ベトナム国営メディアによると、5年に1度の共産党大会が2021年1月25日から2月2日まで首都ハノイで開かれる予定。党大会では最高指導者の党書記長をはじめとする向こう5年間の次期指導部を選出する。
党書記長として2期10年を終えようとしているグエン・フー・チョン書記長兼国家主席(76)の進退が焦点。
世界150カ国にパビリオンの設置呼び掛け 大阪・関西万博で
大阪・関西万博の運営主体、国際博覧会協会は12月25日、会場のデザインやイベントの運営方法をまとめた基本計画を発表した。1周2kmの環状メインストリートには屋根が取り付けられる。屋根の上は見晴らしの良い遊歩道になる。パビリオンは世界150の国に設置を呼び掛け、大阪府と大阪市が連携する「大阪館」のほか、国内企業の参加も見込んでいる。会場内の清掃や周辺を含めた物流などにロボットを活用する。このほか、会場となる夢洲を取り囲む海では、水上でのショーなど様々なイベントを開く。
世界 コロナ感染者8,000万人 2週間で1,000万人増 死者約175万人
米国ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、新型コロナウイルスの世界の累計感染者数が日本時間12月27日、遂に8,000万人に達した。約2週間で1,000万人増えている。しかも英国と南アフリカで変異種が公表されるなど感染拡大に終わりが見えない。
国別の感染者数で最も多いのが米国で1,900万人に迫っている。2番目はインドで1,000万人超、3番目はブラジルで、16日に700万人を超えた。4番目はロシアで約300万人、以下、フランス、英国、トルコ、イタリアが200万人超えで続いている。
世界の死者数は約175万人に上っている。わずか10日間ほどで10万人増えている。最多は米国の30万人超え。以下、ブラジル約19万人、インド約15万人、メキシコ約12万人、イタリアおよび英国が約7万人で続いている。
全世界の外国人の新規入国停止 12/28~1月末 コロナ変異種流行で
日本政府は12月26日、全世界からの外国人の新規入国を28日午前0時から2021年1月末まで停止すると発表した。新型コロナウイルス変異種が広がる英国と南アフリカからの新規入国はすでに止めており、その対象をすべての国・地域に広げる。
外国から帰国する日本人や、再入国する日本在留資格を持つ外国人には、ホテルや自宅などでの2週間の待機を求める。
経済活動への影響を避けるため、中国、韓国など11カ国・地域と合意した2国間のビジネス往来などの枠組みによる入国は引き続き認める。
特措法改正前倒し 時短要請「支援・罰則一体」で 菅首相表明
菅首相は12月25日、首相官邸で記者会見し、新型コロナウイルスに対応する特別措置法を当初想定より前倒しで改正する方針を表明した。都道府県からの早急な法改正要望を受けて、営業活動の短縮要請に協力する店舗への支援と、従わない事業者への罰則を一体で検討する。給付金と罰則のセットで、より実効的な措置が取れるようにする。
コロナ変異種の感染者を日本国内初確認 英国から帰国の5人
厚生労働省は12月25日、英国から航空機で入国した男女5人から感染力の強い新型コロナウイルス変異種が検出されたと発表した。変異種の確認は日本国内では初めて。関西国際空港で3人、羽田空港で2人、空港検疫で見つかった。
変異種は従来のウイルスより最大70%ほど感染しやすいとされているが、重症化リスクは変わらないという。
「喝采」「北酒場」など作詞・作曲の中村泰士さん 肝臓がんで死去
昭和を代表する楽曲を多く手がけ、昭和47年に発表された、ちあきなおみさんの「喝采」、昭和57年の細川たかしさんの「北酒場」など多くの歌謡曲を世に送り出した作詞・作曲家の中村泰士さんが12月20日、大阪市内の病院で肝臓がんのため亡くなったことが分かった。81歳だった。葬儀は親族のみで執り行ったという。
中村さんは奈良県出身で、美川鯛二という名前で歌手として活動した後、昭和43年に発表された佐川満男さんの「今は幸せかい」で作曲家デビュー。第ヒット曲、喝采、北酒場は日本レコード大賞を受賞した。
英・EU 通商協定で合意 関税ゼロ維持へ 日系企業も一様に好感
英国のジョンソン首相と欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は12月24日、新たな自由貿易協定(FTA)など将来関係を巡る交渉で合意したと表明した。これにより、英・EU間の関税がゼロでの貿易が維持される可能性が極めて高くなった。
2016年の英国のEU離脱を問う国民投票から約4年半を経て、英国とEUは通商協定に基づく新たな関係に入ることになった。
今月末の交渉期限切れを目前に控え、一時は物別れに終わる懸念も指摘されていた。その場合、英国に進出している数多くの日系企業も関税面で大きな影響を受けることになっただけに、今回の合意に安堵し、一様に好感している。
大阪を「国際金融都市」に 21年3月までに推進組織設置へ初会合
大阪府庁で12月23日、大阪を海外の金融機関や専門人材が集まる「国際金融都市」にするための準備組織の初会合が開かれ、2021年3月までに有識者も加え新たな組織を設置し、環境整備などを進めていく方針を確認した。会合には大阪府の吉村知事、大阪市の松井市長、関西経済連合会の松本会長らが出席した。
この中で、①大胆な規制緩和による革新的な都市を実現すること②アジアのデリバティブ取引市場をけん引する一大拠点の創設-などを目指すことを確認した。
タイの11月自動車生産11.9%増の17万台余と19カ月ぶりプラス
タイ工業連盟はこのほど、2020年11月の自動車生産台数が前年同月比11.9%増の17万2,455台と、19カ月ぶりにプラスに転じたと発表した。
全体の56.5%を占める国内販売が前年同月比18.6%増の9万7,441台、43.5%を占める輸出が4.3%増の7万5,014台だった。部門別では乗用車が9.1%増の6万6,296台、ピックアップトラックなどの商用車が13.7%増の10万6,159台だった。
1~11月の累計では前年同期比31.7%減の128万3,963台にとどまっている。うち、輸出が33.0%減の64万9,893台、国内向けが30.2%減の63万4,070台だった。部門別では乗用車が35.1%減の48万8,300台、商用車が29.4%減の79万5,663台となった。