GDP 2四半期連続プラス 7〜9月期年0.9%増 買いだめ消費増

内閣府がまとめた2024年7〜9月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.2%増、年率換算で0.9%増と、2四半期連続のプラス成長となった。プラスの要因は①前期に認証不正による落ち込みの反動で自動車販売が増えた②8月にあった南海トラフ地震臨時情報などで、パックご飯など食品や飲料の買いだめが起きたーーことなどが個人消費を押し上げた。ただ、企業の設備投資は伸び悩み0.2%減と2四半期ぶりにマイナスだった。

大学生内定率 微減の72.9% ”売り手市場”継続 文科・厚労省

文部科学、厚生労働両省のまとめによると、2025年春に卒業する大学生の就職内定率(10月1日現在)が72.9%で、前年同期より1.9ポイント下回ったと発表した。前年を下回るのは4年ぶり。ただ、「学生優位の”売り手市場”は続いており、複数の内定の中から就職先を決めかねている学生がいる影響ーとみている。
マイナビの調査では、10月中旬の内定保有率は前年同期比4.5ポイント増の90.5%に上った。内定保有数は平均2.7社だった。両省調査による10月1日現在の就職内定率は男子は71.5%、女子は74.5%。文理別では文系が72.8%、理系が73.1%だった。

侍J キューバ破り4連勝で2次ラウンド進出 プレミア12

野球の国際大会「プレミア12」は11月17日、台湾で1次ラウンドB組の2試合が行われた。日本代表「侍ジャパン」はキューバの猛追を受け、7回に同点に追いつかれたが、犠牲フライで決勝点をもぎ取りで7−6で破って4連勝を飾った。ただ、この試合で投手陣は最多失点を喫した。
この結果、日本は1次ラウンド1位となり、21日から東京ドームで行われる2次ラウンドへの進出を決めた。台湾も豪州に11−3で大勝し3勝1敗とし、1次ラウンドを突破した。

兵庫県知事に斎藤氏再選, SNS通じ支持広げる 前県政「評価」

斎藤元彦・前知事(47)の失職に伴う兵庫県知事選は11月17日投開票され、斎藤氏が同県尼崎市の前市町稲村和美氏(52)ら新人6人を破り、再選された。斎藤氏はパワハラなどの疑惑を内部告発された問題で県議会から全会一致で不信任決議を受け、まさに”四面楚歌”の状態で、孤軍奮闘の戦いだった。
だが、SNSを通じて「改革の継続」を訴え、支持を広げた。また、メディアが行った調査によると、斎藤県政の実績を評価するとの声が追い風になった。この結果、全会一致で不信任を突きつけた兵庫県議会と、有権者の「民意」は相対するものとなり、百条委員会はじめ、今後県議会のあり方や県職員を含めた双方の向き合い方や姿勢が問われる。

大谷翔平 受賞ラッシュ DHでMLBファーストチームに

米メジャーリーグ機構(MLB)は11月14日(日本時間15日)、ファン投票などで今季活躍した選手を選ぶ「オールMLBチーム」を発表し、ドジャースの大谷翔平選手(30)は指名打者(DH)部門でベストナインに相当する「ファーストチーム」に選出され、2年連続3度目の受賞となった。大谷選手は同日、最も活躍したDHに贈られる「エドガー・マルチネス賞」も4年連続4度目の受賞も果たした。

世界のサンゴ44%が絶滅危機 気候変動が原因 IUCN

各国政府や自然保護団体などでつくる国債自然保護連合(IUCN)は11月13日、世界のサンゴの44%にあたる約390種が絶滅の危機に直面していると発表した。サンゴは海水温の変化に敏感な生物で、危機は気候変動が原因になっているとして、温室効果ガスの排出量の大幅な削減を求めている。2008年に行われた前回の発表では、3分の1を絶滅危惧種としていたが、この16年で大幅に増えた。

侍ジャパン3連勝 台湾3−1で破る 2次ラウンド進出へ王手

野球の国際大会「プレミア12」は11月16日、台湾で1次ラウンドB組の3試合が行われ、日本代表「侍ジャパン」は台湾を3−1で退け、3連勝した。地元ファンが球場を埋め尽くす完全アウェーの台湾ドームで、先発・才木が5回2/3を無失点に抑える力投を見せ、日本が競り勝った。
韓国はドミニカに9−6で逆転勝ちし、キューバは豪州を4−3で破って初白星を挙げた。日本は17日のキューバ戦に勝てば、2次ラウンド進出が決まる。

南海トラフ海底観測網「N-net」11/21正午から本格運用

気象庁などは11月14日、南海トラフ地震に備えて試験運用中だった四国・九州沖の海底観測網「Nーnet(エヌネット)」について、21日正午から観測データの活用を始めると発表した。これまでは高知〜宮崎県沖は海底観測網がない”空白域”だった。本格的な運用開始により津波警報などの発表に生かされ、沖合で発生した津波の検知が最大20分早まるという。

非課税世帯に3万円支給で調整 電気・ガス補助1〜3月

政府・与党は、11月中に取りまとめる総合経済対策に盛り込む住民税非課税世帯への給付金について、1世帯あたり3万円を支給する方向で調整に入った。電気・ガス料金の負担軽減策は10月末で終了したが、2025年1〜3月に再実施することを健闘している。
政府は給付金について、物価高の影響が大きい低所得者世帯向けに支給する方針を示していた。3万円に加え、子育て世帯では子ども1人につき2万円を支給する案も出ている。

インドネシアに4−0で快勝 勝ち点13 W杯アジア最終予選

サッカーワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、日本はインドネシアとジャカルタで対戦し、4−0で快勝した。日本は大観衆がが詰めかけた会場のピッチ上で、アウェーの雰囲気に面食らうこともなく、雷鳴が鳴り響き、大粒の雨が降り注ぐ中、選手たちは落ち着いてプレーしていた。この結果、C組首位の日本は4勝1分けで勝ち点13とした。日本は19日、アウェーで中国と対戦する。