インドネシア政府は7月4日、外国人が入国する際にPCR検査の陰性とワクチンを規定回数接種していることの証明を義務付ける方針を発表した。7月6日から適用する。このことは同国内にいる外国人が国際線に搭乗する際にも求めるため、駐在員らは本国への一時帰国もままならなくなった。
この突然の方針発表を受け、日本はじめ駐在各国の在インドネシア大使館や企業はいま対応に追われている。同国には6月にインド型(デルタ株)流入も加わってコロナの感染が再拡大し、医療体制がひっ迫するとの懸念から、一部企業が駐在員や家族を一時退避させ始めていた。