東京五輪・女子バスケットの米国との決勝戦が8月8日行われた。ベルギー、フランスを撃破し、世界の女子バスケット界に新風を吹き込んだ日本だが、米国の高さと手の長さが”カベ”となり75-90で敗れ、米国の7連覇を阻止できず、銀メダルに終わった。
しかし、密集戦では不利と判断し、スピードとフランス戦ほどの決定率はなかったが、果敢に3㌽シュートを狙い続けた日本ならではのプレーに、敗れはしたが清々しさが残る戦いだった。
ゴルフ女子 稲見萌寧が銀メダル 日本勢初の表彰台
東京五輪第16日の8月7日、ゴルフ女子で稲見萌寧が銀メダルを獲得した。2016年リオデジャネイロ五輪から競技に加わったゴルフでは日本勢初の表彰台。最終ラウンドを3位からスタートした稲見は通算16アンダーの2位で、ニュージーランドのリディア・コと並び、銀メダルをかけプレ-オフとなった。1ホール目で稲見がパー、コがパーパットを外して決着がついた。
金メダルは通算17アンダーの米国のネリー・コルダ。畑岡奈紗とフィリピン代表の笹生優花は通算10アンダー、9位タイだった。
男子4×100mリレー バトンつながらず途中棄権
東京五輪、最終盤の注目競技の一つ、4×100mリレーが8月6日、決勝が行われた。日本は1走の多田修平から2走の山県亮太へのバトンがつながらず、まさかの途中棄権で幕を閉じた。これにより、2大会3度目のメダル獲得はならず、2000年シドニー五輪から続けていた入賞もストップした。
男子サッカー メダルに届かず メキシコに敗れる
東京五輪・男子サッカーの3位決定戦が8月6日、メキシコとの間で行われた。試合はPKでメキシコに先行され、さらに追加点を許す今大会でこれまでになかった展開。そのせいか、予選で勝った相手に対し、チーム全体で粘る強く守り抜く、日本らしさに欠け1-3で敗れ、メダルに届かなかった。
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空手形 男子で喜友名が金 女子で清水が銀
東京五輪・新種目の空手形男子で喜友名諒(31)が金メダル、女子で清水希容(27)が銀メダルを獲得した。空手形は沖縄発祥の新競技で、迫力ある演武の出来栄えを競う採点種目。
向田真優が女子53㌔級で金 日本勢3階級目の金
東京五輪・レスリング53㌔級で向田真優が決勝で、中国のホウ・セイギョクを下し、金メダルに輝いた。レスルング女子では川井姉妹(57㌔級、62㌔級)に続き、今大会3階級目の制覇となった。
田中希実 1500m8位入賞の快挙 日本勢初 常識覆す
東京五輪・陸上競技1500m決勝で、田中希実が居並ぶ世界のトップランナーたちの中で疾走。準決勝に続いて2度目の3分台となる3分59秒95で走破し、今までの常識を覆した。その結果、日本人女子がこれまで出場したことがなかった1500mで、日本勢初の8位入賞を果たした。
日本女子バスケット初の決勝進出 歴史塗り替える
東京五輪・女子バスケットの準決勝が8月6日行われ、世界ランキング10位の日本が同5位のフランスを87-71で破った。ベルギーに86-85で競り勝った準々決勝の勢いそのままに、スピード感あふれる、溌溂としたプレイで歴史をまた塗り替えた。この結果、男女を通じバスケットで初のメダルを確定させた。8日の決勝で米国に挑む。
野中が銀,野口が銅 スポーツクライミング女子複合
東京五輪・新種目のスポーツクライミングは8月6日、女子複合が行われ、日本勢は野中生萌が銀メダル、野口啓代が銅メダルを獲得した。野口は、日本のスポーツクライミングをけん引してきたような存在だが、今大会を最後に引退を表明しており、有終の美を飾った。
女子マラソンで一山麻緒 17年ぶりの8位入賞
東京五輪・陸上は札幌市で8月7日、女子マラソンが猛烈な暑さを考慮し、競技開始時間を予定を1時間早めて行われた。日本の一山麻緒(24)が2時間30分13秒で8位に入賞した。日本勢の入賞は2004年アテネ五輪以来、17年ぶり。優勝はケニアのジェプチルチルで、タイムは2時間27分20秒。鈴木亜由子(29)は19位、前田穂南(25)は33位。