フィリピン 経済成長率22年7~9% 21年は5~5.5%へ上方修正

フィリピン開発予算調整委員会(DBCC)はこのほど、2021年の経済成長率の予測値を、8月時点の4~5%から5~5.5%へ上方修正すると発表した。また、2022年の予測値を7~9%、2023年と2024年は6~7%とした。
2021年の成長率を上方修正した理由として、DBCCは、新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大を抑制するために厳格な移動・経済制限措置を導入したにもかかわらず、同年第3四半期(7~9月)の成長率が7.1%と高かったことと、制限措置の緩和によって第4四半期(10~12月)は経済活動のさらなる活性化が期待されることを挙げている。