、日本側から中村時広愛媛県知事、同県議会議長、愛媛ベトナム交流協会関係者、駐ホーチミン日本総領事らが臨席した。
覚書の有効期間は3年間で、貿易、工業、投資、技術開発、農林水産物加工や人材育成など多くの分野で経済協力を実施する予定。
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、とくにココナツ、ココア、水産物の3つの分野での協力が期待され、ココナツの殻のバイオマス燃料化、ココナツオイルの美容製品への利用、ココアを使った高品質なチョコレート生産や水産物の加工に注力していくと、現地メディアが報じているという。