東京五輪女子1500m予選が8月2日行われ、日本記録保持者の田中希実が4分2秒33の日本新記録をマーク、3組4着で準決勝進出を決めた。日本勢初出場のこの種目で準決勝進出の快挙を成し遂げた。卜部蘭は4分7秒90と2組9着で予選通過は成らなかった。
日本男子バレー 29年ぶり8強 次の相手はブラジル
東京五輪バレーボール男子の日本は8月1日のイラン戦を3-2で制し、1次リーグA組で3勝2敗の3位となって1992年バルセロナ五輪以来、29年ぶりに準々決勝へ駒を進めた。3日に行われる準々決勝では、有力候補の一角で、リオ五輪からの連覇を目指すB組2位のブラジルと激突する。
萱和磨 あん馬で銅 体操日本勢3個目のメダル
東京五輪第10日の8月1日、体操男子種目別決勝のあん馬で、初出場の萱和磨(24)が銅メダルを獲得した。今大会の日本体操陣のメダルは男子団体総合の「銀」、男子個人総合の橋本大輝(19)の「金」に続いて3個目。
在宅で酸素吸入する「酸素濃縮装置」の需要増大
新型コロナウイルスに感染し自宅で療養する人が増えていることから、在宅で酸素吸入を行う「酸素濃縮装置」を確保する自治体が増えている。こうした状況を受け、同装置の製造会社は相次ぐ供給要請に応えるため、対応に追われている。
同装置は、周辺の空気を取り込んで酸素を濃縮し、患者が鼻や口からチューブで吸入するもの。医師の処方のもと、在宅で使用される。
コロナの”第4派”の際、大阪などで自宅で療養中に症状が急変、重症化し、入院できないまま亡くなるケースが相次いだことから、巡回医師が応急措置を施す一環の機器として需要が増大している。
一時帰国者のワクチン接種 成田と羽田で始まる
海外から一時帰国する邦人を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が8月1日、成田、羽田両空港の特設会場で始まった。希望者は外務省の専用ウェブサイトで予約が必要。9月上旬まで開設予定。
海外では、日本で承認されていないワクチンが使われているケースがあることや、接種が進んでいない発展途上国の居住者らの事情を考慮。また外務省の調査でも日本で接種を受けたいとの希望者が多数いたことを受けたもの。
全国知事会 夏休みの帰省など中止・延期呼び掛け
全国知事会は8月1日、夏休み期間中の都道府県をまたぐ規制などについて、中止や延期を呼び掛ける方針を決めた。また、国に対し、東京オリンピックで来日した海外の選手団の行動管理や、自宅での観戦の呼びかけなど、新型コロナの”第5派”を抑え込む感染対策を徹底するよう求める緊急提言をまとめた。
アーチェリー男子 古川高晴が銅 2大会ぶりメダル
東京五輪第9日の7月31日、アーチェリー男子個人で古川高晴(36)が、3位決定戦で台湾の選手に勝ち、銅メダルを獲得した。
古川は5大会連続出場で、2012年ロンドン五輪で銀メダルをを獲得して以来、2大会ぶりのメダル獲得となった。古川は26日に行われた男子団体で河田悠希、武藤弘樹とともに、この種目で初のメダルとなる銅メダルに輝いている。
柔道混合団体 仏に敗れ無念の銀メダルに終わる
東京五輪第9日の7月31日、柔道混合団体が行われ、日本はフランスに1勝4敗で敗れ、無念の銀メダルに終わった。柔道発祥国として至上命令だった男女混合団体の初代王者の座を、柔道大国フランスに奪われた。
柔道混合団体は、柔道の国際大会等では行われているが、五輪では今大会からの新種目。男女3人ずつ出場し、先に4勝した方が勝ちとなる。
男子サッカー 東京五輪で4強進出 PK戦でNZ下す
東京五輪男子サッカーの準々決勝が7月31日、日本とニュージーランドとの間で行われ、日本が2大会ぶりに4強進出を果たした。ただ、戦前思われたより、ニュージーランドは手ごわい相手だった。グループステージ(予選)を唯一の3戦全勝で突破した日本だが、90分でも、延長30分でもお互いゴールが奪えず、PK戦に持ち込まれた。その結果、GK谷の”神セーブ”で4-2でPK戦を制した。
陸上男子100m 山県ら日本勢は予選で全滅 高い壁
久方ぶりに決勝進出への期待で注目された男子100m予選が7月31日行われた。しかし9秒台の記録は出せても、世界とはいぜんとして高い壁があることをうかがわせた。9秒95の日本記録保持者の山県亮太はじめ、多田修平、小池裕貴の3人はいずれも各組上位3人とタイム順で上位3人に入れず、予選を突破できなかった。
1932年ロス五輪で6位となった吉岡隆徳氏以来の日本人ファイナリストは、今回も生まれなかった。