総務省が11月30日に公表した2020年の国勢調査によると、日本全体で世帯の単身化が一段と進む現状が浮き彫りとなった。一人暮らしが世帯全体の38.0%を占め、単身高齢者は5年前の前回調査に比べ13.3%増の671万6,806人に増えた。中年世代の未婚率も上昇傾向にある。変容する家族の形の多様化を踏まえた介護のあり方、バランスのとり方が難しいが、適度の距離感を保ったコミュニティ・まちづくり、セーフティネットの構築が急務となっている。
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日本の総人口1億2,614万人に 5年で94万人減 20年国勢調査
総務省は11月30日、2020年国勢調査の確定値を公表した。外国人を含む総人口は2020年10月時点で1億2,614万6,000人だった。2015年の前回調査から94万9,000人ほど減少し、2回連続で少なくなった。
経済活動の主な担い手の生産年齢人口(15~64歳)は3%減の7,508万8,000人と、この5年でおよそ226万6,000人減少した。14歳以下の子どもの人口は6%減の1,503万2,000人だった。一方で65歳以上人口yは7%増の3,602万7,000人と少子高齢化が鮮明になった。
世帯数は、一人暮らしが増えたことで5,570万5,000世帯と過去最高を更新した。単身世帯は2,115万1,000世帯と全体の38%を占めた。都道府県別では39道府県の人口規模が縮小した。減少率が最も高かったのは秋田県で6.2%だった。100万人を下回ったのは福井県や和歌山県など10県に上った。