新型コロナウイルスに感染し自宅で療養する人が増えていることから、在宅で酸素吸入を行う「酸素濃縮装置」を確保する自治体が増えている。こうした状況を受け、同装置の製造会社は相次ぐ供給要請に応えるため、対応に追われている。
同装置は、周辺の空気を取り込んで酸素を濃縮し、患者が鼻や口からチューブで吸入するもの。医師の処方のもと、在宅で使用される。
コロナの”第4派”の際、大阪などで自宅で療養中に症状が急変、重症化し、入院できないまま亡くなるケースが相次いだことから、巡回医師が応急措置を施す一環の機器として需要が増大している。