北里大学・明治 乳酸菌が作るEPSのマウスノロウイルスの増殖抑制効果を確認 2019-12-05アジア-社会care 北里大学 北里生命科学研究所の片山和彦教授と明治(本社:東京都中央区)は12月2日、マウスノロウイルスに感染した免疫細胞に、乳酸菌OLL1073R-1株がつくる物質、菌体外多糖体「EPS」を与えて培養することで、培養液中のウイルスの増殖を抑制することを確認したと発表した。この研究成果を12月5日、第42回日本分子生物学会年会で発表する。
首里城復元までCGプロジェクション・マッピング検討 政府 2019-12-04アジア-社会care 日本政府は、先の火災で主要な建物が焼失した沖縄県の首里城の復元に向けた基本方針案を固めた。それによると、前回の平成4年に首里城を復元した際に作成した図面に基づいて原状復帰させることを原則としたえで、柱の正確な形状など前回以降明らかになった新たな知見も生かして復元するとしている。また、建物の景観を維持しつつ、スプリンクラーなどの消火設備を設置するなど、防災対策を講じるとしている。このほか、首里城が復元されるまでの観光振興策として、コンピューターグラフィックス(CG)の映像を巨大な建物の壁などに映し出す「プロジェクション・マッピング」で跡地に首里城の映像を映し出すことを検討することにしている。
9月の訪日宿泊者数 台湾が約87万人で2位 観光庁 2019-12-04アジア-社会care 日本の観光庁がまとめた宿泊旅行統計(速報値)によると、訪日台湾人の9月の宿泊者数は前年同月比8.7%増の延べ86万9,880人泊だった。これは中国の202万2,180人泊に次いで国・地域別で2位。全国47都道府県でみた国・地域別の外国人延べ宿泊者数の構成比では、台湾は東北6県、沖縄、九州、四国、北陸などの20県でトップシェアを占め、同じく20の都道府県でトップシェアだった中国と首位を分けた。 外国人の延べ宿泊者数は1.7%増の692万人泊。9月としては2007年の調査開始以来、最多だった。
今年の子どもの名前1位 男の子「蓮」、女の子「凛」 2019-12-03アジア-社会care 生命保険大手の明治安田生命の調べによると、今年生まれた子どもの名前で最も多かったのは、男の子が「蓮(れん)」、女の子は「凛(りん)」だった。次に多かったのは、男の子では太陽の「陽」に飛翔の「翔」を合わせて「はると」や「ひなと」などと読ませる名前と、「新」1字で「あらた」などと読ませる名前だった。女の子では太陽の「陽」と植物の「葵」を合わせて「ひまり」や「ひなた」などと読ませる名前と、植物の「杏」の1字で「あん」や「あんず」などと読ませる名前が続いた。
外国企業の日本への投資 初の30兆円突破,5年連続最高を更新 2019-11-30アジア-社会care 日本貿易振興機構(ジェトロ)は11月27日、外国企業による日本への投資が2018年に30兆7,000億円となり初めて30兆円を突破し、5年連続で過去最高を更新したと発表した。地方自治体が外国企業を積極的に誘致していることや、米国・中国の対立が続く中、主要国の中で比較的安定した日本に関心が高まっていることなどをこの要因として挙げている。投資上位をみると、米国が最も多く6兆5,000億円余り、次いでオランダが4兆6,000億円余り、フランスが3兆7,000億円余りなどとなっている。日本政府は2020年までに35兆円にする目標を掲げている。
関空路線バスに車椅子で乗車可能なエレベーター・リフト付き導入 2019-11-29アジア-社会, 介護care 関西の4バス会社は11月26日、車椅子のままでも乗車可能なバリアフリー対応車両の「エレベーター付きリムジンバス」「リフト付きリムジンバス」を、関西空港路線バスに初めて導入すると発表した。12月16日から運用開始する。 エレベーター付きリムジンバスを導入するのは関西空港交通(本社:大阪府泉佐野市)、大阪空港交通(本社:大阪府伊丹市)、阪神バス(本社:兵庫県尼崎市)の3社。奈良交通(本社:奈良市)がリフト付きリムジンバスを導入する。エレベーター付きリムジンバスは三菱ふそうバス・トラック製、リフト付きリムジンバスは日野自動車工業製。
18年も大気中のCO2濃度上昇、WMOが温暖化加速に警鐘 2019-11-28アジア-社会care 世界気象機関(WMO)は11月25日、2018年に大気中の二酸化炭素(CO2)の世界平均濃度が407.8ppmとなり、前年に続き観測史上最高を更新したと発表した。これは2017年と比べると2.3ppm高く、上昇率は過去10年の平均を上回り、地球温暖化が加速していることを示し、警鐘を鳴らした。
民主派が85%の議席獲得 香港区議選,中国政府との対立激化か 2019-11-28アジア-社会care 香港メディアなどによると、11月24日に行われた香港区議会議員選挙は、民主派が全議席452のうち85%の議席を獲得し圧勝した。これにより6月から始まった大規模デモへの支持の高さと、過剰な警察権力による弾圧、締め付けを強める中国政府への反感が浮き彫りになった。この結果、民主派の行政長官選挙の民主化などデモ参加者の要求は高まるが、中国政府は逆に反発を強める公算が大きい。したがって、事態は収束に向かうのではなく、今回示された民意が中国政府との対立構造を露わにし、混乱をさらに長期化させる可能性もある。
香港区議選で民主派圧勝、投票率は過去最高の71.2% 2019-11-25アジア-社会care 香港の複数メディアは11月24日に投票が行われた区議会議員選挙で、政府に批判的な立場の民主派が、政府寄りの親中派を大きく上回る、全体のおよそ7割を占める300を超える議席を獲得し圧勝したと伝えた。同選挙は、18の区議会の合わせて452の議席を選ぶもの。投票率は、過去最高だった前回を24ポイント余り上回る71.2%だった。これまでの香港区議会の勢力図は、民主派が約3割で、約7割が親中派だった。
リニア中央新幹線 中間の神奈川県相模原市で初の起工式 2019-11-25アジア-社会care 神奈川県相模原市で11月22日、リニア中央新幹線の東京と名古屋の間に設置される中間駅として初めての起工式が行われた。起工式にはJR東海や地元の自治体の関係者などが出席し、工事の安全を祈願した。 リニア中央新幹線は総事業費9兆円を超える「次世代の交通の大動脈」と位置付けられ、2027年に東京・品川と名古屋との間で先行開業する予定。品川-名古屋間には6つの駅が設置される予定。始発・終着駅となる東京・品川駅と名古屋駅では、今ある駅の地下ですでに工事が進められている。