インフルエンザ感染者10週連続増 3週連続「注意報」基準超え

厚生労働省は11月6日、全国約5,000の定点医療機関に10月23〜29日に新たに報告されたインフルエンザの感染者数が計9万7,292人に上り、1医療機関当たり19.68人だったと発表した。これは前週比1.20倍。10週連続の増加で、3週連続で自治体の「注意報」の基準となっている10人を超えた。都道府県別では44道府県で前週に比べて増加している。
国立感染症研究所によると、全国の推計患者数は約67万4,000人。全国で休校や学級閉鎖などに至ったのは計4,706施設。

山本由伸の移籍先候補に8球団が争奪戦か メジャー公式サイト

メジャー公式サイトは11月5日、プロ野球オリックスが山本由伸投手(25)のポスティングシステムでの米大リーグ挑戦を容認したことを受け、「どこが契約を結ぶか」と題し、大きく取り上げた。そして、移籍先候補にヤンキース、ドジャース、メッツ、レッドソックス、カージナルス、ダイヤモンドバックス、タイガース、カブスの8球団を挙げている。

シンガポールのリー首相 24年までに副首相への禅譲を明言

長期政権でアジア有数の国際金融都市に育て上げたシンガポールのリ−−・シェンロン首相(71)は11月5日、2024年までに首相職を後継者のローレンス・ウォン副首相兼財務相(50)に譲る意向を明らかにした。リー氏は同日開かれた与党、人民行動党の党大会の演説で言明したもの。これにより、2025年に予定されている総選挙は、新首相を中心とする新たな布陣で臨むことになる。

沖縄で最小級の2つの新種イカ発見 体長最大12ミリ

沖縄科学技術大学院大学などの研究チームは、世界最小級のイカとして知られる「ヒメイカ」の新種2つを発見した。今回調査した個体の中で体長は最大でわずか12ミリと小さい。新種の学名はそれぞれ「イディオセピウス キジムナー(通称リュウキュウヒメイカ)」「コダマ ジュウジュツ(同ツノヒメイカ)」と名付けられた。2種とも夜間にしか活動せず、リュウキュウヒメイカは冬にしか姿を現さない。ツノヒメイカはサンゴ礁に生息するという。

UAゼンセン 「賃上げ6%」要求へ 2年連続で連合超え

流通、外食、繊維などの労働組合が加盟するUAゼンセンは11月6日、2024年の春季労使交渉で正社員とパートなどを合わせた全体の賃上げ目標を6%とする方向で調整に入った。連合が10月に発表した「5%以上」とする要求方針の水準を上回る。伸び率で連合を上回るのは2年連続。2023年の要求で「6%程度」としていた表現を明確にして、より強く賃金の改善を求めていく。
UAゼンセンは約2,200組合が加盟し、約185万人の組合員がいる国内最大の産業別労働組合。パートなどの短時間労働の組合員が6割を占める。

京都・南座 師走「吉例顔見世興行」 勘亭流の”まねき書き”公開

京都市東山区の劇場、南座で12月1〜24日にかけて行われる歌舞伎公園「吉例顔見世興行」の”まねき書き”の作業が11月6日、京都市内の妙伝寺で報道陣に公開された。これは11月末に南座前に飾り掲げられる出演俳優の名前を大看板に墨書するもの。長さ1.8m、幅約30cmのヒノキの看板に、太く丸みを帯びた書体「勘亭流(かんていりゅう)」で書き込む。隙間がないほど大入りになるようにーとの願いが込められている。顔見世興行の”まねき上げ”は、京都に師走の訪れを告げる風物詩として親しまれている。

11/5「世界津波の日」全国各地で避難・地域防災訓練

11月5日は国連が定める「世界津波の日」。全国で南海トラフ巨大地震を想定した避難訓練が行われた。また、同日は日本政府が「津波防災の日」と定めており、今年は関東大震災から100年目となる節目の年でもあり、地域の防災力を高める様々な避難経路や避難方法の確認などのシミュレーション・訓練が行われた。

オリックス 山本由伸投手のメジャー挑戦を承認 争奪戦の様相

オリックスは11月5日、パ・リーグ3連覇の原動力となった山本由伸投手(25)がポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦することを承認したと発表した。山本投手は2021年から3年続けて、リーグ最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、勝率第一位の投手の主要タイトル4冠と先発完投型の優秀投手に贈られる「沢村賞」を獲得。まさに類例のない実績を残している。日本球界を代表する剛腕にメジャーの相当数の球団による激しい争奪戦が予想される。

阪神 38年ぶりに2度目の日本一達成 関西対決制す MVPに近本

日本シリーズ第7戦が11月5日、オリックスの本拠地・京セラドーム大阪で行われ、阪神が7−1で関西対決を制し、38年ぶり2度目となる悲願の日本一を達成した。MVP(最高殊勲選手)には近本光司外野手(28)が選ばれ、賞金700万円を獲得した。近本はシリーズ14安打(打率4割8分3厘)、8得点を挙げ1番打者としてチームを牽引した。

22年の有給取得率62.1% 初の6割超え 義務化が追い風

厚生労働省がまとめた2023年の就労条件総合調査によると、2022年の労働者の年次有給休暇の取得率は62.1%となり、初めて6割を超えた。2019年の52.4%10ポイント近く上昇した。同年、労働基準法が改正され、年5日の有休取得が義務化されたことが追い風になった。有休取得率は2000年〜2010年代にはほぼ40%台で推移していた。ただ、これでも政府が目標としている「2025年までに70%以上」の取得にはまだ隔たりがある。
調査は労働者30人以上の企業6,421社を対象に実施し、有効回答率は58.7%。1人あたりの有給休暇の持ち分は平均17.6日で、実際の取得日数は10.9日だった。