石油資源開発(本社:東京都千代田区、以下、JAPEX)、日揮ホールディングス(本社:横浜市西区)、川崎汽船(本社:東京都千代田区)、JFEスチール(本社:東京都千代田区)は6月19日、マレーシア国営エネルギー会社、Petroliam Nasional Berhad(以下、ペトロナス)と進めているマレーシアにおけるCCS(二酸化炭素の回収・貯留)に係る共同スタディと連携した、日本を起点とするCCSバリューチェーン構築を目指す共同検討を実施することで合意し、既述4社による覚書を締結したと発表した。
4社は今後、JFEスチールの日本国内の製鉄所で排出するCO2の分離・回収、およびマレーシアまでの液化CO2の海上輸送と受け入れまでのCCSバリューチェーン構築について、必要な設備やコストなどを含めた検討を行っていく。
NMC, Embraer合弁 将来は多様な電動航空機に駆動システム提供
出光興産 全固体電池の固体電解質の小型実証プラントの能力増強
ヤマトHDと日本郵政Gが初の本格的協業 ライバルがタッグ
ブラザー インド・ベンガルール市郊外に新工場 建設起工式
ブラザー工業(本社:名古屋市瑞穂区)はこのほど、インド南部カルナータカ州ベンガルール市郊外の日本企業専用工業団地(JITs:Japan Industrial Townships)の新工場建設予定値で起工式を開いた。新工場の敷地面積は3万2,100㎡。2024年12月からマシニングセンターSPEEDIOの生産開始を目指す。工場屋上に太陽光パネルを設置するほか、再生可能ネルギー活用ににより年間約600トンのCO2排出削減を目標としている。
ブラザー工業は2022年3月、アフターサービス、テクニカルサポート、マーケティングを手掛けるブラザーマシナリーインディアを設立。今回、これに生産機能を追加、新工場を建設する。
経産相 ラピダスに追加支援検討 千歳市の工場建設予定地を視察
JAL シェル・アビエーションと25年からSAF調達で契約
ニデック ブラジルEmbraerと空飛ぶクルマ部品事業で合弁
ニデック(本社:京都市南区、旧日本電産)は6月18日、米国子会社のニデックモータ(以下、NMC)がブラジル航空機メーカーのEmbraer S.A.(エンブラエル、以下、Embraer)と空飛ぶクルマの部品事業を手掛ける合弁会社を設立することで契約を締結したと発表した。
2025年大阪・関西万博を機に、大きな成長が期待される空飛ぶクルマの部品事業を収益の柱の一つに育てる。同合弁会社は6月19〜25日に開催される第54回パリ航空ショーで、空飛ぶクルマと呼ばれる電動垂直離着陸航空機(以下、eVTOL:イーブイトール)向けに製品およびサービスを提供し、Urban Air Mobility(以下、UAM)市場へ新規参入することを発表する。
なお、同新会社の電気駆動システムの最初の販売先はEmbraerの子会社、Eve Air Mobilityとなる。