8月3日行われた東京五輪サッカー男子の準決勝で、日本はスペインに120分の延長戦の末、0-1で敗れ決勝戦に進めず、大目標としていた悲願の金メダル獲得の夢は砕け散った。この結果、日本は6日に行われる3位決定戦に回る。相手はメキシコ。勝てば1968年メキシコ五輪に並ぶ銅メダルで、過去最高成績となる。
屋比久翔平 グレコローマン77㌔級で銅メダル獲得
屋比久翔平はレスリング男子グレコローマン77㌔級で銅メダルを獲得した。8月3日に行われた3位決定戦でイランのゲラエイにテクニカルフォール勝ちした。グレコローマンでは日本最重量の表彰台で、個人競技では沖縄出身初のメダリストになった。
橋本 体操男子鉄棒で金メダル 個人総合と2冠に
東京五輪体操男子の種目別の鉄棒で橋本大輝(19)が金メダルを獲得し、個人総合とともに2冠を達成した。体操男子の種目別鉄棒の金メダルは37年ぶり。高得点を狙い難易度の高い技に挑戦し、落下する選手が相次いだ中、橋本は王者の風格を漂わせ、落ち着き払い抜群の安定感で、難易度の高いプログラムを演じ切った。
鉄棒種目別に出場した北園丈琉は6位だった。
スケボー女子で四十住が金,開が銀 10代が上位独占
東京五輪の新種目、スケートボード・女子パーク決勝が8月4日行われ、日本勢の10代が上位を独占した。金メダルは19歳の四十住(よそずみ)さくら、銀メダルは12歳の開心那(ひらき・ここな)。15歳の岡本碧優(みすぐ)が4位。母親が日本人の13歳、スカイ・ブラウン(英国)が銅メダルだった。
銀メダルの開は、スケートボード・ストリートの西矢椛(13)を抜き、12歳11カ月という日本史上最年少のメダリストとなった。
政府方針の「自宅療養」への転換は可能なのか?
日本政府は8月3日、新型コロナウイルス対策について感染患者は「自宅療養」を原則とし、医療機関への入院対象を重症者や重症化リスクがある人に絞る方針を示した。
この方針転換、自宅療養を可能にするには、病状を定期的に確認し、急変を察知する体制が不可欠。保健所の支援体制を整えるほか、開業医ら(巡回ドクターなど)が往診やオンライン診療などで適切な医療を提供する体制が整備されていることが大前提。
具体的かつきちんとした説明がない以上、現状では入院できないまま、病状が急変し、適切な医療を受けられず、苦しくもがいたまま亡くなる犠牲者を増やす”愚策”としか言いようがない。
バレーボール男子4強逃す ブラジルにストレート負け
東京五輪バレーボール男子の準々決勝が8月3日行われ、ブラジルにストレート負けした。この結果、4強入りを逃した。
入江聖奈 ボクシング日本女子フェザー級で初の金
東京五輪ボクシングフェザー級の決勝が8月3日行われ、入江聖奈(20)が2019年世界選手権覇者のネスティー・ペチシオ(フィリピン)に判定で勝ち、日本女子史上初の金メダルに輝いた。日本勢の金メダルは1964年の東京五輪男子でバンタム級、桜井孝雄、2012年ロンドン五輪男子のミドル級、村田諒太に続く3人目の快挙。
男子グレコローマン60㌔級で文田 悔しい「銀」
東京五輪のレスリング男子グレコローマン60㌔級決勝で文田健一郎は、攻めきれず、オリタサンチェス(キューバ)に1-5で敗れ、悔しい「銀」メダルだった。37年ぶりに期待された「金」に一歩届かなかった。
女子76㌔級の皆川博恵は3位決定戦で中国選手に敗れた。
バレーボール女子 25年ぶりに無念の1次リーグ敗退
東京五輪第11日の8月2日、バレーボール女子の1次リーグ最終戦が行われ、日本はドミニカに敗れ1勝4敗となり、A組5位に終わった。この結果、決勝トーナメント進出は成らなかった。日本が出場した五輪で、バレーボール女子が決勝トーナメント進出を逃したのはアトランタ五輪(1996年)以来、25年ぶり。
村上茉愛 床で「銅」 個人種目で初のメダルの快挙
日本女子体操の村上茉愛(24)は8月2日、東京五輪種目別の床運動で銅メダルを獲得した。日本女子では前回の東京大会以来57年ぶりに表彰台で、個人種目では初の快挙。