日本漢字能力検定協会(京都市東山区)は12月13日、一年の世相を表す2021年の「今年の漢字」に「金」を選び、京都市東山区の清水寺で発表した。同協会によると、東京五輪で日本人選手が多数の「金」メダルを獲得したことや、大谷翔平選手が大リーグでMVPなど多数の栄誉に輝いたこと、将棋の藤井聡太さんが最年少四冠達成など各界で「金」字塔を打ち立てたことを挙げている。今年の漢字に「金」が選ばれたのは2000年、2012年、2016年に続き4回目。
今年の応募22万3,000通余りのうち、最も多かったのが「金」だったが、2番目に多かったのは「輪」で、「金」との票差は過去最も少ない118票だった。
競馬 香港カップ ラヴズオンリーユーV引退飾る 海外G1年3勝
競馬の香港国際競争は12月12日、シャティン競馬場で日本馬計12頭がG1・4レースに出走し、メインの香港カップ(2000m芝)で、同レースを最後に引退するラヴズオンリーユー(川田雅雅騎乗)が激しい競り合いを制し優勝、G1・4勝目を挙げた。これで同馬は、4月のクイーンエリザベス2世C(香港)、11月のブリダーズCフィリー&メアターフ(米国)に続き、日本馬で初めて海外G1で年間3勝を挙げた。
香港ヴァーズ(2400m芝)では、グロリーヴェイズ(モレイラ騎乗)が豪快に差し切り、2年ぶり2度目の優勝を果たした。香港スプリント(1200m芝)では、レシステンシアが2着に入った。ピクシーナイト(福永祐一騎乗)は4頭の落馬に巻き込まれ競争を中止。福永騎手は現地の病院に搬送され、左鎖骨骨折と診断された。ピクシーナイトも左前ひざの骨折が判明、右トモは捻挫した。香港マイル(1600m芝)では、4頭出走した日本馬はサリオスの3着が最高だった。