外国人技能実習機構(OTIT)が、ベトナムの大手送り出し機関5社からの技能実習生の新規受け入れを停止する方針を、ベトナム政府に文書で伝えたことが分かった。5社が日本に送り出した実習生の中から、多数の失踪者が出たことが理由とされている。
OTITは6月1日付で、技能実習生を所管するベトナムの労働・傷病兵・社会問題省の海外労働管理局(DOLAB)に通知。近くこの方針を公表した後、2カ月後をめどに実行するとしている。ベトナムの送り出し機関は政府の認可に基づき、日本に実習生を送り出す人材派遣会社。6月現在で約460社ある。朝日新聞が報じた。
ベトナム人実習生は2020年6月末時点で約22万人に達し、実習生全体の過半数を占めている。通常、実習生は、日本円で平均100万円近い借金を背負い来日。早く借金を返済しようと失踪するケースも少なくないという。
インド変異株 拡大ペース加速 7月末の8割占める予測も
厚生労働省によると、6月7日時点で新型コロナウイルスの変異株への感染者は12都府県の87人。同日までの1週間の感染者は34人で、前々週の21人、前週の24人から増加ペースが加速している。
京都大学の西浦博教授は感染力が従来株の約1.8倍で、7月中旬には半数を超え、7月末には8割に達するとの試算を公表している。市中感染に加え、東京都や神奈川県ではクラスター(集団感染)も発生している。専門家は拡大防止に向け、監視体制の強化を訴えている。
インド型の特徴は「L452R」と呼ばれる遺伝子変異。ウイルス細胞に進入する際に使うスパイクタンパク質の452番目のアミノ酸が、L(ロイシン)からR(アルギニン)に変異したことを示す。
親しい友人「いない」31%,コロナで交流「減った」55% 高齢白書
日本政府が6月11日閣議決定した2021年版「高齢社会白書」によると、内閣府が高齢者を対象に行った意識調査で、家族以外で相談し合える親しい友人がいるかを尋ねたところ、「いない」と回答した高齢者の割合が3割を超えたことが明らかになった。
調査は5年おきに実施。今回は2020年12月~2021年1月、日本、米国、ドイツ、スウェーデンの4カ国で、施設に入所していない60歳以上の高齢者が対象。それぞれ約1,000~1,500人が回答した。
「親しい友人がいない」と答えたのは日本が31.3%と4カ国で一番高く、前回に比べ5ポイント増加。以下、米国14.2%、ドイツ13.5%、スウェーデン9.9%の順だった。
また、新型コロナ禍により「友人や近所付き合いが減った」と回答した日本の高齢者の割合は55.3%に上った。
関西空港の5月出入国者数 まだ19年比99%減 コロナ禍で
大阪出入国在留管理局の関西空港支局が6月11日発表した5月の関西国際空港の出入国者数(速報値)によると、日本人および外国人を合わせた総出入国者数は前年同月の2.9倍の1万2,166人だった。ただ、新型コロナウイルスの感染が急拡大した前年に比べ増えたものの、コロナ禍前の2019年5月と比べると99%減となっており、いぜんとして超低水準にある。
改正国民投票法成立 改正手続き整備 改憲の是非問う
憲法改正手続きに関する改正国民投票法は6月11日、参院本会議で自民党や立憲民主党などの賛成多数により可決、成立した。改憲の是非を問う国民投票の利便性を向上させるため、駅や商業施設などでも投票できる「共通投票所」の導入など公選法に規定済みの7項目を新設する内容。政党スポットCMやインターネット広告の規制を巡り、施行後3年をめどに必要な措置を講じる胸旨の付則も盛り込まれた。
コロナ感染恐れがん検診控え 20年受診3割減 病状悪化も
医療関係者によると、新型コロナウイルスが流行しだした2020年3月から、がん検診を控える人が増えた。病院での感染を恐れたためだが、そのためがんが進行して命の危険にさらされるケースも出てきている。
日本対がん協会によると、2020年に肺、大腸、胃、乳房、子宮頸部のがん検診を受診したのは延べ約394万人だった。2019年の567万人から3割減少した。とくに20年4~5月は、前年同月から約9割も減少した。10月と12月は前年を上回ったが、上半期の落ち込みを回復し切れなかった。緊急事態宣言中はがん検診が中止されたこともあった。
受診者の減少数にがんの発見率を掛け合わせて推計すると、約2,100人のがん未発見の可能性があるという。
病院外死亡の新型コロナ感染患者 5月は97人 警察庁まとめ
警察庁のまとめによると、5月に新型コロナウイルスに感染し自宅、高齢者施設など医療機関以外で体調が悪化して死亡したケースが97人いたことが分かった。こうしたケースは24都道府県で確認された。4月の96人から1人増え、1月の132人に次いで多かった。
4月に続いて最多は大阪(24人)で、次は兵庫(12人)だった。2020年3月からの合計は500人になった。
中国 外国からの制裁に報復するため「反外国制裁法」成立
中国の全国人民代表大会(全人代)の常務委員会は6月10日、外国から制裁を受けた場合に報復するための「反外国制裁法」を可決、成立し、施行した。同法では、中国は外国による封じ込めや圧力、国民への差別的な制限措置などに対し、相応の報復をする権利があると規定。
新疆ウイグル自治区や香港などを巡る問題で、欧米各国から相次いで制裁を受ける中、直ちに反撃する体制をとる狙いがあるとみられる。
「骨太」脱炭素・デジタル化など4分野重視 月内にも閣議決定
日本政府は6月9日に開いた経済財政諮問会議で、今後の経済財政運営の指針となる「骨太の方針」の原案を示した。看板政策の①脱炭素化②デジタル化③地方創生④少子化対策-の4分野を改めて重視する姿勢を示した。6月中にも閣議決定する。
脱炭素化では、洋上風力発電や水素・蓄電池といったクリーンエネルギーについて、研究開発や設備投資を促進する方針を明記。デジタル化では、行政手続きの大部分を5年以内にオンライン化する目標を掲げた。地方創生では最低賃金をより早期に全国平均1,000円とすることに触れ、賃上げによる地方経済活性化を狙う。少子化対策では「こども庁」を念頭に「行政組織を創設するため、早急に検討に着手する」としている。
スリランカ政府 日本に60万回分のコロナワクチン供給要請
スリランカ政府は6月9日、日本政府と新型コロナウイルスのワクチン提供を巡って協議したと発表した。スリランカ側は60万回分の英アストラゼネカ社製ワクチンを供給要請し、日本側から肯定的な反応があったとしている。