コロナ禍で東京都の人口5カ月連続で減少 都外への移住増加

東京都によると、東京都の人口が今月までの5カ月連続の減少となった。12月1日現在の都内人口は推計で1,396万2,725人。前の月と比べ1,000人余(約0.01%)減少した。新型コロナウイルスの影響で、都内へ転入する人より、都内23区から都外に移住する人が増えているとみられる。
都の人口は今年5月1日現在の推計で1,400万人を超えたが、6月から減少傾向に転じ、8月以降は減り続けている。

上場企業の15.6%が「雇用調整助成金」活用 599社・2,414億円余

東京商工リサーチのまとめによると、新型コロナウイルス感染拡大に伴う雇用調整助成金の特例措置に基づき、開始された4月から11月までの期間で同制度を活用した上場企業は599社で、全上場企業3,826社の15.6%に上ることが分かった。また、599社の雇用調整助成金の計上額は合計2,414億5,420万円に上った。
当該企業は小売業、運送業などの労働集約型の業種を中心に、コロナ禍で雇用維持に苦慮する側面が浮き彫りになった。調査の対象期間は2020年4月1日~11月30日。

なかにし礼さん死去「北酒場」「石狩挽歌」「まつり」のヒット曲

「北酒場」「石狩挽歌」「まつり」など、幅広い歌手の数々のヒット曲を世に送り出した作詞家で直木賞作家、なかにし礼(本名:中西禮三=なかにし・れいぞう)さんが12月23日、心筋梗塞のため東京都内の病院で亡くなったことが分かった。82歳だった。なかにしさんは、がんを克服し、その経緯や闘病記を著わすなど幅広い分野で著述活動に積極的で、晩年も執筆意欲は旺盛だったという。
葬儀・告別式は家族のみで行い後日、お別れの会を開く予定。喪主は妻で元歌手の石田ゆり(本名・中西由利子)さん(69)が務める。

2021年1/25からベトナム共産党大会 今後5年間の次期指導部選出

ベトナム国営メディアによると、5年に1度の共産党大会が2021年1月25日から2月2日まで首都ハノイで開かれる予定。党大会では最高指導者の党書記長をはじめとする向こう5年間の次期指導部を選出する。
党書記長として2期10年を終えようとしているグエン・フー・チョン書記長兼国家主席(76)の進退が焦点。

世界150カ国にパビリオンの設置呼び掛け 大阪・関西万博で

大阪・関西万博の運営主体、国際博覧会協会は12月25日、会場のデザインやイベントの運営方法をまとめた基本計画を発表した。1周2kmの環状メインストリートには屋根が取り付けられる。屋根の上は見晴らしの良い遊歩道になる。パビリオンは世界150の国に設置を呼び掛け、大阪府と大阪市が連携する「大阪館」のほか、国内企業の参加も見込んでいる。会場内の清掃や周辺を含めた物流などにロボットを活用する。このほか、会場となる夢洲を取り囲む海では、水上でのショーなど様々なイベントを開く。

世界 コロナ感染者8,000万人 2週間で1,000万人増 死者約175万人

米国ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、新型コロナウイルスの世界の累計感染者数が日本時間12月27日、遂に8,000万人に達した。約2週間で1,000万人増えている。しかも英国と南アフリカで変異種が公表されるなど感染拡大に終わりが見えない。
国別の感染者数で最も多いのが米国で1,900万人に迫っている。2番目はインドで1,000万人超、3番目はブラジルで、16日に700万人を超えた。4番目はロシアで約300万人、以下、フランス、英国、トルコ、イタリアが200万人超えで続いている。
世界の死者数は約175万人に上っている。わずか10日間ほどで10万人増えている。最多は米国の30万人超え。以下、ブラジル約19万人、インド約15万人、メキシコ約12万人、イタリアおよび英国が約7万人で続いている。

全世界の外国人の新規入国停止 12/28~1月末 コロナ変異種流行で

日本政府は12月26日、全世界からの外国人の新規入国を28日午前0時から2021年1月末まで停止すると発表した。新型コロナウイルス変異種が広がる英国と南アフリカからの新規入国はすでに止めており、その対象をすべての国・地域に広げる。
外国から帰国する日本人や、再入国する日本在留資格を持つ外国人には、ホテルや自宅などでの2週間の待機を求める。
経済活動への影響を避けるため、中国、韓国など11カ国・地域と合意した2国間のビジネス往来などの枠組みによる入国は引き続き認める。

特措法改正前倒し 時短要請「支援・罰則一体」で 菅首相表明

菅首相は12月25日、首相官邸で記者会見し、新型コロナウイルスに対応する特別措置法を当初想定より前倒しで改正する方針を表明した。都道府県からの早急な法改正要望を受けて、営業活動の短縮要請に協力する店舗への支援と、従わない事業者への罰則を一体で検討する。給付金と罰則のセットで、より実効的な措置が取れるようにする。

コロナ変異種の感染者を日本国内初確認 英国から帰国の5人

厚生労働省は12月25日、英国から航空機で入国した男女5人から感染力の強い新型コロナウイルス変異種が検出されたと発表した。変異種の確認は日本国内では初めて。関西国際空港で3人、羽田空港で2人、空港検疫で見つかった。
変異種は従来のウイルスより最大70%ほど感染しやすいとされているが、重症化リスクは変わらないという。

「喝采」「北酒場」など作詞・作曲の中村泰士さん 肝臓がんで死去

昭和を代表する楽曲を多く手がけ、昭和47年に発表された、ちあきなおみさんの「喝采」、昭和57年の細川たかしさんの「北酒場」など多くの歌謡曲を世に送り出した作詞・作曲家の中村泰士さんが12月20日、大阪市内の病院で肝臓がんのため亡くなったことが分かった。81歳だった。葬儀は親族のみで執り行ったという。
中村さんは奈良県出身で、美川鯛二という名前で歌手として活動した後、昭和43年に発表された佐川満男さんの「今は幸せかい」で作曲家デビュー。第ヒット曲、喝采、北酒場は日本レコード大賞を受賞した。