新500円硬貨の流通開始 最新の偽造防止技術でデザイン刷新

最新の偽造防止技術を取り入れた新たな500円硬貨の流通が11月1日、始まった。500円硬貨としては1982年の発行開始以来3代目で、デザイン刷新は21年ぶり。日銀の本支店から同日午前、金融機関への払い出しを開始した。
新硬貨は2色構造の素材を採用したのが特徴。緑のギザギザや微細文字の加工などに偽造防止効果を高める技術を施した。2021年度は2億枚の発行を予定。

自民単独過半数261議席確保,維新4倍増で第三党に躍進 衆院選

10月31日投開票が行われた衆院選の結果、小選挙区と比例代表合わせた465議席のうち、自民党は選挙前の276議席から15議席減らしたものの、単独で過半数(233議席)を上回る261議席を確保した。野党第一党の立憲民主党は選挙前の109議席を大きく下回り96議席にとどまった。日本維新の会は選挙前の11議席から4倍弱増やし41議席を獲得し、第三党に躍進した。
公明党、国民民主党は選挙前からそれぞれ3議席増やし、れいわ新選組も2議席増やした。立憲民主党との候補者の一本化を進めた共産党は2議席減らした。社民党は現行制度になって初めて比例代表で議席を得られなかった。沖縄2区で当選を決め、選挙前と同じ1議席は確保した。
政権選択選挙を掲げて候補者の一本化を進め、万全の布陣で臨んだ選挙のはずだった野党連合。結果は思いもよらぬ敗北。立憲民主党内からは「完全な敗北」として、枝野氏ら執行部の責任を問う声が出ている。

天皇賞・秋 エフフォーリア 3歳馬19年ぶり盾制覇の偉業

競馬の「第164回天皇賞・秋」(G1、芝2000m)は10月31日、東京競馬場で行われ、3番人気で今年の皐月賞馬エフフォーリア(牡3、鹿戸厩舎)が古馬との初対戦を制し、G1・2勝目を飾った。3歳馬として19年ぶり4頭目の天皇盾獲りを果たした。鞍上の横山武史騎手(22)は、先週、菊花賞をタイトルホルダーで制したのに続き、2週連続のG1制覇で、同レース史上初の親子3代制覇を成し遂げた。
なお、1番人気で昨年の3冠馬(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)コントレイル(牡4、矢作厩舎)は2着、2番人気のグランアレグリア(牝5、藤沢和厩舎、G1・5勝)は3着だった。

岡山大と東大 イネの安定多収に必須のケイ酸チャネルの構造解明

岡山大学、東京大学の共同研究グループは10月29日、イネ由来ケイ酸チャネルLsi1タンパク質の立体構造を高解像度で解明し、その選択的吸収分子メカニズムを突き止めたと発表した。これにより、Lsi1タンパク質を立体構造に基づいて改変、コントロールできれば、安定・安全な作物の多量収穫・生産に役立つことが期待されるという。

米FDA ファイザー製ワクチンの5~11歳の接種承認

米FDA(食品医薬品局)は10月29日、米国の製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルスワクチンの5~11歳に対する使用を承認した。FDAの諮問委員会はこれに先立ち、メリットがリスクを上回るとして、同年齢層への接種を勧告していた。
米国内の5~11歳の子どもは約2,800万人。今回ワクチン接種が承認されたことで、子どもの感染拡大を抑制する有効な手段になるとみられる。

9月の有効求人倍率1.16倍に上昇 完全失業率2.8%で横ばい

厚生労働省が10月29日発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は1.16倍となり、前月を0.02ポイント上回った。上昇は2カ月ぶり。一方、総務省が同日発表した9月の完全失業率(季節調整値)は2.8%で前月から横ばいだった。
新規求人(原数値)は前年同月比6.6%増加した。産業別では製造業が32.4%増、建設業が5.7%増だった。これに対し、コロナ禍で時短営業などを強いられた宿泊・飲食サービス業は37.3%減だった。ただ、8月と比べると改善している。
完全失業者数(原数値)は192万人で、前年同月比18万人減少した。減少は3カ月連続となる。就業者数は前年同月比10万人減の6,679万人で、6カ月ぶりに減少した。宿泊・飲食サービス業で34万人減少したほか、生活関連サービス・娯楽業で27万人減少し、それぞれ大きな落ち込みとなった。

抗体カクテル療法 予防目的の投与認めるか 厚労省11/4判断

厚生労働省は10月28日、新型コロナウイルスの軽症患者などを対象とした「抗体カクテル療法」について、感染と発症を予防する目的で投与することなども認めるか、11月4日に専門部会を開いて承認するかどうか判断することを決めた。
厚労省によると、10月20日までに2種類の抗体を同時に点滴で投与する抗体カクテル療法で、全国で合わせておよそ3万6,000人が投与を受けたとみられる。日本で販売権を持つ中外製薬は、感染と発症を予防するための投与や、無症状の患者への投与も新たに認めるよう申請している。

東工大とJST プラスチックを肥料に変換するリサイクルS開発

東京工業大学、科学技術振興機構(JST)の研究グループは10月28日、植物を原料としたプラスチックをアンモニア水で分解し、肥料となる尿素に変換するリサイクルシステムを開発したと発表した。また、リサイクルシステムで生成した尿素が植物の成長促進につながることを実証した。これにより、プラスチックの廃棄問題と人口増加に伴う食糧問題の同時解決も期待される。