OECD 20年世界成長率マイナス4.5%に上方修正 経済再開で

経済協力開発機構(OECD)は9月16日、2020年の世界の実質経済成長率がマイナス4.5%になるとの最新の見通しを発表した。中国や米国などで経済活動の再開が進んだことに伴い、6月に示した前回予想から1.5ポイント上方修正した。2021年は5.0%のプラス成長への回復を見込んでいるが、新型コロナウイルス感染症が再拡大した場合は「2~3%下振れする可能性がある」としている。
2020年の国・地域別予測をみると、中国のみがプラス1.8%で、以下、米国マイナス3.8%、日本マイナス5.8%、欧州マイナス7.9%などとなっている。