万博「大阪パビリオン」でiPS細胞ミニ臓器の展示検討

大阪府と大阪市、経済界が参加して9月30日、2025年に開催される「大阪・関西万博」へ出展する「大阪パビリオン」について協議が行われ、基本計画案が取りまとめられた。これによると、健康や医療の最先端技術をテーマに、体験型や参加型の展示を中心に据える。建設費用は70億~80億円、展示に関わる費用として60億円程度を見込むことになった。
具体的な展示内容について、大阪府の吉村知事は「iPS細胞を使ったミニ臓器の展示ができないか」と提案し、医療の専門家を中心に展示に盛り込めるよう検討を進めることになった。

ジェトロ 外国人留学生「オンライン合同企業説明会」10/4~

日本貿易振興機構(ジェトロ)は、コロナ禍においても高度外国人人材を活用し、海外ビジネスの拡大を期する中堅・中小企業を支援するため、文部科学省、厚生労働省の共催を得て、「ジェトロオンライン合同企業説明会 2021秋」を10月4日より5日間開催する。国内最大級の規模となる企業と留学生等の高度外国人人材との出会いの場を提供する。
これには37都道府県120社の企業が参加する。10月4日から8日までの5日間の開催期間中、毎日25社の会社説明会のライブ配信を行い、日本全国の大学・大学院等の教育機関、外国人雇用サービスセンターとの連携により、留学生等1,500名程度の参加を見込んでいる。参加申込企業の内訳は、製造業が51%、EC・卸売業・小売業が17%、技術・サービス業が11%、建設業、情報通信業がそれぞれ約9%となっている。募集職種は技術職が59%に上っている。

中国の景況感が一段の悪化 1年7カ月ぶりPMI節目の50割れ

中国国家統計局のまとめによると、2021年9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.6にとどまり、前月より0.5ポイント低下した。好不調の境目の50を、新型コロナウイルスが直撃した2020年2月以来、1年7か月ぶりに下回った。国内各地で広がった電力供給の制限で工場の稼働率が落ち、景況感が一段と悪化している。2021年3月をピークに6カ月連続で前月の水準を下回った。PMIは製造業3,000社を対象に、新規受注や生産、従業員数など項目ごとに調査するもの。
分野別にみると、柱の生産が1.4ポイント下落し49.5となった。新規受注は2カ月連続で節目の50を下回った。企業の規模別では明暗が分かれた。大企業は0.1ポイント改善し、節目の50も上回った。これに対し、中堅企業と中小零細企業はいずれも下落し、50も下回った。

「ゴルゴ13」生みの親,さいとう・たかをさん死去、84歳

「ゴルゴ13」で知られる劇画家さいとうたかをさん(本名:齋藤隆夫)が9月24日、すい臓がんのため亡くなった。29日、小学館のビッグコミック編集部と、さいとう・プロダクション公式サイトで発表した。葬儀は新型コロナウイルスの感染状況に鑑み、親族のみで執り行ったという。
「ゴルゴ13」の連載は、さいとうさんの遺志のもと、スタッフと編集部が協力して今後も継続の予定だとしている。ゴルゴ13は1968年に連載開始。2021年7月にギネス記録となる201巻が発売され、改めて幅広い層で根強い人気を示した。

USJ 「ドンキーコング」テーマの新エリア2024年開業へ

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(所在地:大阪市住之江区、以下、USJ)は9月28日、「スーパー・ニンテンドー・ワールド」第2期エリアの拡張を発表した。第2期エリアのテーマは、シリーズの全世界販売本数6,500万本超を誇る任天堂の代表的ゲームキャラクター「ドンキーコング」で、2024年に世界初の壮大な新エリアの誕生を目指す。新エリアの誕生に伴い、スーパー・ニンテンドー・ワールドの敷地面積は1.7倍に拡張される。

大阪府市 IRをMGMに正式決定 年間売上高5,400億円見込む

大阪府と大阪市は9月28日、誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート(IR)で、米MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスの共同グループを正式に選定したと発表した。同グループの提案では開業時に計2,500室規模となる3つのホテルを備え、年間売上高約5,400億円を見込む。府・市は同グループとともに2022年4月までに整備計画をまとめ国に提出する。
同グループは2025年の大阪・関西万博の会場にもなる人工島・夢洲(ゆめしま)に初期投資額約1兆800億円で、2020年代後半の開業を計画している。同日公表された提案内容によると、年間の来場者数は国内外から約2,050万人を見込む。開業時にカジノ施設、ホテルに加えて、展示面積が2万㎡の展示場と6,000人以上を収容できる国際会議場ができる。
ギャンブル依存症対策についてはMGMの知見を踏まえ、厳格な入場管理や24時間利用できる相談体制を構築する。
これまでにIRの誘致を表明しているのは大阪府・市と和歌山県、長崎県の3地域。今回の府・市の決定で誘致を目指す3地域の事業者が出そろった。

自民党総裁選で岸田氏を選出 決選投票で河野氏退ける

事実上、次の内閣総理大臣を決める自民党総裁選が9月29日行われ、決選投票の結果、岸田文雄前政調会長が新総裁に選出された。決選投票の結果、岸田氏が257票、河野太郎行革担当相が170票で、下馬評で人気の高かった河野氏を退けた。

自民党は「改革」より「安定」を選択
初めて経験する”コロナ禍”に遭い、対策に右往左往した自民党。これを機に”脱皮”変われるはずだったが、結局選択したのは「改革」より「安定」を選択した。
事前に積極的な政策論争が行われていたにもかかわらず、各議員の自主投票ではなく、結局は決選投票では派閥の論理で決着するのか、との批判的な見方が少なくない。派閥の領袖や幹部・古参議員の発言力の相対的低下につながる事態を避け、旧体制を温存した。「世論が政権与党に届かない」「世論とかけ離れた形で運営されている」の批判を受け、「もっと風通しを良くしなければ」としていたはずだが、実際には全く反映されなかった。これで、若手議員の意思はどれだけ反映されたのか疑わしい。党内改革の第一歩は総裁選のあり方から改めなければいけないのではないか。