ヤマザキマザック インドに海外6カ所目の新工場

ヤマザキマザック(本社:愛知県大口町)は1月19日、インド・マハラシュトラ州プネ県にインド工場(名称:YAMAZAKI MAZAK MACHINE TOOLS PRICVATE LIMITED)を建設、2023年3月より稼働開始すると発表した。日本で開発設計したインド国内工場向けの新型の立形マシニングセンタの生産を開始する。月産40台からスタートし、今後段階的に生産量を引き上げていく予定。
今回の工場新設により、同社の生産拠点は国内5カ所、海外6カ所の合計11カ所となる。

ソフトバンクR 配膳・運搬ロボの国内販売開始

ソフトバンクロボティクス(本社:東京都港区)は1月18日、ソフトバンクグループがグローバル・パートナーシップを結ぶGausium(通称:Gausium Robotics、本社:中国・上海市)の配膳・運搬ロボット「Delibery X1(デリバリーエックスワン)」の国内販売を、同日開始すると発表した。このロボットは、最大4段のトレーで、最大30kgの大容量の配膳・運搬が可能で、下膳頻度が高いホテルブッフェなどにおける業務効率化に貢献する。

日本バス協会 EVバス導入30年に1万台の目標公表

公益社団法人 日本バス協会は、2030年までに累計1万台のEV(電気自動車)バスを業界内で導入する目標を明らかにした。国土交通省ではEVバス導入支援の予算として、2023年度は2022年度の10倍以上にあたる100億円、約500台分を見込んでいる。
ただ、現時点でEVバス導入例は少ない。自動車検査登録情報協会によると、国内のEVバスは2022年3月末時点でわずか149台にとどまる。国内企業のEVバス生産参入は遅れており、現在は中国のBYD製が大半を占めるとみられる。公式にはわずかにスタートアップのEVモーターズ・ジャパン(所在地:福岡県北九州市)が、2023年末に国内で組立工場を稼働させる計画を公表している。このほか、トヨタ自動車などが参加する商用車の技術開発会社コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(CJPT)が2024年度に生産を開始すると発表している。

ホンダ・JAXA 月面探査車の電力供給Sを研究開発

ホンダは1月19日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との間で、月面探査車向けの電力供給システムの研究開発契約を締結したと発表した。2024年3月末までに初期段階の試作機をつくり、米国主導の有人月面調査「アルテミス計画」で2020年代後半以降の投入を目指す。ホンダ独自の水を電気分解する技術と燃料電池を組み合わせたシステムを開発し、提供する。同システムにより、太陽エネルギーと水から月面探査車で人が生活するための電気をつくることができるという。

パナソニックHD 介護支援「排泄センサー」開発提供

パナソニックホールディングスとパナソニックくらしアプライアンス社は1月19日、介護施設向け介護業務支援サービス「ライフレンズ」と連携可能な「排泄センサー」を新たに開発。3月よりライフレンズのオプションとして提供を開始すると発表した。排泄記録の自動化を通じて、さらなる見守り業務の負担軽減と、入居者のQOL向上を実現する。
今回開発した排泄センサーは、入居者のトイレの入退室時間や排泄状態を自動で検知してデータとして保存。ライフレンズと連携させることで排泄情報の一元管理が可能になり、介護職員の業務負担軽減と、より質の高いケアの提供につなげる。

富士通 台湾の中央気象局第六世代スパコンS構築

富士通(本社:東京都港区)は1月17日、台湾交通部中央気象局(所在地:台北市)の第六世代数値気象予報スーパーコンピュータシステムを構築したと発表した。同システムは2022年6月より稼働開始し、2023年12月に完成する。最終的なシステムの総理論演算性能は10ペタフロップスとなり、台湾で最も高速なスーパーコンピューターとなる予定。ペタは1,000兆(10の15乗)のことで、毎秒1,000兆回の浮動小数点演算ができることを表す。

キューピー 脱炭素へマレーシアで太陽光発電を開始

キューピー(本社:東京都渋谷区)は1月17日、グループのKEWPIE MALAYSIA SDN.BHD.(マレーシア)に、太陽光パネルを設置し2023年1月から発電を開始すると発表した。これにより年間約410トンのCO2排出量が削減できる見通し。
キューピーグループは海外事業所のタイ、ベトナム、中国でそれぞれ太陽光発電を開始しており、2023年は海外4事業所の合計で約2,800トンのCO2削減を見込んでいる。

スズキ インドネシアで四輪車生産累計300万台達成

スズキ(本社:静岡県浜松市)は1月17日、インドネシア子会社のスズキ・インドモービル・モーター(SIM)が四輪車生産で、2022年12月6日に累計300万台を達成したと発表した。16日にSIMのチカラン工場で記念式典を行った。
同国での生産開始は1976年で、300万台到達まで46年9カ月要した。インドネシアはスズキにとって主力のインド以外で、主要な海外生産拠点の一つ。

JFEエンジ シンガポールのエラストマー新設工事受注

JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は1月17日、100%子会社JFEプロジェクトワン(本社:千葉市、以下、JPO)と共同で、三井化学(本社:東京都港区)の100%子会社、MITSUI ELASTOMERS SINGAPORE PTE LTD(本社:シンガポール)より、シンガポール ジュロン島内の高機能エラストマー「タフマー(R)」プラント新設工事の設計・調達・建設(EPC)を受注したと発表した。同プラントは年間12万トンの製造能力を持ち、2024年度中の完工を予定。
JFEエンジニアリンググループは、今後も拡大が見込まれる東南アジアにおける化学プラント分野への対応を強化し、顧客ニーズに対応をするとともに、持続可能な社会の実現に貢献していく。

日本調剤とツクイ デイサービス顧客に服薬指導で連携

全国47都道府県で調剤薬局を展開するする日本調剤(本社:東京都千代田区)とツクイ(本社:横浜市)は1月18日、ツクイのデイサービスを利用する顧客に対し、2023年3月より日本調剤オンライン薬局サービス「NiCOMS(ニコムス)」を用いたオンライン服薬指導サービスを11カ所で提供開始すると発表した。随時提供事業所を増やしていく予定。
両社は2カ所のデイサービスと2カ所の薬局で2022年8月1日〜11月30日の4カ月間にわたる実証実験を実施。この結果を踏まえて①ケアマネジャー、家族が半日かけて関わっていたものが、予約のため待たずに対応できた②飲み忘れなどがあったこれまでの服薬状況の改善につなげられたーなどのメリットを確認し、このサービスを始めることになった。