ジャカルタ暴動で7人死亡 インドネシア国家警察

インドネシア国家警察は5月23日、首都ジャカルタで敗北した大統領選の結果を受け入れず、抗議デモをしていた野党支持者の一部が21日以降起こした暴動で、計7人が死亡したと明らかにした。負傷者もおよそ200人に上っているもようだ。ジャカルタでは市内各地で道路が封鎖され、企業や商店が臨時休業に追い込まれ、市民生活に影響が出ている。

全国の消費税免税店 初の5万店突破 三大都市圏で3万店余

観光庁のまとめによると、4月1日現在の全国の消費税免税店は5万198店となり、初めて5万店を突破した。2018年10月1日現在の前回調査から半年間で5.8%(2757店)増えた。また、2018年4月1日現在のからの1年間では12.4%(5552店)増加した。免税店の地域別内訳では、三大都市圏で3万1157店、最大都市圏を除く地方で1万9041店となった。半年間で三大都市圏は6.2%、地方で5.2%、また1年間で三大都市圏は13.2%、地方で11.2%、それぞれ増加した。

4月訪日外客数0.9%増の292万7,000人、伸び鈍化

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、2019年4月の訪日外客数は前年同月比0.9%増の292万7,000人となり、前年同月を約3万人上回り、単月として過去最高を記録した。ただ、全体の伸びは鈍化した。また、1~4月累計で1,098万1,000人となり、1,000万人を超えた。4月の訪日外客数を市場別でみると、タイ、フィリピン、ベトナム、インド、カナダ、英国、フランス、イタリア、ロシアで単月として過去最高を記録したほか、中国、オーストラリア、米国、ドイツ、スペインで4月として過去最高を記録した。

「特定技能」試験 外食業の合格者347人、合格率75.4%

外国人人材受け入れ拡大に向けて創設された新たな在留資格「特定技能」の取得に必要な「外食業」の技能試験の合格者が5月21日発表され、347人が合格した。合格率は75.4%だった。外食業の技能試験は4月25~26日、東京と大阪で行われた。特定技能の受け入れ対象14業種で技能試験の合格発表は初めて。合格者は就職先探しや入管当局の審査を経て、早ければ6月中にも新資格を取得する見通し。特定技能の対象14業種のうち「宿泊業」の技能試験は国内7カ所で4月14日実施され、391人が受験した。「介護」は4月13~14日、フィリピンで試験が行われた。いずれも近く結果が発表される見通し。

インドネシア大統領にジョコ氏再選、野党候補は異議申し立て?

インドネシア選挙管理委員会は5月21日、4月に行われた大統領選の集計結果を発表し、現職のジョコ・ウィドド大統領(57)の再選が決まった。ジョコ氏の得票率は55.5%、一騎打ちとなった対立候補、元陸軍幹部の野党党首プラボウォ氏(67)の44.5%を11ポイント上回った。ただ、この結果にプラボウォ氏は「選挙に不正があった」として、結果を受け入れない意向を示しているという。異議申し立てがあれば、憲法裁判所が判断する6月まで確定はずれ込むとみられる。

京都大 がん免疫療法の研究拠点設置へ

京都大学が、同大特別教授でノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶佑さんをトップとして基礎研究から応用までを行う「がん免疫総合研究センター」を設置する方針を決めた。がん免疫療法の総合的な研究開発拠点ができれば、国内では初めてという。同大学は来年度、医学部に新たに同センターを設け、基礎研究から新薬の開発あ臨床での研究、さらに免疫療法を担う医師の育成も行うことにしている。

中国4月の小売消費16年ぶり低水準 米中摩擦長期化で

中国4月の小売消費16年ぶり低水準 米中摩擦長期化で

中国の国家統計局が発表した主要経済統計、小売店やインターネット通販などの売上高の合計である「社会消費品小売総額」が、およそ16年ぶりの低水準落ち込むなど軒並み低下した。
米中貿易摩擦による景気減速により、下振れが続いていた中国経済は1~3月期の国内総生産(GDP)の成長率が下げ止まり、底打ちの兆しが出ていた。ところが、今回の国家統計局のデータ発表により、先行き不透明感が再び強まった。
4月の社会消費品小売総額は前年同月比7.2%増にとどまり、伸び率は3月の8.7%から1.5ポイント低下した。米国トランプ政権はすでに5月10日から関税を上乗せするなど、一時見えたかに思われた交渉妥結の光明が消え、米中貿易摩擦の長期化は必至。こうした情勢の変化を受け、消費者心理が冷え込んだ影響が出たとみられる。

人手不足倒産1~4月119件で過去最多 前年上回るペース

人手不足倒産1~4月119件で過去最多 前年上回るペース

東京商工リサーチのまとめによると、日本の「人手不足」を要因とした企業倒産が2019年1~4月累計で前年同期比8.1%増の119件に達し、過去最多を記録した2018年を上回るハイペースで推移している。
4月の人手不足倒産26件の産業別内訳をみると、最多は「サービス業ほか」の11件(前年同月8件)、次いで建設業4件(同4件)、卸売業3件(同8件)、製造業2件(同5件)、情報通信業2件(同1件)、農・林・漁・鉱業1件(同ゼロ)、小売業1件(同3件)、不動産業1件(同ゼロ)、運輸業1件(同1件)。都道府県別では東京(同7件)、兵庫(同1件)がそれぞれ4件で最多だった。

日本 インドのICT製品の関税引き上げでWTOに協議要請

日本 インドのICT製品の関税引き上げでWTOに協議要請

日本政府は5月10日、インドのICT(情報通信技術)製品を対象とした関税引き上げについて、WTO(世界貿易機関)協定に基づく協議をインドに対し要請したと発表した。
インドは、メイク・イン・インディア政策推進のため、平成26年以降、ICT製品で6回にわたり関税引き上げを実施。その結果、日本はWTOでインドが約束している関税の上限を超え、GATT(関税および貿易に関する一般協定)に違反する可能性があると考えている。