日本人の人口1億2,384万人余で12年連続の減少

総務省によると、2021年1月1日現在の日本人の人口は1億2,384万2,701人で前年同期比42万8,617人少なく12年連続の減少となった。2020年の年間出生数は84万3,321人で、1979年以降で最少を更新した。死亡者数は137万3,929人となり、死亡した人が生まれた人の数を上回る「自然減」となり、その数は53万608人と13年連続で拡大した。

日本の総人口1億2,665万人 8年連続減
また、国内の日本人と外国人を合わせた総人口は1億2,665万4,244人で、1月1日を基準とするようになった2014年以降8年連続で減少した。外国人は281万1,543人で、総人口に占める割合は2.22%。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う入国制限の影響で日本に転入した外国人は前年比で約55%減少。過去6年連続で増加していた外国人人口は減少に転じた。

ミャンマー 国軍がRCEP協定批准済み 現地メディア

ミャンマーの現地メディアによると、同国が地域的な包括的経済連携(RCEP)協定について、国軍が国内での批准手続きを完了していることが分かった。
RCEP協定には日本、中国、ASEAN(東南アジア諸国連合)など15カ国が署名しており、順次、批准国が増えているが、この間、政情が激変したミャンマーの動向は不透明だった。

侍ジャパン 韓国破り決勝へ 山田が走者一掃のV打

東京五輪・野球の準決勝戦が8月4日行われ、日本・侍ジャパンは韓国に5-2で勝ち、7日の決勝戦進出を決め、銀メダル以上が確定した。日本は2008年北京五輪の準決勝戦で敗れた韓国相手に、14年越しの雪辱を果たした。
試合は2-2の接戦で終盤へ。これにけりをつけたのは8回二死満塁での山田の一振り。交代投手の代わりばな、ストライクを取りに来た、やや甘く入った初球のストレートを迷いなく振り抜くとレフトオーバーの大飛球、あと少しでスタンドインの二塁打となり、満塁の走者をホームに迎え入れた。

国内の新規感染者1万4,207人 14都府県で最多更新

新型コロナウイルスの新規感染者数は8月4日、国内で最多の1万4,207人が確認され、14都府県で過去最多となった。
このうち、東京都では4,166人の感染者が判明した。また、自宅療養者は1万4,783人に上り、6日連続で最多を更新した。東京都の感染者の年代別にみると、最多は20歳代の1,380人、30歳代以下が全体の67%にあたる2,776人を占めている。ワクチン接種が進んだ65歳以上の感染者は131人で、3%にとどまっている。

中国21~25年の高齢・託児施設の整備方針を発表

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、中国の国家発展改革委員会はこのほど、「第14次5カ年(2021~2025)計画における高齢化社会と託児施設の建設実施案」を発表した。
高齢化の加速や「二人っ子政策」による育児・託児負担の増大を背景に、高齢者サービス・託児サービスへのニーズが高まっていることを踏まえ、2025年までに高齢者・託児施設を整備。在宅・社区(コミュニティ)・施設が連携した両サービス体系の構築・整備を目指す。
公的高齢者・託児施設を建設する際に、それぞれ平均投資額の3割、6割、8割を中央財政から補助する。社区の施設や高齢者サービスを展開している医療機関については、ベッド1床ごとに2万元(約34万円、1元=約17円)、民間企業による託児施設については、乳幼児の預かり枠を1枠増やすごとに1万元を補助する。
中国では高齢者は今後5年間で、60歳以上の高齢者が毎年約1,000万人ずつ増加するとされている。

21年上半期の特殊詐欺被害額128億円 9割は高齢者

警察庁のまとめによると、2021年1~6月の特殊詐欺の被害額(暫定値)は、前年同月比4億1,000万円減の128億8,000万円だった。過去10年で最少となったが、いぜん高水準で推移している。認知件数は前年同期比37件減の6,840件。うち65歳以上の高齢者の被害が約9割の6,018件に上った。手口別では還付金詐欺が1,733件で同970件増となったほか、おれおれ詐欺が同373件増の1,418件などとなっている。摘発人数は同72人減の同1,102人。全体の70.4%の776人が詐取金受け取り役の「受け子だった。」